コラム

ペットショップの売れ残り猫!販売できなくなったらどうなる?

ペットショップに行けば、
可愛い子猫や子犬たちが
ガラスケースの中で
無邪気に遊んでいますよね。

そんな光景を見たときには、
これから、ステキな家族と出会い
温かい家庭で過ごせるような
楽しいことばかりが待ち受けている・・・
と思うものですよね。

それがペットショップにいる子たちの
当然の進む道であって欲しいですが、
その影には出会いを果たせず“売れ残る”
という現状にあるペットたちが
いることを知っていますか?

その事実を知ったときに、
ふと、「売れ残った子たちは
どうなってしまうの?
という疑問を抱いてしまいます。

一説によれば、保健所へ連れられて
殺処分という末路を辿ると
ずーっと前に聞いたことがあります。

単なる都市伝説であれば良いのですが、
真実だとしたらあまりに酷いことです。

そこで、
今回は調べあげたことを濁すことなく
現実を伝えていきたいと思います



ペットショップで売れ残りの猫はどうなるの?

売れ残り猫8

それでは、さっそく本題である
売れ残りの猫ちゃんのその後について
集めた情報をいくつか
お話していきましょう。

猫が成長してしまい、
他の子猫よりも大きくなると
やはり買い手がつきにくくなる
傾向にあります。

このように、売れ残り状態に
なってしまった場合は
どのような対応をしているのでしょうか。

良心的なペットショップでの対応

まず、一般的なペットショップでは

  • 大幅に値引きをして販売
  • 知人や店員が引き取る
  • 譲渡会で里親を探す

などです。

売れ残りのペットたちには、
どうにかしてでも
幸せになって欲しいと言う想いもあり、
このような対応をとるのが
一般的でしょう。

値下げは、原価を割ることもあり
もちろん経営としてはマイナスになります。

しかし、それでも損失は減らせますし、
そこでペットを購入してもらうことで
今後のペット用品のリピート率は
増えると考えての策略なのです。

値下げをしてでも販売する方が
お店の利益にはなるということですね。

また、ペットショップも商売とは言え、
そこで勤務しいる人たちは
もちろん動物好きの人が多いでしょう。

お世話をしているうちに
愛着が湧いて・・・
なんてこともよく聞きますよ。

どんなに待っても、
その子に
良い出会いがなかった場合は、
店員や知人など
引き取ることもあるそうです。

店員や知人も数は限られてしまい、
売れ残りがある度に
引き取ることは出来ません。

それでも、
生き物を取り扱っている以上、
里親探しまでをやり遂げることは
当然と言えば当然のことかもしれません。

残念ながら、
ペットショップの裏事情については
私もよく分かりません。

しかし、
良心的なペットショップであれば
売れ残った子たちはどうなるの?
などの質問を投げかけた時に、
躊躇うことなく気持ちの良い返答
してくれるのではないでしょうか。

 



 

ここで、良いペットショップの
見分け方を紹介しましょう。

☑良質なペットショップの見分け方


動物取扱業者標識の掲示をしている

・臭いや汚れはなく清潔である

・店員が適格なアドバイスをしてくれる
(特に初めて飼育する人には重要です)

・生後45日以下の子犬・子猫がいない

・子猫が元気でいきいきとしている
(食事の時間に食欲はあるかを
 観察するのも見極めのポイントです)

・ストレスを軽減するために、
  子猫の陳列時間を制限している

・深夜営業をしていない

など、これらの条件は
よく見極めて欲しいと思います。

次の項目で説明することですが、
悪質ブリーダーパピーミルとも
繋がっている可能性もあるので、
そんな悪循環へと加担しないためにも
良質なペットショップを選びましょう。

きちんとペットの仕入れルートなども
説明してくれるのであれば安心ですね。

そして、店員の対応が親切であるほど
動物への愛情を感じられます。

売れ残り猫7


悪質なペットショップでの対応

動物愛護意識が高まる中、
2013年に動物保護法の一部が
改正されていました。

その内容とは、
“保健所が業者の売れ残り動物の受け入れを
拒否することができる”
と言うものでした。

2013年って、割りと最近なんですね。
それまではどうだったんだ・・・
とか思ってしまいますが、
いずれにせよ、その法律に乗っ取れば
安易に保健所に連れて行くことは
出来なくなったのでしょう。

