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猫アレルギーで咳がでる!放っておくと喘息になるって本当?

猫と接触することで引き起こされる
アレルギー反応が猫アレルギー。

くしゃみ・鼻水・目のかゆみ・湿疹などのほか、
特徴的なのが咳の症状です。

アレルギー反応を引き起こすアレルゲンとして
よく知られているものとして
スギ花粉がありますが、

猫や犬などのペットアレルゲンは
スギ花粉に比べて大きさが小さいのが特徴。

スギ花粉はその大きさから
鼻で捕捉されて肺に吸い込まれることは
ほとんどありませんが、

ペットアレルゲンは肺にまで吸い込まれ、
そのために咳の症状が引き起こされます。

この咳は放っておくと重症化し、
場合によっては命が危険にさらされることも
あるため、注意が必要です。

そこで今回は猫アレルギーによって
引き起こされる咳について
詳しく解説していきたいと思います。


猫アレルギーで咳がでる!放っておくとどうなるの?

猫アレルギーの症状で咳が出ている場合、
放置すると下記のような状態が
引き起こされることがあります。

  • 咳喘息になる
  • 重症化して肺炎になる

以下でそれぞれ詳しく説明します。

 

大人でも発症する咳喘息になる

猫アレルギーの症状として咳が出ている場合
放っていくと咳喘息になるおそれがあります。

咳喘息とは、慢性的に咳が続く気管支の病気で
一般的な喘息と同様
気道(空気の通る道)が狭くなり、

いろいろな刺激に対して過敏になって
炎症や咳の発作が起こります。

風邪のときに出るような咳が2週間以上続き
一度治まったと思ってもすぐに再発して
繰り返します。

咳喘息を放置していると
気管支喘息(喘鳴を伴った呼吸困難発作)へ
移行してしまうことがあるので
早めの治療が必要。

治療は吸入ステロイド薬がメインになります。

ステロイドはアレルギー疾患には
広く用いられるお薬で、
炎症を抑える作用が期待できます。

重症化すると肺炎になり命の危険も!

猫アレルギーによる咳が重症化すると
肺炎が引き起こされることもあります。

アレルゲンを避けるため入院し、
ステロイド薬を投与しての治療などを
行いますが、

症状が急速に進んで命の危険に至ることも
少なくありません。

また呼吸困難が改善しないことがあり
その場合は、酸素を供給する機器から吸入する
在宅酸素療法を行うこもがあります。

このような事態を招かぬよう
猫アレルギーによる咳は初期の段階で
治療を行うことが大切です。


猫アレルギーで咳がでる理由とは?

このように、猫アレルギーの症状として
咳が出ている場合は
決して放置せず早期に治療を行うことを
おすすめします。

ですが、そもそもなぜ
猫アレルギーで咳が出るのでしょうか?

その理由として考えられるのは下記の2つです。

  • アレルゲンを吸ってしまった
  • アレルゲンが体内に溜まった

以下でそれぞれ詳しくお伝えします。

ご自分の猫アレルギーの原因で
思い当たるものがないかを
チェックしながら読んでみてください。

目に見えないアレルゲンを知らないうちに吸ってしまった

猫や犬などのペットアレルギーを
引き起こす原因であるペットアレルゲンは

  • フケ
  • 唾液
  • 分泌物

などなど。

アレルギー反応を起こすのは、
猫に直接ふれあうことがもちろん原因として
大きいですが、

空気中に浮遊しているものを吸い込むことも
原因の1つです。

冒頭でも触れましたが、
猫や犬などのペットアレルゲンは
スギ花粉などに比べて小さくて軽いのが特徴。

そのため空気中へ舞い上がりやすく、
また体内に取り込まれやすいのです。

猫がその場にいなくとも
どこかから舞い込んだ猫アレルゲンを
うっかり吸い込んでしまう、
そんなことは充分考えられます。

猫と暮らしているうちにアレルゲンが体内に溜まり発症

また体内にアレルゲンが溜まって
猫アレルギーを発症し、
その結果咳が出る場合も考えられます。

猫と暮らしているうちに
アレルギーの原因物質・アレルゲンが
少しずつ体内に蓄積され、

その量が許容値を超えて猫アレルギーを
発症してしまうことがあるためです。

どの程度を超えると発症するかは
個人差が大きいとされていますが、
猫と暮らす人にとってこれは
悲劇としかいいようがありません。


咳が出るのは猫アレルギーだけではない!ハウスダストにも注意!

アレルギー症状として咳が出るのは
猫アレルゲンによる猫アレルギーのみではなく
ハウスダストも原因の1つです。

ハウスダストには

  • ダニの死骸・フン
  • 砂埃
  • カビ・細菌

などのアレルギー物質が多量に含まれます。

小さくて軽いため
空気中に舞い上がりやすいのが特徴で
体内に取り込むと、

  • くしゃみ
  • 鼻水

といったアレルギー症状があらわれます。

ハウスダストを肉眼で確認することは
できませんが、掃除を徹底して
アレルゲンを除去しましょう。

まとめ

猫アレルギーの症状で咳が出ている場合、
放置すると

  • 咳喘息
  • 肺炎

のリスクが高まるので
早期に治療することをおすすめします。

特に肺炎は命の危険もありえるので
注意が必要。

猫アレルギーは

  • アレルゲンを吸った
  • アレルゲンが体内に溜まった

などの原因で引き起こされ、
その結果咳などの症状がみられます。

またハウスダストによるアレルギー反応で
咳が出ることも。

その場合掃除を徹底することで
アレルゲンの除去を目指しましょう。

このほか、猫アレルギーになる原因について
詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

猫のアレルギーの原因とは!生まれつきの体質ってホント!?

予防法についても記載してあるので
是非参考にしてください。

また猫アレルギーの対処法については
こちらの記事がおすすめです。

猫アレルギーの対策とは!実際に効果があった5つの改善&対処法を紹介

実際に効果があった対処法なので
是非トライしてみてくださいね。


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舟坂 ちよみ

猫2匹と暮らすライターです。

日々ニャンズから幸せをもらっているので、
そのお返しができるよう勉強したくて愛玩動物飼養管理士になりました。

我が家のニャンズと触れ合うことはもちろん、
猫マンガや猫映画を楽しむことも大好きです!

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