猫が老化で痩せる!理由と食欲を増進させる3つの方法を紹介
近年、猫も長生きをする時代になりました。
猫の11歳は人間でいうと60歳に相当し、
平均寿命といわれる15歳ともなると、
人間の年齢では76歳に相当します。
老猫になると食欲が落ち、体重が落ちて
しまう子も少なくありません。
最近痩せてきたのは歳をとったから
しょうがない。
そう思う方も少なくないでしょう。
しかし、痩せすぎてしまうことは
猫にとっても辛いことです。
老猫の体重減少を防ぐには、
少しでも食事を多く摂らせること
が重要です。
どうしたら食事をしっかり食べて
もらうことができるのでしょうか。
この記事では、老化で痩せる原因や
ご飯を食べてもらうコツをまとめました。
この記事に書いてること♪
猫が老化で痩せる3つの理由
「老化で痩せる」ということは、
具体的にどういったメカニズム
で起こるのでしょう。
歳をとると痩せてしまうのは
当たり前だと思うかもしれません。
しかし、痩せてしまうのには
何か必ず原因があるはずです。
ここでは、老化で
痩せる理由をまとめました。
1.猫の体内の消化・吸収率が弱くなっている
猫も歳をとるにつれ、胃腸の働きが
弱くなっていきます。
成猫と同じ餌を同じ量だけ
食べたとしても、吸収率が低ければ
栄養として蓄えられません。
また、消化をする力も弱くなるため、
下痢や嘔吐をしやすくなります。
与える食事の内容は、消化吸収に
優れたシニア用のキャットフード
がおすすめです。
2.筋肉が衰えている
歳をとると以前よりも動く量が減り、
寝ている時間もさらに増えていきます。
動く量が減ると、
お腹が空かなくなったり、
筋肉量が減ったりすることで
体重は減少していきます。
また、日中寝てばかりいると
昼夜逆転してしまう場合もあります。
老猫が夜中にニャアニャアうるさく
鳴くのは、認知症の場合もありますが
昼夜逆転の可能性も考えられます。
朝には寝ていても一度起こして
日光浴をさせ、脳に朝だと認識
させることや、日中一緒に遊ぶ
時間を設け、体を動かしてあげる
ことも大切です。
3.何らかの病気にかかっている
老猫になると、免疫力や抵抗力が
低下することで、病気にかかり
やすくなります。
老猫がかかりやすい病気は
以下の通りです。
- 心疾患
- 腎不全
- 糖尿病
- 腫瘍
- 骨関節炎
- 肝臓疾患
- 高血圧症
特に老猫は慢性腎不全や
悪性腫瘍(癌)にかかる子が
多い傾向にあります。
猫が老化でご飯を食べないときに試したい3つの対処法
老化により食欲が落ちた、
食事を食べなくなった、
そんな際には、どのような
対処法があるのでしょう。
ここでは、老猫の食欲が
落ちた際に試したい対処法
をまとめました。
1.猫の食事の量を少なめにし、回数を増やす
消化吸収の弱った老猫は、
1度の食事量で十分に栄養を吸収
することができない場合があります。
また、消化にも時間がかかるため、
消化不良で下痢や嘔吐の原因に
繋がる可能性もあります。
そのような場合には、
1日の食事量はそのままに、
1度に与える量を減らし、
かわりに回数を増やしてみる
方法がおすすめです。
1度に与える量を少なくすることで、
消化吸収をしやすくすることが
可能です。
2.キャットフードを切り替える
老猫には、高タンパクで
消化の良いフードを与える
必要があります。
シニア猫専用のキャットフードも
多く販売されています。
老猫におすすめな内容は以下の通りです。
- お肉を主原料に使用している
- 消化に悪い穀物や人工添加物の使用がない
- 関節ケアや腸内環境改善に良い成分が
含まれている - 4Dミートや副産物の使用がない
お肉は猫の健康にとって
欠かすことのできない
タンパク源です。
猫は肉の消化を得意としているため、
良質なお肉をふんだんに摂り入れた
フードがおすすめです。
ほかにも、消化不良やアレルギーの
原因になる穀物の使用のない
グレインフリーや、
無添加といった内容を
重視してキャットフードを選ぶと
良いでしょう。
老猫におすすめしたいキャットフードは、
モグニャンキャットフードです。
少量でもきちんと栄養を摂ることが
できるほか低脂肪、高タンパク、消化吸収に
優れた白身魚をふんだんに使用しています。
余分な材料である穀物や添加物の
使用はありません。
ドライフードであっても嗜好性
に優れ、獣医師も推薦している
キャットフードです。
3.病気にかかっている可能性もあるので病院に連れていく
ご飯を食べさせていても痩せていく
場合、何らの病気にかかっている
可能性もあります。
病気の場合は、いくら高栄養の食事を
与えても体重は増えず、減少傾向に
あります。
歳だからだと諦めるのではなく、
1度動物病院を受診しておくと安心です。
まとめ
老猫の体重減少には、
消化吸収をする力が
落ちていることや筋肉の衰え、
病気などが考えられます。
太り過ぎは禁物ですが、ガリガリに
痩せてしまうのもよくありません。
老猫にご飯をしっかり食べてもらうには、
消化吸収率を高めるために与える量を
調整したり、フード自体を
かえたりするなどの工夫が必要です。
愛猫が歳をとっても元気でいられるためには、
日頃からこまめに体重や食事量のチェックを
行うことが大切です。
猫の老衰について詳しく
知りたい方はこちらの記事が
おすすめです。
老病の最期が近い場合にはどのような
症状が出るのか、どんな状態が危ない
サインなのかなどが詳しく
紹介されています。
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