ソマリの性格は愛情豊か！特徴や飼う時の注意点とは？

ふさふさとした長い被毛に大きな目がキュートな
ソマリ。

ゴージャスな外見から気品が高く気が強そうだと
思われがちなソマリですが、実は愛情豊かで
甘えん坊な性格なんですよ。

高級感のある外見なのに甘えん坊という魅力的な
ギャップを持っていることから近年、人気が
急上昇しています。

そんなソマリですが長毛種であるのにも関わらず
冬の寒さが苦手という特性があるのを
ご存知でしょうか？

ソマリは飼いやすいと言われていますが、
他の猫とは異なる注意点がいくつかあります。

今回はソマリの

についてご紹介します。

これを見ればあなたもソマリの虜になりますよ。

ソマリの性格は愛情豊か！

アビシニアンの長毛種として位置付けられている
ソマリですが、アビシニアンと同じように
飼いやすい性格なのでしょうか。

ここではソマリの性格を詳しくみて
いきましょう。

1.愛情豊かで甘えん坊

ソマリは甘えん坊で慣れると飼い主の後を
犬のようにずっと付いていきます。

猫は通常、構いすぎると嫌がることが多いの
ですが、ソマリは猫には珍しく構ってちゃん。

撫でてもらうことが大好きで、撫で足りないと
飼い主にお腹を見せてくる可愛い一面も
あります。

2.社交的で賢い

ソマリは人とのコミュニケーション能力が高く、
飼い主には犬のように懐いてくれます。

また、とても賢くしつけは他の猫よりも早く
覚えてくれます。

場の空気を読むのも得意で喧嘩の仲裁に
入ったり、他の猫を心配できる気遣いを
したりすることも。

そのため、多頭飼いする際もすぐに慣れて
くれます。

3.神経質で警戒心が強い

飼い主には甘えん坊なソマリですが、神経質な
一面もあり、飼い主以外の知らない人に対して
警戒心が強く人見知りをしやすい傾向が
あります。

また、大きな音や長い時間の留守番でも
ストレスを感じてしまいますので、注意が
必要です。

ソマリの特徴とは？

甘えん坊で賢く飼いやすい品種としても
人気のソマリ。

そんなソマリの特徴は以下のように
なっています。

ここではソマリの4つの特徴について
詳しく見ていきましょう。

1.鈴のような澄んだきれいな鳴き声

ソマリの鳴き声は特徴的で、鈴を転がしたような
鳴き声と言われています。

他の品種の猫も子猫の時は鈴のような鳴き声を
していますが、ソマリの場合は大人になっても
ずっとその声なのです。

そのため、集合住宅で飼う場合も迷惑になる
ことがないので、今まで騒音が気になって
飼うのを諦めていた人にもおすすめです。

2.一般的な猫よりもスモールサイズ

ソマリの平均体重はオスで3.0kg～5.0kg、
メスで2.5kg～4.0kgとなっています。

一般的な猫の平均体重がオスで4.5㎏～5.5㎏、
メスで3.5㎏～4.5㎏となっています。

ソマリは長毛種のため、身体が大きく見られがち
なのですが実は一般的な猫よりもスモールサイズ
な個体が多いのです。

ちなみに、スモールサイズでも寿命は一般的な
猫と同じなので心配することはありません。

3.寒さに弱い

ソマリは長毛種のため、寒さに強いと思われ
がちですが、実はその逆で寒さに弱い品種です。

それは、ソマリの祖であるアビシニアンの
原産国がアフリカであるからだと言われて
います。

また、ソマリはアビシニアンの突然変異で
生まれた長毛種を交配して生まれた品種でも
あるので、環境にはとてもデリケートな猫。

暑すぎる環境でも体調を崩してしまいます。

ソマリの適温は27℃～29℃くらいとなって
いますので、飼う際はこの室温をキープする
ようにしましょう。

4.寂しいとストレスを感じてしまう

ソマリは甘えん坊な性格ですがその反面、
寂しがり屋でもあります。

そのため1匹での留守番が苦手で、個体に
よってはこの1匹での留守番がストレスに
なってしまい、体調を崩してしまうことも。

ソマリが寂しがらないようおもちゃを
用意したり、帰ってきたら思いっきり甘え
させたりしてストレスを軽減するように
しましょう。

多頭飼いするとソマリが寂しがることが
ないのでおすすめです。

ソマリを飼う時の注意点

犬のように賢くて鳴き声も小さいため、
集合住宅でも飼いやすい品種であるソマリ
ですが、飼うときには以下のことを注意
してください。

ここでは、上記3つの注意点について詳しく
みていきます。

1.運動できる環境を用意する

長毛種のペルシャ猫やチンチラは運動が
苦手ですが、ソマリはアビシニアンの活発な
性格を継いで運動が大好き。

飼い主さんと遊ぶのが大好きな猫です。

定期的に飼い主さんがおもちゃなどで遊んで
コミュニケーションをとることも必要ですが、
留守番でも退屈しないよう、キャットタワー
など運動できる環境を整えてあげましょう。

ソマリが自由に動き回れるよう広いスペースを
用意してあげるとなお良いですね。

また、ソマリは運動不足になるとストレスが
溜まってしまい、体調を崩したり攻撃的に
なったりすることがあるので注意が必要です。

2.冬場は温かい環境を用意する

ソマリは長毛種なので冬場は温かそうに
思われがちですが、実は寒さに弱い猫。

冬場は寒さで体調を崩しやすいので、寝床に
毛布を敷いてあげたり、暖房などで温かい環境
を用意してあげましょう。

3.ピルビン酸キナーゼ欠損症に注意

ソマリは人間によって交配されて誕生した猫
なので、どうしても遺伝病に掛かりやすい性質を
もっています。

特に注意してもらいたいのが、
ピルビン酸キナーゼ欠損症でピルビン酸キナーゼ
という酵素が赤血球に存在せず赤血球の寿命が
短くなる病気。

この病気にかかると、貧血や運動不耐性
（運動したがらない）、重症化すると脾腫、
肝臓腫大の症状が表れます。

この病気は予防することができず、完治する
こともありません。

残念ながら、発症すると4年以内に亡くなって
しまうこともあります。

ですが早期発見し対症療法することで、寿命を
伸ばすことができますので定期的に検診を
受けるようにしましょう。

ソマリのおおよその値段は？

ペットショップによって値段は異なりますが、
ソマリのおおよその値段は20万～50万円と
なっています。

以前は専門のブリーダーでしか飼うことの
できなかった品種ですが、近年は人気が出てきた
ためペットショップでも購入できるように
なりました。

同じ長毛種のチンチラの値段が20～30万円
なので若干割高ですね。

ソマリを専門のブリーダーで購入する際は、
値段交渉によって若干安くなることも
ありますが、それでも値段は15万～40万円
になります。

年齢・性別・毛色によっても値段が違い、

であるとさらにソマリの値段は高くなります。

逆に成猫になると値段は安くなりますが、
しつけが難しくなったり飼い主に慣れるまでに
時間がかかったりします。

まとめ

人懐っこく穏やかな性格で鳴き声も小さいため、
初めての人でも飼いやすいと人気のソマリ。

飼いやすい品種ですが、

という飼う上での注意点もいくつかあります。

ソマリを家に迎える際はこれらの注意点も
事前に確認し、責任をもって飼うように
しましょう。