しかし、その背景には
大量の動物遺棄事件などの問題にも
繋がっているのかもしれません。

そもそも、売れ残ったから保健所・・・
なんて考えてを持ってしまうなんて、
人間の心ではありません。

想像しただけでも怒り狂いそうですが、
ちょっと冷静になって、
これまでに起こっていたかもしれない
悪質なペットショップのパターン
お伝えしていきます。

  • 保健所に引き取ってもらう
  • 悪質なブリーダーやパピーミルに
    引き取ってもらう
  • 実験動物として、大学や獣医などに
    引き取ってもらう

などです。

保健所へは、出所を隠して
個人名で持ち込むこともあるそうです。
もちろん、1週間で引き取り手が
現れなければ殺処分が待っています。

また、メスの場合には
繁殖用としてブリーダーなどに
返還することもあるそうです。

そして、問題なのは
パピーミルや悪質ブリーダーと
繋がりを持っている場合に、
そこへ譲渡してしまうことでしょうか。

パピーミルとは


パピーミルとは、子犬工場の意味を持ち

金儲けだけを考える人間が
最低限のコストで、大量に子猫や子犬を
繁殖させる
悪徳な繁殖業者のことです。

利益だけを考えるあまり、
狭く、糞尿にまみれた折の中で
少ないエサを食べながら
“死なない程度に生かされている”
そんな過酷な状態にいるのです。

まるで、繁殖マシーンのように
扱われるのです・・・
現在でも、日本に2~3割ほどの
割合で存在すると言われています。

090827_1916~0001

この写真のように、
とても清潔とは言えない

窮屈な環境で生涯
過ごさなくてはならないのが、
パピーミルの恐ろしさです。

また、実験動物として業者や大学などに
引き渡す場合もあったそうです。

近年では、動物に代わるものを
実験に取り入れようと
働きかけているところが多くなりましたが、
今までに私たち人間の医療の進歩には、
実験動物という犠牲があったことは
否定出来ません。

しかし、そんな実験動物として
扱われるのを知っていて、
その場所に追いやるのは
やはり考えものです。

酷いところでは、
ペットショップ自らの手で
殺してしまうことも・・・

このようなやり方は、
一昔前(2000年頃まで)では
よくとり行われていたことかもしれません。

おそらく、現在では規制も厳しくなり
ほとんど減ってきていると思いますよ。

また、調べたところによると
“売れるまで責任を持つ”という
大手ペットショップでは、
必ずしも子猫だけが求められる訳ではない
と話してくれたそうです。

お客様のニーズによっては
3回のワクチンが終わっていて
あまり手のかからなくなる、
ちょっと大きくなった猫の方が
向いている場合もあるんだそうです。

そのため、売れ残ること自体
ほとんどないのかもしれません。

ペットショップで働く人たちにも、
様々な考え方があると思いますが、
誰もが
“この子たちには幸せになって欲しい
と願っているはずですよね。

とは言え、ペットショップの裏には
こんなにも深い闇があったのが驚きです。

それにしても、嘘のような情報も多くて
どこまでが真実なのかは
ハッキリ言って分かりません。

ペットショップに悪いイメージが
ついてしまうくらい、
変な噂が飛び交っていますから。

一番良いのは、直接ペットショップに
聞いてみることでしょうか。
やましいことがなければ、
包み隠さず教えてくれるでしょう。

もし、少しでも返答に困ったような
表情を見せた場合は
ちょっと怪しいかもです(;¬_¬)



~コラム~


現在では悪質なペットショップは

撲滅出来てるいるのでしょうか?

気になるところですが、
動物愛護においては日本はまだまだ
乏しい現状にいるのは事実です。

なぜなら、先進国では
ペットをガラスケースに入れて
販売すること自体が、ストレスを与える
虐待だと考えられています。

そのため、生体を販売するような
ペットショップはほとんどありません。

海外では、
ブリーダー保護施設などから、
パートナーを探すことが
一般的のようですね。

そして、悲しくも日本の目標でもある
犬猫の殺処分0”には
ほど遠いことが現状なのです・・・
 
わんちゃんといっしょの
記事から参照します。

現実から目を背けず、
改めて命の尊さについて

皆さんも考えてみませんか?

犬の殺処分!その理由は?ゼロにできる可能性はあるの?”へ移動する

犬の保護のボランティア活動がしたい!どんな活動をするの?”へ移動する

こちらの記事もおすすめです。
保健所が猫の駆除をしてくれない!野良猫と共存する方法とは?”へ移動する

 

販売できなくなる年齢や状態の目安は?

