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猫の尿路結石を予防するには?おすすめのキャットフードはあるの?

猫は泌尿器系
特に腎不全や尿路結石になりやすいという話を
聞いたことのある飼い主さんは
多いのではないでしょうか?

私自身動物の医療関係の仕事を
した経験がありますが、

特に尿路結石は
尿道の細い男の子では重症化しやすく、
気を付けなければならない病気だと
言えるでしょう。

おそらくご存知の飼い主さんは多くても、
どうやって予防したら良いのか、
不安を抱えながら生活されていることが
多いのではないでしょうか?

実は猫の尿路結石は
食べているごはんやお水など
生活環境で発症しにくくして
予防することも可能なのです。

日頃の不安やモヤっとを解消すべく
ご紹介させていただきます。


猫の尿路結石の予防法3つ

猫の尿路結石を予防するにあたり、
予防方法として
良いと言われている方法が
主に3つあります。

  • 水分補給を積極的に行う
  • ご飯の回数を減らしてストルバイトを減らす
  • 消化のいい安全なキャットフードに切り替える

そもそも、猫の尿路結石とは
どのようにして起こるもの
なのでしょうか?

予防をするためには、
発症のメカニズムを
知っておくことは大切です。

尿路結石とは、
ごはんの質や膀胱の環境などで、

結石の前段階の状態の結晶と呼ばれる
成分の濃度が高まり、
それがさらに凝集することで
尿路結石となってしまいます。

尿路結石と呼ばれる石になると、
猫の尿道は細いために、
石が詰まってしまい、
尿が排泄できずに
尿毒症を起こしてしまうのです。

特に男の子が危険と言われている原因は、
猫の女の子と比較したときの
男の子の尿道の細さにあり、
より詰まりやすい環境が揃っているので
重症化しやすい傾向があります。

