猫を飼うときに覚悟することのひとつに、
『爪とぎをされて
家がボロボロになるかも』
という点がありますよね。
猫は普通、壁や家具で爪とぎをして
多くの飼い主を困らせるものです。
しかしなかには、
爪とぎをまったくしない猫もいます。
爪とぎで家を壊さずにいてくれるのは
とても楽で助かりますが、
爪とぎをしなくても
猫は大丈夫なのでしょうか?
今回は、
- 猫が爪とぎをしない理由
- 対策をすべきなのか
- 猫の爪とぎには本来どんな意味があるのか
について調べました。
『猫が爪とぎしてくれない・・・』
と心配な飼い主の皆さま、
ぜひご一読くださいませ。
猫がなぜか爪とぎをしない!考えられる理由は?
猫がなぜか爪とぎをしない場合、
どのような理由が
考えられるのでしょうか?
1.まだ子猫
1歳を過ぎる頃までは、
爪とぎをしない子猫が多いです。
2.爪が常に短い
まめに爪切りをしている場合、
爪がいつも短いため
爪とぎをする必要がありません。
3.爪が長すぎる
爪が長すぎて、
爪とぎしない猫もいます。
4.もともとの性格
爪とぎをしない性格の猫もいます。
5.ストレスフリー
爪とぎにはマーキングの意味もあり、
マーキングの必要性を感じないほどの
安心と充実を感じている猫は
爪とぎをしないこともあります。
だいたいこの5つの理由で、
爪とぎをしない猫が多いようです。
そもそも爪とぎは、
別にしてもしなくても
どちらでもよいものです。
特にまだ子猫の場合や
もともとおっとりした性格の猫の場合は、
’’猫自身が爪とぎを必要としていない’’
ということなので、
気にしなくて大丈夫です。
また、
今ストレスを感じていなくて
爪とぎをしていない猫の場合は、
飼育環境がとってもよいということです。
自信を持って、
今の環境を保ってあげてくださいね。
しかし、
爪が常に短い・長すぎるという理由で
爪とぎをしない猫の場合は、
ちょっと考えてあげる必要があります。
対策をするべきなのか、
放置しても大丈夫なのか、
見ていきましょう。
対策するべき?放置しても大丈夫?
爪が常に短いという理由で
爪とぎをしない猫の場合は、
特に対策は必要ありません。
むしろ爪とぎが必要ないくらいに、
飼い主さんがまめに
爪のお手入れをしてあげている証拠なので、
とてもすばらしいことです!
今のお手入れを続けてあげてください。
ただ、深爪には気を付けてくださいね。
猫の爪には血管と神経が通っているので、
あまり切りすぎると
出血や痛みの原因になります。
爪が長すぎるという理由で
爪とぎをしない猫の場合は、
対策が必要です。
爪が長すぎると、
巻き爪になって肉球を傷つけたり、
指が変形したりする危険があります。
またカーペットに爪がひっかかって
爪がはがれたり、
人間も強くひっかかれるなどの
ケガにつながります。
毎日1本ずつでいいので、
爪切りをしてあげましょう。
切る量も、ちょっとずつでかまいません。
爪がちょうどいい長さになれば、
爪とぎを楽しむようになると思いますよ。
爪切りのやり方や道具については、
’’猫の爪切りは人間用の道具でもできる!?その方法とコツは?’’
をご覧ください。
爪とぎをしている猫ちゃんの、
後ろ足をふんばって
一生懸命前足を動かしている姿、
すごく愛らしいですよね♡
そんなかわいい爪とぎ姿をとらえた
ステキな動画をご紹介します。
大好きな爪とぎを
別の猫ちゃんに取られちゃって、
でもそばでくつろぐ様子が
とてもかわいいですよ♪
猫の爪とぎには本来どんな意味があるの?
そもそも、
猫はなぜ爪とぎをするのでしょうか?
爪とぎには本来、
次のような意味があります。
●爪を鋭く保つ
爪の古くなって部分を削り、
常に強く鋭い爪を保っておく
●マーキング
足先の臭いをこすりつけて、
縄張りや存在を主張する
●ストレッチ
筋肉や腱を伸ばして
ストレッチ運動をする</span
室内飼いの猫は
マーキングをあまりしない子も多く、
ケンカもしないので
爪を鋭くしておく必要もありません。
そのため、
爪とぎをしない室内猫は
増えてきているそうです。
室内猫でも爪とぎをする子は、
- 猫本来の習性が残っている
- ストレッチ運動をしている
と考えられます。
まとめ
いかがでしたか?
猫が爪とぎをしない場合、
- まだ子猫
- 爪が常に短い
- 爪が長すぎる
- もともとの性格
- ストレスがない
という理由が考えられます。
爪とぎをしないからといって、
特に心配することはありませんし
対策も必要ありません。
ただし、
爪が長すぎるという理由の場合は、
爪切りをしてあげてくださいね。
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