猫の顔の腫れ!膿が溜まっている場合はどうするべき?
「あれ?なんか顔が腫れてる?」
昨日までは何ともなかったのに、
急に愛猫の顔が腫れてきたら
心配になってしまいますよね。
しかも膿が溜まっている場合には、
猫ちゃんの元気もなくなってきて
不安になると思います。
私も昔飼っていた愛猫の顔が腫れて
心配した覚えがあります。
猫の顔が腫れている原因は
いくつか挙げられますが、
膿が溜まっている場合には
早々に対処する必要があります。
今回は猫の顔が腫れて膿が溜まっている場合の
原因や対処法などをご紹介します。
この記事に書いてること♪
猫の顔が腫れて膿が溜まっている原因は何?
猫の顔が腫れて膿が溜まっている場合の原因は、
主に5つあります。
1. ニキビや虫刺され
ニキビや虫刺されからくる腫れは、
軽度ならばそのまま治ってしまう
場合もあります。
しかし虫刺されの場合は
その刺された場所から
炎症を起こす可能性もあります。
蜂にさされた場合、
アナフィラキシーショックを起こす
可能性もあります。
アナフィラキシーショックの場合は、
呼吸困難になったり意識を失ったりする
ので注意が必要です。
2. ケンカや事故などによる怪我
喧嘩によって怪我をすると、
その傷口をから細菌が入り
炎症をおこします。
その傷が化膿すると膿が溜まり
顔が腫れてきます。
傷口が明らかな場合は
傷口を清潔に保つ必要があります。
また、傷が見えなくても、
猫の爪の先が顔に刺さった場所から
炎症を起こす場合があります。
この場合、数日後に腫れてきたり、
熱を伴ったりするので注意が必要です。
また、喧嘩の場合には
感染症に感染してしまう場合もあります。
もしあなたの猫が自由に
家の中と外を行き来をしているならば
猫エイズや猫白血病などの予防接種は
必ず受けておきましょう。
交通事故にあった場合は、
さらに注意が必要です。
打撲や骨折でも腫れてきますし、
フラフラしている場合は
脳にダメージを受けている可能性もあります。
すぐに病院に行って診てもらう必要があります。
3. 歯周病
猫は食べ物をよく噛まないので、
もし缶づめなどを
毎日あげている場合は、
歯周病になりやすい傾向があります。
重度の歯周病では歯茎に膿がたまり
ひどい場合には頬や歯茎が自壊し、
穴があいて膿が出てきてしまいます。
痛みも伴ってごはんを
食べなくなったりするので、
すぐに病院に連れていく必要があります。
4. 腫瘍
腫瘍は比較的高齢の猫ちゃんに
多くみられますが、若い猫ちゃんでも
可能性がないわけではありません。
また、年齢にかかわらずできる腫瘍もあります。
口腔内や鼻腔内にも腫瘍ができることがあります。
良性か悪性かは腫瘍を取り除いて
検査するまでわかりませんが、
いずれも早めに病院を受診する必要があります。
5. 結膜炎や緑内障などの目の病気
結膜炎などの炎症でも目が腫れて炎症をおこし、
膿が溜まる場合もあります。
また、緑内障では眼球自体が大きくなる
こともあります。
緑内障は失明の可能性もあるので、
目の周りが腫れていると思ったら
すぐに獣医師に診てもらいましょう。
猫の顔が腫れて膿が溜まっている場合にできる応急処置とは?
もし顔に腫れを見つけて、
膿が溜まっているようならば、
できるだけ早く獣医さんに
診てもらう必要があります。
怪我をしているようならば、
傷口を水で濡らした
コットンなどで優しく拭いて
清潔に保つことで
化膿を防ぐことができます。
しかし膿がすでに溜まっている場合は
猫ちゃんが痛がる場合もあるので、
その場合は無理をせず、
すぐに獣医師に診てもらいましょう。
もし家にエリザベスカラーがある場合には
傷口を引っ掻いてしまわないように
病院に行くまでカラーをつけておきましょう。
猫の顔が腫れて膿が溜まっている場合の病気はどんな可能性がある?