このメカニズムを念頭に置いて、
一般的に言われる良いという予防方法の
真偽も含め検証したいと思います。

1. 水分補給を積極的に行う

猫の尿路結石の予防に
水分補給をしっかりすることは
とても有効です。

なぜかというと結石という石になる前に、
結晶と呼ばれる砂状のものが
化学反応によって起こるのですが、

これを水分補給を良くして、
尿として排泄させてあげることで、
尿路結石を作ってしまい、
尿閉塞を起こすことを予防出来ます。

実はこの予防方法は猫の尿中に
結晶成分が検出されやすい子の療法食でも
利用されています。

療法食ではフードの味付けを濃いめにし、
喉を乾かせて、
水を飲ませることで尿量を増やして、
どんどん結晶が排出できるようにしているのです。

健康な猫でも療法食以外で、
水分補給をより多くさせることが
出来る方法があるのです。

水分補給をより多くさせる方法
  • 水を置く場所をいつもより増やす
  • ご飯をふやかして与える
  • ささみなどの肉でだしを取ったもののスープを与える

器やお水の温度など
条件を変えたものをいくつか用意し、
いつもの場所プラスアルファで置くと、
気に入ったものがあると
より多く摂取してもらえる可能性が高いです。

ごはんをふやかすと、
水分含量が増えるので、

お水を飲むことが苦手でも
ご飯を食べることで自然と
いつもよりもわずかではありますが
水分を多く摂取出来ます。

スープにするのも
おいしそうなにおいに誘われて
飲んでくれる可能性があります。

この時必ず猫用なので、
味付けはしないでくださいね。

それぞれの猫の性格によって
適した方法があると思うので、
色々試してみると良いかもしれません。

2. ご飯の回数を減らしてストルバイトを減らす

次のごはんの回数を減らして
ストルバイトを減らすという予防方法です。

こちらは半分正解といったところでしょうか。

ストルバイトとは、
別名リン酸アンモニウムマグネシウム
と呼ばれる猫の尿路結石の種類で、
おしっこがアルカリ性になった時に
作られるタイプの尿路結石です。

このストルバイトというタイプの尿路結石は
猫の中でも多く見られます。

予防方法ですが、この猫のストルバイトは
マグネシウムと呼ばれる成分を
多くとればとるほど、
尿路結石ができやすい環境が
体内にできている猫は、

尿路結石を作り、
大きくしてしまう可能性があるので、
その成分を抑えるという意味では
正解とも言えます。

しかし、回数を減らさなくても、
成分に気を付けることで
摂取するマグネシウムの量は減らせるので、
成分に気を付けてご飯をチョイスすれば
予防は可能です。

3. 消化のいい安全なキャットフードに切り替える

この予防方法も
猫の尿路結石の予防には有効です。

消化が良く、
その猫に合ったキャットフードというのは、
実は一見、尿路結石に関係ないようですが、
大きく関係しており、

消化器の状態も悪く全身状態も悪くなると、
膀胱の環境も悪くなり、
膀胱炎をよく起こしたりすることで
結石を作りやすい環境にも
変化しかねません。

そのためにも予防として、
より猫の体にとって健康でいられる
キャットフードを選んであげるというのは
とても大切なのです。

猫にとって安全なキャットフードというのは
定義が難しいですが、

猫がなりやすい尿路結石など
泌尿器系の病気まで把握して、
マグネシウムなど結石のもとに
なりやすい成分は控えられている
などの条件であれば

より安心できると言えるでしょう。


猫の尿路結石を予防するキャットフード

ではキャットフードを選ぶにあたり、
どんなところに気を付けて選んだら
よいのでしょうか?

たくさんの猫用のキャットフードがあり、
迷ってしまいますよね。

猫の尿路結石を防ぐのも
もちろん大きな目的ですが、

それ以上に安全なキャットフードか否かを
調べるために注意したいのは
以下のものになるのではないでしょうか。

  • 原材料
  • 添加物
  • なりやすい病気や健康への配慮

猫の尿路結石への配慮という意味では、
尿路結石になりやすい成分はもちろん、
膀胱や腎臓などに良い成分や原材料などを
使用しているキャットフードもあります。

成分や原材料などこだわっていて
良品質と言われるキャットフードを
いくつかピックアップしてみました。

1. カナガン

まずはカナガンと呼ばれるキャットフードです。

このキャットフードの注目すべき点は
以下の3つと言えるでしょう。

カナガンのここに注目!
  • 蛋白含有量の多さ
  • 添加物フリー
  • 尿路系に良いクランベリー配合

このキャットフードの良いところは、
まずグレインフリーと呼ばれる
穀物の使用をカットして
蛋白質の含有量を高めているところです。

猫は本来肉食の動物です。

肉食の動物は酸性に近いおしっこをしますが、
草食動物はアルカリ性に近い
おしっこをする性質があり、

ご飯に含まれるたんぱく質と野菜との割合が
ちょうど良いものでなければ、
おしっこはどちらかに傾き、
尿路結石を作りやすい環境を
作り出してしまうのです。

また、人間と違って
添加物の基準が異なるキャットフードにおいて、
人工添加物不使用というのはとても安心です。

クランベリーは泌尿器系の環境を整えるのに
良い成分が含まれているとされており、
そのクランベリーも含まれているので、
尿路結石になりやすい猫には
より良いキャットフードと言えるでしょう。