売れ残り猫3
ペットショップにいる子猫や子犬の、

最も売れる月齢は生後2ヶ月です。

やはり、小さい状態から育てたい
と思う人も多く、
赤ちゃんらしさがあるこの時期は
とっても可愛いですよね。

生後3、4ヶ月であれば
コンスタントに飼い手はつくので
あまり売れ残ることもないと思います。

しかし、生後6ヶ月を過ぎ、
ちょっと大きくなった子猫では
あまり売れなくなってしまうそうです。

確かに、生後6ヶ月となると
すでに物心はつき恐怖心なども芽生える
ちょっと難しい時期でもあります。

もちろん、性格上問題もなく
お利口さんな子もいます。

そこで、大幅な値下げをすれば
目に留まる人も多くなり、
縁があれば飼い手もつくでしょう。
十分、信頼関係は築ける月齢ですよ。

販売をするのに何歳までが目安かは
定かではありませんが、
最終的にはワクチン代くらいに
安売りをしているところもあるそうです。

また、病気が発覚した場合には、
残酷にも殺処分をしていた
時代もあったと言うのも目にしました。

現在ではどのような
対応をされているのか分かりません。

持病を告知の上で値下げ販売をするのか、
里親を探すのか・・・
これは想像ですが;

しかし、ペットショップにいる時よりも
飼い主の元へ行ってから
病気が発覚するケースが多いように思います。
よく、そのようなトラブルもあると聞きます。

やはり、母猫の健康状態や過ごす環境
子猫の健康にも影響していくのです。
子猫をペットショップで購入する場合は、
母猫の状態や環境も
確認しておくと良さそうですね。

 

 



 

 

売れ残り猫の里親になる方法は?

売れ残り猫6

ペットショップで売れ残ってしまった場合、
ボランティア団体などど連携して
譲渡会に出すこともあります。

または、そのままペットショップ内で
里親を募集するケースも
あるかもしれません。

譲渡会に出向くことで、
様々な事情を抱える猫ちゃんが
たくさんいることを知ると思います。

そして中には、
ペットショップでの売れ残りとして
出ていることもあるでしょう。

里親になると言うことは、
そのような猫ちゃんを
救済することにも繋がるのです。

ペットショップでたまに見かけますが、
大きく成長すると、ガラスケースから
別のゲージなどに移動していたりします。

周りの子がどんどん居なくなってしまうのに、
自分だけはいつまでもここにいる・・・
そんな状況に、猫ちゃんながら
何かしら察知しているに違いありません。

そんな光景を目にしたときには、
気になって仕方なく、結局買い取った
という飼い主さんも多いようですね。

ペットショップにいるだけ、
命は救われるのかもしれませんが
やはり可哀想な状況にいるのは確かです。

もし、私もそんな子に遭遇したら
“愛情の手を差し伸べたい”
そう思ってしまうことでしょう。

ペットショップの裏事情が
少し分かったところで、
もし子猫を迎え入れたい場合は
譲渡会なども視野に入れてみるのも
1つの手かもしれません!

団体にもよりますが、譲渡会では
保健所のように、引き渡しの条件は
そこまで厳しくありません。

保健所の場合、手離されたペットたちが
二度と不幸な目に遇わせないよう、
かなり厳しい審査の元、
譲渡を決めることもあるのです。

そのため、
保健所から引き取ろうと思ったのに
それが叶わず、諦めてペットショップで
購入すると言うケースもあるそうです。

なので、その前に
譲渡会へ行ってみることを
おすすめします!

もしかしたら、
ステキな出会いがあるかもしれません^^

重い話しも重なりましたが、
最後に、元売れ残り猫ちゃんが

幸せになったお話しを
動画でご覧下さい^^

 

まとめ

売れ残り猫10

ここでは、あえて良いこと悪いことも
調べたことを全てまとめてみました。

皆さんはどのように感じましたか?

身近にあるペットショップでは、
売れ残った子を目にしたことがないので
私自身、気にも留めていませんでしたが、
裏にはこんな事情もあるんだと
改めて気付かされました。

今回、いろいろ調べてみましたが、
そもそも売れ残らないように
努力しているペットショップが多く
最近では悪質な対応をするところは
ほとんどないと思われます。

しかし、ペットショップが良質であるかは
しっかりと見極めたいところですね。



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にゃんたんとあそぼ編集部
猫ちゃんと遊ぶのが大好きな20~30代の男女4人チームです。 猫を飼っている経験から、 猫の気持ちがわかり、 どうすれば楽しく猫と同居できるのか?を 皆さまにお伝えしたいと思っています。 猫の飼い方や、楽しい猫ちゃんとの生活に お役立て頂ける記事を書いています。


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