猫がペロペロするのは病気?口腔内のセルフチェックについても解説
猫が口をペロペロしている仕草には、
どのような理由があるのでしょう。
特にしょっちゅう口をペロペロ
していると、なにか病気なのでは
ないかと心配になってしまいます。
口をペロペロする仕草には、
放って置いてよいものと何らかの
処置が必要なものがあります。
放って置いても大丈夫なものと
処置が必要なものとでは、
どのような違いがあるのでしょう。
この記事では、猫が口をペロペロする
理由や口腔内のチェック項目などを
まとめました。
この記事に書いてること♪
猫がペロペロする3つの理由
猫が口の周りをペロペロする行動には、
どのような理由が考えられるのでしょう。
ここでは、猫がペロペロする
代表的な理由を3つ紹介します。
1.食後の口周りの掃除をしている
食事の後に口元をペロペロする
行動には、掃除の意味があります。
口元についた餌のにおいを
舐めとることで、綺麗にしていると
考えられています。
また、「食事に満足した」という
意味もあるようです。
この行動は綺麗好きな猫の
生理現象です。
特に心配する必要はありません。
2.転移行動をしている
転移行動とは、猫がストレスを感じた際、
ストレスから身を守るためにとる行動です。
転移行動は口元も舐めるほかにも
あくびをする、爪とぎをするなどの
行動をとることがあります。
叱られている時やケンカをした後
などに見られます。
叱られているのにあくびをしたり
口元をペロペロしたりされると、
飼い主さんとしては全く反省していないと
思うかもしれません。
しかし、ストレスに弱い猫は
場違いな行動をとることで、
気を紛らわそうとしているのです。
3.口腔内の病気にかかっている
口内炎や歯周病など、口の中に異常がある
場合にも口をペロペロする行動が見られます。
口の中の違和感や痛みにより、
口元をペロペロしている可能性が
考えられます。
猫の歯周病は3歳から多く見られる病気です。
口元をペロペロと舐め、口の中を
気にしているようであれば、
まずは口腔内を観察してみましょう。
自宅でできる4つの口腔内セルフチェック
3歳以上の猫の8割が歯周病を
持っているとされています。
猫の歯周病には歯周炎と
歯肉炎が挙げられます。
放って置くと食事が取れなくなったり、
歯を抜歯したりしなくてはなら
ないため、普段から歯周病の予防が
大切です。
ここでは、自宅でできる口腔内の
チェック方を紹介します。
1.歯茎の腫れをチェック
正常な猫の歯茎は、綺麗なピンク色
をしています。
しかし、歯周病によって炎症が
起きていると、歯茎の色は赤くなり
腫れあがります。
炎症がひどくなると痛みを伴うため、
口腔内を触られることを嫌がる
ことがあります。
2.歯垢・歯石がついていないかチェック
歯や歯茎に食べかすが付着し、
そのまま放って置くことで
歯垢や歯石がついてしまいます。
歯の付け根や歯茎の間など、食べかすが
溜まりやすい場所に歯垢や歯石の
付着がないか確認しましょう。
歯石が酷い場合には動物病院で
歯石除去を行う必要があります。
3.歯が抜けていないかチェック
歯周病がひどくなると、歯茎が
痩せて歯が抜けてしまいます。
猫は基本的に歯がなくても
食事をすることは可能です。
しかし、歯周病はほかにも痛みや
膿がたまる、ほかの病気の原因に
なるため、放って置くと危険です。
成猫の歯が抜け、歯茎にも異常が
見られる際には動物病院の受診を
おすすめします。
4.歯肉の色が白っぽくなっていないかチェック
猫の歯茎が白い時には、貧血が疑われます。
貧血の場合、下瞼の内側なども
白くなるため確認してみましょう。
また、貧血によっては口内炎に
なっていることもあります。
口腔内を合わせてチェックしてみましょう。
ほかにも、事故に合った、出血が多い際などに
起こるショック状態の際にも歯肉が白くなる
ことがあります。
猫が口をくちゃくちゃと鳴らしているのには、
どのような原因があるのか、詳しく知りたい
方はこちらの記事がおすすめです。
病院に連れて行くべきか、原因は何なのか
といった情報が詳しく掲載されています。
まとめ
猫が口をペロペロする原因は、食後の
掃除や転移行動、歯周病など口の中に
トラブルがある際に行います。
特に歯周病は3歳以上の猫の
ほとんどが発症しているとされています。
歯周病は進行すると歯が抜け落ちたり、
ほかの病気の原因に繋がる怖い病気です。
普段から口腔内の健康チェックをしたり、
歯磨きをするなどして衛生的に保つことが
必要です。
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