カナガンについて
もっと詳しい情報を知りたい方は
リンクページも参照してみてくださいね。

⇒カナガンについてもっと調べてみる

猫に与えてみた飼い主さんの口コミや
原材料へのこだわりなどが
よりわかると思います。

2. モグニャン

そしてこちらのモグニャンという
キャットフードもおすすめです。

さきほどおすすめしたカナガンという
キャットフードのスタッフさんが、
このモグニャンの開発にも携わっているそうで、

猫の飼い主さんあるあるの、
お悩みを解決できるよう
良いところがたくさんあるごはんです。

それだけでなく、
猫の健康管理にも大切な要素も多く含まれ、
尿路結石に対する予防にもつながります。

モグニャンのここに注目!
  • グレインフリーで蛋白含有量アップ
  • 高い嗜好性
  • ジッパー付きで風味を損なわない工夫あり

まずグレインフリーとは前述したように
穀物をカットして使用していない特徴です。

前述のように、猫は本来肉食なので、
タンパク質と植物との割合がちょうどよくないと、
尿の酸性・アルカリ性が乱れて
尿路結石ができやすくなってしまいます。

モグニャンはそうならないよう、
猫にとってちょうどいい割合での配合が
心がけられたキャットフードなのです。

また、こだわりが強い性質のため、
猫はすぐに食べなくなってしまったり、
新しくフードを変えると食べなかった
などというお困りの声をよく聞きます。

モグニャンは嗜好性が高く、
食い付きも良いと好評で、
猫の好きな魚の風味で、
こだわって作られているのです。

ジッパータイプがついているのも、
猫と飼い主さんへの配慮が見られ、

尿路結石と直接の関係ではありませんが、
脂の酸化したフードを食べていると、
下痢をしたり体調を崩す猫が多く、

ずっと体調が悪いままだと、
膀胱環境も悪くなり、
膀胱炎や尿路結石などを
起こすこともあります。

健康を損なわないよう、
せっかく良質のキャットフードは
質を保ちたいですね。

もっと詳しく知りたい方は
以下のリンクページも
参照してみてください。

⇒モグニャンについてもっと詳しく調べてみる

飼い主さんであれば魅力的な、
モグニャンのこだわりについて
知ることが出来るでしょう。

3. シンプリー

こちらのシンプリーも
前述の二つ同様、
猫の健康にとても気を配っている
キャットフードです。

シンプリーのここに注目!
  • 高い蛋白含有量
  • 有害な人工添加物フリー
  • 高い嗜好性

前述のように、猫は本来肉食で、
酸性に近い尿を排泄します。

尿路結石に大きく関係するのが
この尿の酸性・アルカリ性という性質なのですが、
この性質は食べ物に大きく影響を受けます。

本来肉食の猫が
草食の割合が多めの
キャットフードやご飯を食べると、
尿もアルカリになり、
尿路結石の原因となります。

逆に肉ばかりを食べていると
酸性に傾きすぎてしまい

また別の種類の尿路結石が
出来る原因となるので、
ちょうどいい割合で配合されていることが
とても大切です。

また人間の基準と異なる
猫のキャットフードでは添加物が有害なものが
添加されていることもあったりします。

有害な人工添加物が
含まれていないのは安心ですね。

そして、食い付きが悪い子が多い猫たちにも
楽しんでもらえるよう、
自然の素材でにおいを
より感じさせておいしそうに
感じさせる工夫がされています。

好き嫌いが多い子も、
試してみる価値は
あるのではないでしょうか。

シンプリーについて気になった方は
こちらの公式ページも
是非ご覧になってみてください。

⇒シンプリーについてもっと詳しい情報を調べる

きっとキャットフードを
選ぶのに迷われている方も、
ぐっと惹かれるポイントがあること
間違いなしです。

尿路結石になりやすい猫とは?

尿路結石になりやすいか否かは
前述のように猫の食生活や生活環境に
多く関係します

尿路結石になりやすい猫の条件としては

  • 水をあまり飲まない
  • 適切でないフードを食べている
  • 尿路結石の原因となる物質を多く摂取している

まず水を飲まないということに関してですが、
水を飲んで
尿路結石の原因となる結晶を
どんどん排出しないと、
尿路結石になってしまう傾向があります。

猫はあまり水を飲まない子が多いですが、
尿結晶が検出された場合、
他の猫よりも尿路結石に
なりやすい傾向があるということなので、

どんどん水を飲んで結晶を尿に出せるよう、
水の置き場所を増やすなど、
工夫をする必要があります。

また、適切でないフードというのは、
本来肉食の猫が食べるべき蛋白の
割合でない配合などであると、

尿路結石になりやすい膀胱内の環境や、
尿が結石を作りやすい環境に
してしまうのです。

これに近いですが、
カルシウムやマグネシウムなどは
尿路結石のもとになってしまいます。

ごはんだけでなく、
ミネラルが多く含まれているお水なども
原因になる可能性が高いので、
気を付けた方が良いですね

まとめ

このように、
尿路結石になりやすい条件がわかると、

どのような生活を猫にさせる必要があるのか、
どのようなキャットフードを
選んであげる必要があるのか
見えてきますね。

猫は尿路結石になりやすい動物で、
特に男の子を飼っている方は
重症化の恐れもあり不安も多いかと思いますが、

このように良質のご飯を
選んであげたりしていると、
少しは不安も軽減できるのではないでしょうか。

少しでも病気のリスクを抑えられるように
猫にとって良い生活習慣を
心掛けたいですね。


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