猫アレルギー食!効果的な食べ物・飲み物5選【完全版】
くしゃみ・鼻水・咳・皮膚炎などの
不快な猫アレルギーの症状にお悩みの方、
食べ物や飲み物には配慮していますか?
アレルギーに効果的な
「アレルギー食」は摂取していますか?
処方されているお薬を正しく服用することは
もちろん大切ですが、
食と健康は直結しているので、
改善できるところはアレルギー食を摂って
どんどん改善していきたいですよね。
今回は、食生活に取り入れるだけで
猫アレルギーの症状を抑えることが期待できる
食べ物・飲み物の「猫アレルギー食」を
5つご紹介したいと思います。
人それぞれ好みが分かれると思いますが、
1つでも取り入れ、症状の軽減を
目指してみてはいかがでしょうか?
この記事に書いてること♪
1レンコン
レンコンは猫アレルギー抑制作用を
備えている猫アレルギー食の1つで、
アレルギー症状を抑えてくれる
たくさんの成分が含まれています。
アレルギー体質の人は
体内で作られる抗体IgEが健康な人より
多く作られることがわかっています。
外部からの異物が体内に入ると
IgE抗体が過剰に反応し、
ヒスタミンという炎症物質が放出され
アレルギー症状が引き起こされます。
そこで、乱れた免疫機能を整えて
アレルギー症状を緩和させるためには、
IgE抗体の産生を抑えることが重要になります。
レンコンはIgE抗体の抑制作用に優れ、
同じ作用を持つこんにゃくやシソと比較しても
その効果は群を抜いているのです。
また、ビタミンCが豊富な食品として
レモンがありますが、なんとレンコンには
レモンに匹敵するビタミンCが含まれていて、
これは先ほど挙げた炎症物質・ヒスタミンの
放出を抑えてくれる働きがあります。
さらに、炎症を抑えるタンニンという成分も
含まれているため、
鼻水やくしゃみなどにも効果を発揮。
また、レンコンはポリフェノールという
抗酸化成分も豊富に含んでいます。
アレルギー疾患の発症には
活性酸素の過剰発生が関係していて
抗酸化成分はそれを食い止める働きがあるため
アレルギー疾患の改善に重要な役割を
果たすのです。
以上のことから、
レンコンはアレルギー症状を抑える
いくつもの成分を含んだ素晴らしい
猫アレルギー食だといえるでしょう。
猫アレルギーの人には是非とも
積極的に摂取を心がけてほしい食材です。
2.納豆
納豆も猫アレルギー食として
欠かせない食品です。
納豆に含まれる納豆菌が
アレルギー症状を抑えるためのサポート役を
担ってくれます。
アレルギーの症状改善には
腸内環境を整えることが大切です。
腸は「第二の脳」といわれるほど多くの
神経細胞と免疫系機能を持っています。
免疫機能の60%以上が
腸に集中していることを知っていましたか?
腸は単に消化吸収を行うだけの器官ではなく、
人体でもっとも強力な免疫機能を備え、
全身の免疫力を左右する場所なのです。
免疫系とは、体を外敵から守るシステムのこと。
この免疫系のバランスの崩れは
腸内環境が悪化することによって起こります。
腸の状態のよしあしは
腸内に住む善玉菌の多さで決まり、
善玉菌が多いと腸内環境が整います。
ですが逆に悪玉菌が多いと
有害物質や発ガン性物質が増えて
腸内環境が悪化してしまいます。
そして腸内環境が悪化すると
免疫機能に狂いが生じ、
アレルギー疾患が起きる原因に
なってしまうのです。
善玉菌、特に乳酸菌は
免疫細胞に作用して免疫力の暴走を食い止め、
私たちの体の免疫機能を
アレルギーの起こりにくいものを改善する
役割を持っています。
そして納豆に含まれる納豆菌は
なんと乳酸菌を10倍にも増殖させる効果を
持っているのです。
まさに納豆は縁の下の力持ち。
納豆を積極的に食べることによって
腸内の乳酸菌を増やし、
免疫機能を整えることで、
猫アレルギーの症状の抑制を目指しましょう。
3ヨーグルト、乳酸菌飲料
ヨーグルトや乳酸菌飲料も
猫アレルギーの症状を抑えるのに効果的です。
「納豆」の項目でもお伝えしたように、
腸内の善玉菌である乳酸菌を増やして
免疫機能を整えることによって
アレルギーは起こりにくくなります。
ヨーグルトや乳酸菌飲料には
乳酸菌が豊富に含まれているので
猫アレルギー食として毎日続けて
摂取することをおすすめします。
ただし即効性はなく、
アレルギー疾患の改善のためには
年単位での長期的な摂取が必要。
ヨーグルトはフルーツソースをかけたり
料理に使ったりとアレンジが効く食材なので
工夫次第で楽しんでおいしく
食べられるでしょう。
またサプリメントを日頃から摂取して
免疫力の強化をはかることもおすすめです。
自分にぴったりのサプリを
是非見つけてください。
4.キャベツ・ケール
キャベツとケールも
猫アレルギー食としておすすめしたい食材です。
キャベツに含まれるビタミンCは
「レンコン」の項でもお伝えしたように、
アレルギー症状を引き起こす際に
放出される炎症物質・ヒスタミンを
抑えてくれる働きがあります。
またキャベツの仲間で
野菜の王様ともいわれるケールは、
ポリフェノールの1種である
フラボノール配糖体と糖脂質という2つの成分が
アレルギー症状の抑制に役立ってくれます。
フラボノール配糖体には
アレルギーの症状であるくしゃみや鼻水などを
