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猫の喘息の症状!原因&5つの対処法とは?

病気  

普段犬などに比べて
あまり咳をすることがない猫。

そんな猫が急に咳をし出したり
苦しそうな呼吸をしていると
心配してしまいますよね。

軽い風邪かな?と思っていたのに
なんだか長引いている。

もしかしたらその咳は、
猫の喘息症状かもしれません。

猫にも喘息があることを
知らなかったという方も
多いのではないでしょうか?

猫も人間と同じように
喘息を発症するんです。

今回は
猫の喘息の症状と原因、
また5つの対処法について
ご紹介したいと思います。

喘息は
早期発見・早期治療が重要です。

飼い主が喘息の症状を理解し
早期発見をしてあげましょう。


猫の喘息の症状とは?

猫の喘息とは、
何らかの原因で気管支が突然収縮し、
発作的な呼吸困難や
咳を引き起こすものです。

一般的に猫の喘息と呼ばれるものに、
アレルギー性気管支炎や
気管支肺疾患、
慢性気管支炎などがあります。

多くの場合、
一時的に気管支が収縮しますが
30分ほどでもとの状態に戻ります。

発作的な咳を繰り返す
ということが特徴です。

また症状として

  • ぜーぜーと苦しそうな息(口呼吸)
  • くしゃみ
  • 嘔吐、またはそのしぐさ
  • チアノーゼ

がみられます。

チアノーゼが見られる場合は
命の危険もあります。

症状がみられた場合は
すぐに動物病院に連れて行き
適切な処置を受けるようにしましょう。

猫の喘息の原因は?

猫の喘息の症状について
説明しましたが、

そもそも猫の喘息の原因とは
何なのでしょうか?

  • アレルギー性
  • 非アレルギー性

について説明していきますね。

1.アレルギー性

猫の喘息で最も多いのが、
何らかのアレルギー物質に反応して
喘息症状が出る
アレルギー性気管支炎です。

考えられるアレルゲンとしては

  • ほこりや花粉
  • ダニやノミ
  • 芳香剤やお香
  • タバコの煙

などが挙げられます。

猫によって何にアレルギー反応を
起こしているかさまざまなので、
完全にアレルゲンを特定するのは
難しいでしょう。

しかしアレルゲンを極力避けてあげる
ことが予防になるので、
症状が起こった前後に、
猫が接触したものを細かくチェックする
ことが大切です。

2.非アレルギー性

アレルギー以外にも

  • 冷気や粉塵
  • 感染症(猫風邪)
  • ストレス・不安
  • 過度な運動

などの、非アレルゲンのものが
原因となる喘息もあります。

こちらも症状が起こった前後に
どのような環境だったのかで、
何が原因なのか知る必要があります。


猫の喘息の対処法5つ!

 

先ほども書きましたが、
猫によって何に喘息症状が
起こっているのかはさまざまです。

症状が起こった前後に
猫が何に接触したか、
またどんな環境だったのか
を把握することで、
原因を除去することができます。

次に主な対処法をご紹介します。

1.こまめな換気を行う

こまめな換気を行い、
猫の喘息の原因になる
アレルゲンを取り除きましょう。

空気がよく
清潔な環境で過ごすことが
とても大切です。

空気清浄機などあれば尚良いでしょう。

喘息症状がないどんな猫にも
共通することですね。

2.温かい部屋で過ごさせる

喘息症状のある猫は、
気温の変化や管理に
気をつけなくてはなりません。

急な温度変化は、
気管支の収縮に繋がります。

特に冬の寒い時期は、
暖かい部屋から外に出て
冷たい空気を吸わせないよう
気をつけましょう。

3.ストレス発散させる

ストレスは猫の喘息をさらに
悪化させてしまいます。

猫にとって
ストレスフリーにしてあげることで、
症状が治まってくるケースもあります。

たくさん運動ができるように
キャットタワーを置いたり、
おもちゃで遊んであげるのも
良いですね。

4.花粉などアレルギーの原因となるものを避ける

人間と同じように、
猫も花粉に対して
アレルギー反応を起こします。

この場合、花粉の季節には
仕方ないかもしれませんが、
喘息症状を悪化させないよう
気をつけましょう。

花粉やアレルゲンと接触を減らすため、
室内飼いを徹底したほうが良いでしょう。

5.病院へ連れていき治療をする

猫の喘息は、
早期発見・早期治療
がとても大切です。

ただの風邪とほうっておくと、
気管の炎症が悪化し、
最悪の場合死に至ることもあります。

咳などの気になる症状が
みられた場合は、
早めに動物病院を受診しましょう。

病院での治療法として

  • 気管支拡張剤
  • 抗炎症剤
  • ステロイド剤
  • ネブライザーでの吸入

などがあります。

まずは病院での治療で
喘息症状を和らげ、

次にアレルゲンの特定
をしていきましょう。

まとめ

猫の喘息の症状と原因と
5つの対処法について
ご紹介してきました。

喘息を患ってしまった猫、
とてもかわいそうですよね。

猫の喘息はアレルギーが
原因であることが多く、
残念ながら完治は難しい病気です。

しかし完治はできなくても
症状を和らげ、抑えることはできます。

喘息と上手く付き合っていく
ということが肝心なのです。

そのためには動物病院へ行き
適切な治療を受けることが大切です。

また普段から猫の様子に注意し、
わずかな変化に気がつけると
良いですね。


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ライター紹介 ライター一覧

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ももこ

自己紹介をご覧いただきありがとうございます。

動物大好きで猫4匹と犬2匹と賑やかに暮らしています♪
専門学校にて動物のことを学び、卒業後は動物看護士として働いていました♪動物看護士、ペットトリマー、ドックトレーナー、愛玩動物飼養管理士、ホリスティックケアカウンセラーの資格を持っております。

また時間があるときには里親ボランティアなどに参加しております。いま一緒に暮らしているわんちゃんねこちゃんは皆引き取った子達です♪
学んできたことや経験を生かし、皆様に良い記事をお届けできればと思います(^-^)宜しくお願い致します。ももこ

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