もし病気で猫の顔が腫れてきているならば、
腫れている場所によってどんな病気か推測できます。
1.目の周りや瞼が腫れている場合
目の周りや瞼が腫れている場合、
その可能性としてあげられるのが以下の4つです。
結膜炎 | 目に異物が入ったり 感染症によって炎症をおこしている 状態です。 症状
|
角膜炎 | ヘルペスウィルスの感染や その他の何らかの刺激が原因で 角膜に炎症をおこしている状態です。激しい痛みを伴います。 症状
|
緑内障 |
房水という眼球の中を満たして ブドウ膜炎、眼球内腫瘍、 角膜炎や結膜炎を 症状
|
眼瞼炎 | 外傷など何らかの理由で まぶたに炎症を起っている状態です。結膜炎や角膜炎を 併発する場合もあります。 症状
|
2.頬が腫れている場合
頬が腫れている場合に疑われる病気は、
歯周病です。
膿が溜まってきている場合は
根尖膿瘍といい、
歯周病によって歯根が化膿し
歯茎の中や皮膚の下に膿が
溜まってしまうことによって
腫れてしまいます。
放置すると、皮膚に穴があいて
膿が出てきてしまうので
できるだけ早く病院に連れていく
ことが大切です。
治療は、抗生物質の投与と、
腫れている皮膚や歯茎を切り、
膿を出して洗浄が必要となります。
ほとんどの場合で
抜歯が必要となります。
3.顔全体が腫れている場合
顔全体が腫れている場合は、
腫瘍の可能性があります。
腫瘍は主に高齢の猫ちゃんに
多くみられます。
しかし、肥満細胞腫という腫瘍は
年齢に関係なく、どの猫にでも見られる
可能性があります。
腫瘍のある場所の毛が抜けたり
赤くなって痒みを伴ったりします。
大きさも変化するので、
様子を見る場合はその変化を
記録しておくと受診の時に役に立ちます。
猫の顔が腫れているけど痛がらない場合とは?
顔が腫れているが痛がらない場合は
炎症を起こし始めているけれど
まだ初期の場合で膿が溜まっていない
可能性が高いです。
この段階で抗生物質を投与すれば
場合によっては治ってしまう場合も多いので、
痛みがないようであっても早めに
獣医さんに連れていくことをお勧めします。
猫の顔が腫れている場合は病院へ連れて行くべき?
繰り返しになってしまいますが、
猫の顔が少しでも腫れている場合は、
すぐに病院に連れていくことで、
悪化を防ぐことができます。
膿が溜まってくると痛みで
ごはんを食べられなくなってしまったり
元気がなくなってしまったりもします。
皮膚が自壊して穴があいてしまうと
猫ちゃん自身は少し楽になる場合が多いですが
血と膿が垂れ流しとなって顔が真っ赤に染まってしまい
見ている方も辛いです。
膿が出てくると匂いもきついですし
お布団やカーペットなども血で汚れるので
掃除も大変になります。
早めに対処できれば、
抗生物質の注射1本で
完治してしまうこともあります。
怪我の場合も病気の場合も
早めに処置をすればするほど
愛猫にとっても飼い主にとっても
一番負担が少なく済みます。
異変に気づいたらできるだけはやく
病院へ連れていきましょう。
まとめ
以上が猫の顔が腫れて膿が溜まっている場合
についてでした。
顔が腫れる原因はいくつかありますが
膿が溜まっている場合は
多くの場合で痛みも伴います。
早く対処すれば抗生物質の投与のみ
で済む場合もありますが、
ほおっておくと皮膚に穴があいて
膿が出てきてしまいます。
猫ちゃんの異常に気づいたら
できるだけ早くに病院に連れて行って
あげることをお勧めします。
猫の顔が痙攣している時は、
脳や内臓の病気のサインかもしれません。
もしあなたの猫ちゃんの顔が痙攣していたら
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