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猫のいびきがうるさい!原因と対処法は?

健康  

たまに聞こえてくる
猫のいびきはほほえましいですが、
いつも聞こえてきていると、
気になって仕方がないものに
なってしまいがちです。

うるさいなと感じるほどのいびきであると、
飼い主さんも隣で寝ていて
気になってしまいますよね。

そもそも、いびきの原因は
鼻や気管など呼吸器が
何らかの原因により狭まることにより
振動をして起こることになります。

その原因というのは、
もちろん病気でない可能性もありますが、
重大な病気の情報が
隠されていることもあるのです。

お家の猫のいびきがうるさいと
感じている飼い主さんも、
実はいびきがうるさいということは
猫の体が発する
SOSサインかもしれません。

うるさいいびきになってしまう
原因や対処法について、
ご紹介させていただきます。


猫のいびきがうるさい原因4つ

狭まり方の程度によって、
いびきの音は大きく低くなるものです。
うるさいと感じる猫のいびきは、
実は病気など何かの原因で、
鼻腔や気管が狭まっている可能性があります。

ではなぜ狭まるのでしょうか?

  • 肥満・運動不足
  • ウイルス性鼻気管炎
  • 猫風邪
  • 軟口蓋過長症

病気に限らず狭まる原因は
こちらの4つが主になり得ます。

原因がわかると対策も取りやすいですね。

では一つずつどのように
いびきの原因になるのか
ご紹介していきたいと思います。

1.肥満・運動不足

肥満や運動不足で
脂肪がつきすぎても
大きないびきの原因になります。

猫も人間と一緒で
肥満になり脂肪がついてくると、

ついた脂肪が気管などを圧迫し、
狭くすることにより、
大きないびきをかくことがあります。

軽度であれば死につながる可能性も低く、
致命的にはなりにくいですが、

肥満の程度が悪化し、
狭窄の程度もひどくなると、

呼吸困難や、
ひどいときには呼吸停止をしてしまい、
死に至る可能性もあるので、
気を付けたいところですね。

2.ウイルス性鼻気管炎

ヘルペスウイルスなどが原因で、
くしゃみや鼻水など鼻炎を起こす病気です。

鼻水自体はウイルス性なので
さらっとした透明なものが出ますが、
鼻炎で鼻の粘膜が腫れて
鼻腔が狭くなったりすることが原因で
いびきが起こる可能性があります。

猫にはよくある病気で、
若齢の子がよくこの状態に陥ります。

死に至るような
怖い病気ではありませんが、

鼻水や鼻炎の違和感が
猫にとって負担になるのと、

いびきにつながるということは
やはり呼吸のしづらさから
ゆっくりと眠れなかったり、
体力を落としてしまう可能性があるので、

発見したらきちんと受診をした方が
早く回復できるでしょう。


3.猫風邪

ウイルス性鼻気管炎も
このグループに含まれますが、
ウイルスや細菌などによって
鼻水、目やに、発熱等の症状を
見られる可能性もある病気です。

若齢で、免疫力の弱い猫であると
悪化しやすい可能性が高いことと、

一度治っても、体の中に潜伏して、
大人になっても抵抗力の落ちた時に
症状を見せることもあります。

細菌性の鼻気管炎の場合、
粘度のある黄緑っぽい鼻水が
鼻腔をふさぐため、
このようにいびきをかくことがあるのです。

悪化すると肺炎を起こし
ゼコゼコという雑音の混じった
いびきになるので要注意です。

4.軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)

あまり聞きなじみのない
病気かもしれませんね。

犬ではよくありますが、
猫ではスコティッシュフォールドなど
お顔の短い種類の子たちに起こる病気です。

軟口蓋と呼ばれる、
上あごの喉奥に近い部分の
ひだ状構造があるのですが、

その部分が過長してしまうことにより、
ひだの部分が気管に触れてしまうことで
いびきの原因となります。

こちらも症状には程度があり、
ひどくなると呼吸困難に陥り、
チアノーゼと呼ばれる酸素欠乏状態に
陥ってしまうことがあるので
気を付けなければなりません。

猫のいびきがうるさいときの対処法

猫のいびきが大きな音になってくると、
飼い主さんもうるさいと感じて、
寝る際に支障が出てしまうのも
もちろんですが、

うるさいと感じるほどの
低い音や大きい音は
気管や鼻腔をふさぐ程度が
ひどくなっているということなので、
何か対処が必要です。

望ましいと言われる対処法は
以下のとおりです。

  • 運動でストレス発散と肥満防止
  • 病気の場合は医師に見せる
  • 外科手術

一つずつご紹介したいと思います。


1.運動でストレス発散と肥満防止

肥満でいびきの起こる猫や、
軟口蓋過長を持つ猫に
必要な対処法になります。

運動不足などの原因により、
ついてしまった脂肪は気管を圧迫し、
より気道を狭くしてしまうことになります。

すでに猫の種類で、軟口蓋過長を持つ猫も、
気管は狭い構造をしているので、
より狭めてしまうことのないよう
肥満防止には注意する必要があります

2.病気の場合は医師に診せる

猫風邪などの病気がひどい場合、
軟口蓋過長の程度がひどい場合に
やはり必要な対処法と言えるでしょう。

炎症が起こっている場合、
投薬が必要なこともありますし、

鼻水が鼻腔に詰まることで
いびきの原因と
なってしまっているのであれば、

鼻腔洗浄や、ネブライザーなどで
薬液を粘膜に浸透させることも、
物理的な閉塞を解決できるのと

鼻が詰まっているので
苦しいという体の負担を
軽減させてあげることができて有効です。

いびきの原因がはっきりしない場合は
いびきの音などが原因を
解明するカギになっている可能性も高いので、

動画に撮って、診察時に見せると、
診察がよりスムーズかもしれません。

3.外科手術

特に軟口蓋過長の猫に有効な対処方法です。

いびきの原因となる、
気管に触れてしまっている
軟口蓋のひだの部分を
手術で切除する方法です。

根本治療になるので、
いびきの再発などは
防げるかもしれませんが、

特に軟口蓋過長が起きる種類の猫たちは、
麻酔をかけた際にも
呼吸が抑制されることによって

危険な状態に
陥ってしまうことになる可能性もあるので、
リスクも持ち合わせています

いびきやその呼吸器の
閉塞の程度などにより、
そのリスクを冒してまで
する必要があるものか、
獣医師の判断が必要となりますので、

かかりつけの先生と
よく相談して決められると良いと思います。

まとめ

猫のいびきは、
程度が悪化してくると、
呼吸がうまくできず
苦しいというサインの場合もあるので、

音やいびきの長さなど、
普段から注意深く聞いておくと、
いつもと違う際に、すぐに気づいて
動くことが出来るでしょう。

病気でなくても、肥満や運動不足などの
生活習慣におけるいびきは、
飼い主さんが少し気を付けてあげるだけで
すぐに解消できるかもしれません

うるさいな、音が大きいな、と感じられる場合は
まずはダイエットを開始してみても
良いかもしれませんね。

肥満を解消しても尚続くいびきの場合、
病気の場合もあり得ます。

こちらの記事もよろしければ
参考にしてみてくださいね。

⇒猫がいびきをかくのは病気の可能性が!判断する4つの項目

いびきの音を上手にキャッチして
健康管理をしていけたら良いですね。


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