猫がくしゃみの時に出した鼻水に血が混じっている！原因は？

猫が頻繁にくしゃみをするようになって、
「風邪引いたかな？」と心配していたら、
猫の鼻水に血が混じっていた！

鼻血ではないから気にすることはないかなと
思うけど、やはり愛猫の体のこと。
原因が何なのか知っておきたいですよね。

そこで今回は、猫がくしゃみをしたときに
出た鼻水に血が混じる原因や対策について
ご紹介したいと思います。

 

 

猫がくしゃみの時に出した鼻水に血が混じっている！その原因は？

 

 

猫がくしゃみを頻繁にするようになったと
感じるようになった頃、くしゃみで出た
鼻水に血が混じっていることがあります。

では、さっそく原因や対策について
見ていきましょう。

鼻血とは違うの？

鼻水に血が混じっていると「鼻血？」と
驚いてしまいますが、鼻血と鼻水に血が
混じることでは全く別の原因があります。

鼻血は鼻の中に傷や異物ができることで、
鼻の粘膜が傷つけられて出血します。

一方、鼻水に血が混じる原因には、
副鼻腔炎という病気の可能性があるんです。

 

猫のいびきが気になったら、こちらの記事が
おすすめです！

「”猫がいびきをかくのは高齢だから？原因について調べてみた”へ移動する」

副鼻腔炎ってどんな病気？

副鼻腔炎はウイルスや細菌の感染が原因で、
鼻の奥にある副鼻腔（空洞部分）に炎症が
起きる病気です。

症状は、くしゃみや鼻水（血が混じる）、
鼻づまりによる口呼吸、元気がない、
食欲がないなどがあります。

症状が悪化すると鼻筋の辺りが腫れて、
熱を持つようになります。
さらに、膿が副鼻腔に溜まり蓄膿症になる
こともあるので注意が必要です。

副鼻腔炎の治療には、抗生物質の投与による
内科的治療と副鼻腔にチューブを入れて
副鼻腔内を洗浄する外科的治療があります。

予防するには定期的なワクチン接種を行い、
ウイルス感染の予防をすることが大切です。

 

インフルエンザが猫にうつるんじゃないかと
心配なったときは、こちらの記事を！

「”猫にもインフルエンザはうつる！？予防接種は出来るの？”へ移動する」

 

 

くしゃみと鼻水が出るのは風邪の症状？

 

 

猫がくしゃみや鼻水が出る症状の原因には、
副鼻腔炎以外にも花粉症や風邪があります。
では、一つずつ見ていきましょう。

花粉症や何かにアレルギー反応を起こしている可能性も？

猫にも”花粉症”があると知っていましたか？

そうなんです！猫にも花粉症があって、
人間と同じように、くしゃみや鼻水の
症状があるんですよ。

他にも目が腫れる、皮膚に炎症が起きたり、
皮膚に湿疹が出るなどのアレルギー反応が
現れます。

アレルギー反応が現れる花粉には、”スギ”や
”ヒノキ”そして秋に飛散する”ブタクサ”が
あるんですよ。

 

 

猫のフードについての記事なら、
こちらがおすすめです！

「”猫の餌の量と回数はどれくらいが適正？大きさや年齢別に紹介”へ移動する」

くしゃみや鼻水が出る病気にはどんなものがある？

ネコウイルス性鼻気管炎

 

 

通称”ネコ風邪”と呼ばれている「ネコ
ウイルス性鼻気管炎」は、ヘルペス
ウイルスが原因でくしゃみや鼻水、
発熱などの症状が起こる病気です。

通常は、2週間程で回復し、ワクチン
接種で予防することが可能な病気です。

カリシウイルス感染症

ネコウイルス性鼻気管炎の症状にプラスして
口内炎や舌炎の症状があるのが「カリシ
ウイルス感染症」です。

肺炎を併発すると死亡する可能性があり、
とても恐い病気なので注意しましょう。

 

 

 

ネコ白血病ウイルス感染症

「ネコ白血病ウイルス感染症」は、
”ネコの白血病”として有名な病気です。

初期症状には、くしゃみや鼻水、微熱などが
あり、白血病を発症すると免疫力が低下し、
様々な病気にかかりやすくなります。

さらに、現在の獣医療ではこの病気に
直接効果のある治療法はなく、症状を
和らげてあげることしかできません。

まとめ

いかがでしたか？
猫のくしゃみや鼻水の症状には、様々な
原因があることが分かりましたね。

鼻水に少量の血が混じるなどどんな些細な
ことでも気になったときは、すぐに
動物病院で診察を受けるようにしましょう！

病気の治療には、「早期発見・早期治療」が
最も大切なことです。