和らげる効果があり、
糖脂質には皮膚や粘膜細胞の炎症や
アレルギーによる過敏症状の発熱や発赤などを
鎮める効果が期待できます。
5緑茶
猫アレルギー食として毎日飲むことを
おすすめしたいのが緑茶です。
緑茶に含まれるカテキンとビタミンCが
アレルギー症状の抑制に効果を
発揮してくれます。
カテキンは抗酸化作用のある
ポリフェノールの1つで、
アレルギー症状を引き起こす炎症物質・
ヒスタミンの放出を抑える作用があります。
くしゃみや鼻水といった
アレルギー性の鼻炎の症状緩和が期待できます。
緑茶のほか、ウーロン茶や
甜茶(てんちゃ)などにも抗酸化物質が多く、
ヒスタミンを抑制する効果がみられるので
緑茶が苦手な人はこちらでもよいかと思います。
またビタミンCもカテキンと同様に、
ヒスタミンの放出を抑える作用があります。
1日3回の食事時、仕事中、
おやつタイムなど、
毎日こまめに飲みたいですね。
他の飲み物に比べて緑茶は
日頃から摂取しやすいので、
猫アレルギーの人は意識して緑茶を飲むことを
おすすめします。
猫アレルギー食が症状を抑える3つの理由
ご紹介した猫アレルギー食が
猫アレルギーの症状を抑えてくれるのには
3つの理由があります。
- 腸内環境を整えて免疫力を上げる
- ビタミンCがヒスタミンを抑える
- 抗酸化物質がヒスタミンを抑える
また猫アレルギーの対処法については
こちらの記事がおすすめ。
⇒猫アレルギーの対策とは!実際に効果があった5つの改善&対処法を紹介
実際に効果があった対処法なので
是非トライしてみてくださいね。
1.腸内環境を整えて免疫力を上げる
アレルギーと関係の深いのが腸の免疫機能。
腸の働きを正常にすることと、
アレルギー症状の改善には大きな関わりがあります。
人の体の免疫機能の
60%以上は腸に集中していて、
腸内環境のよしあしは
腸内に住む善玉菌の多さで決まります。
善玉菌とは、私たちの健康を保ってくれる菌、
そして悪玉菌とは体に悪い影響を
もたらす菌のこと。
腸内の善玉菌が多いと
腸内環境が整って免疫機能が整います。
そして逆に悪玉菌が多いと
免疫機能に狂いが生じ、
アレルギー疾患が起きる原因に
なってしまいます。
乳酸菌を摂ることによって善玉菌が増え、
腸内環境が整えられて免疫力が上がり、
その結果アレルギー症状が抑えられることに
つながるのです。
2.ビタミンCがヒスタミンを抑える
外部からの異物が体内に入ると、
IgEという抗体がマスト細胞と呼ばれる
細胞にくっつき、
そこにアレルゲンが結びつくと、
マスト細胞は炎症にかかわる化学物質・
ヒスタミンを放出。
このヒスタミンがかゆみや炎症などの
アレルギー症状を引き起こします。
ビタミンCはこのヒスタミンの放出を
抑える作用があるため、摂取することで
アレルギー症状を緩和させることができます。
ビタミンCは、多くの動物では
体内で作り出すことができますが、
私たち人間の体内では合成できない物質のため、
食事で体に取り入れる必要があります。
3.抗酸化物質がヒスタミンを抑える
抗酸化物質もまたビタミンCと同様に、
炎症物質・ヒスタミンを抑制する効果が
みられます。
アレルギー症状を抑えるには
アレルゲンの除去だけでなく
ヒスタミンの分泌を抑えることも
非常に重要となるため、
抗酸化物質が猫アレルギーの諸症状の緩和に
貢献するところは大きいといえるでしょう。
アレルギー食には即効性はないけれども持続して体質改善ができる
残念ながらアレルギー食は
お薬ではないので即効性は見込めません。
ですが長期間にわたって
継続して摂取することによって
少しずつゆっくりと体質を改善していくことが
できるでしょう。
例えばヨーグルトは最低1年以上続けて
食べることをおすすめします。
今回ご紹介した5つの猫アレルギー食
- レンコン
- 納豆
- ヨーグルト・乳酸菌飲料
- キャベツ・ケール
- 緑茶
これらはケールを除いてどれも日常的に
食事に取り入れることが可能な食材ばかりです。
意識的に食生活に取り込むことで、
猫アレルギー症状の改善に
つなげていきましょう。
偏らずいろいろな食品をバランスよく
取り入れた食事を1日3度、
規則正しく食べましょう。
またストレスを感じると
胃腸の働きが阻害されるので、
ストレスをためないことも大切です。
腸の免疫系バランスがとれ、
アレルギーを始めとした全身の病気を防ぐのに
役立ちます。
まとめ
猫アレルギーの症状を抑えることが
期待できる猫アレルギー食5つはこちらです。
- レンコン
- 納豆
- ヨーグルト・乳酸菌飲料
- キャベツ・ケール
- 緑茶
これらの食材は、
- 腸内環境を整えて免疫力を上げる
- ビタミンCがヒスタミンを抑える
- 抗酸化物質がヒスタミンを抑える
といった理由から、
猫アレルギーの症状の緩和が
期待できるでしょう。
ただしお薬ではないので即効性は見込めません。
毎日継続して摂取することで
少しずつゆっくりと体質を
改善していきましょう。
偏らずいろいろな食品をバランスよく
取り入れた食事を1日3度、
規則正しく食べてくださいね。
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