猫がまばたきをゆっくりするのは愛情表現?しないときは病気なの?
猫と目が合うたびに
ゆっくりと瞬きをしている…
そんな愛猫の仕草を見たことが
ある人もいると思いますが、
これって実はちゃんとした意味が
あることをご存じでしょうか?
私の猫もよくゆっくりと
まばたきをするのですが、
これは猫からの愛情表現なのです。
今回はそんな大切な意味が
込められているまばたきについて
ご紹介したいと思います。
病気の可能性があるまばたきに
ついても説明しているので
参考にしてみて下さい。
この記事に書いてること♪
猫がまばたきをゆっくりする意味は?
まばたきは人間にとっては
無意識にしている行動なので
猫がまばたきをしていても
特に気にしていなかった人も多いと思います。
しかし、猫がまばたきを
ゆっくりとする場合には
主に2つの意味があります。
1.相手に微笑みかけている
2.飼い主への愛情表現
早速、意味を確認していきましょう。
1.相手に微笑みかけている
ゆっくりとまばたきをする理由の一つとして
「微笑みかけている」という意味があります。
寝ている時に笑っているような
顔をしている猫ちゃんもいると思いますが
猫は人間のように笑ったりはしませんよね。
でも同じ意味をもつ行動として
ゆっくりとまばたきをすることがあります。
もし何気なく猫の方を見た時に
ゆっくりとまばたきをしたら
「あなたに微笑みかけている」
のかもしれません。
飼い主としたら
もうたまらなく嬉しいですね。
2.飼い主への愛情表現
もし猫がまばたきをしていない時でも、
こっちから愛猫を見て
ゆっくりとまばたきをすると
それに返すように
愛猫がゆっくりとまばたきを
してくれるかもしれません。
これは「私も大好きだよ」と
言ってくれている愛情表現です。
こんなアイコンタクトをするのは
愛猫がリラックスして
あなたを信頼している印です。
言葉は交わせなくても
こんなアイコンタクトで
意思疎通ができたら
とても嬉しいですね。
猫がまばたきをしないのは病気?
普段、猫がまばたきをしていなくても
それは病気ではありません。
猫はもともと頻繁に
まばたきをしない動物です。
個人差はありますが、
人間だと5秒に1回くらいは
まばたきをしますよね。
でも猫は、その状況にもよりますが
30秒に一回程度だと言われています。
猫はまばたきが少なくても目が乾きにくい
私たち人間がまばたきをしないと
目が乾いてきて辛いですよね。
でも猫は第三まぶたのおかげで
目が乾きにくい作りになっています。
この第三まぶたは
目を開いている時には見えませんが
瞼の下にあるもう一つの膜で
目を閉じたときに目を覆っています。
この第三まぶたのおかげで
目はしっかりと水分を保つことができます。
また、猫はもともと涙の量が多いので
この第三まぶたの機能も合わさることで
まばたきを頻繁にしなくても
目が乾きにくいのです。
相手に警戒しているときはまばたきが少なくなる
猫が警戒している時は
その相手から目を離さずにいるため
まばたきが少なくなります。
そのため、大好きな飼い主でも
まばたきなしでじっと見つめられると
敵意を持っていると感じるため
警戒してしまいます。
もし愛猫と目が合った時は
ゆっくりとまばたきをして
「大好きだよ」
と伝えてあげましょう。
また、これは野良猫や
初対面の猫にも使える方法で
「大丈夫だよ。
傷つけたりしないよ。安心してね」
と伝えることができます。
初対面では、まず猫から
まばたきが返ってくることは
滅多にありませんが、
猫もこのまばたきを見ると
少し警戒を解いてくれるかもしれません。
猫がこんなまばたきをしたら要注意!
ゆっくりとまばたきをするのは
「愛情表現」ですが、
やけにまばたきの回数が多かったり
片目だけまばたきをしていたら
それは病気のサインかもしれません。
下で詳しく説明していきますが、
多くの場合で涙が出ているなどの
他の症状も見られるため、
異常があると思われたら
早めに病院へ連れていきましょう。
1.まばたきの回数が多い
まばたきの回数が多い場合、
考えられる病気は主に以下の3つです。
まばたきが多い時に考えられる病気
- 眼瞼内反症
- 角膜炎
- 結膜炎
眼瞼内反症
眼瞼内反症とは、
まぶたが内側に反り返ってしまう病気です。
眼瞼内反症になるとまつげや毛が
常に目に触れているため
- まばたきが多くなる
- 涙が増える
- 光をまぶしがる
などの症状が出ます。
眼瞼内反症が原因で
角膜炎や結膜炎などを
引き起こすことも多く
その場合はかゆみや痛みを伴うために
目をよく擦るようになります。
目を頻繁に擦ると傷つけてしまうため
さらに症状が悪化して
感染症を起こしてしまう場合もあります。
痛みがひどい時には
まぶたが痙攣することもあり
膿のような目やにを出すこともあります。
眼瞼内反症の治療は
手術でまぶたの形を治すことになります。
もしまばたきが多くなったり
よく目を擦っているなどの症状が現れた場合は
他の病気を引き起こす前に
早めに病院に連れて行ってみてもらいましょう。
角膜炎
角膜炎は目の表面の
透明な膜である角膜に
炎症が起こる病気です。
多くの場合は目を擦ったり
喧嘩をしたことによって
目を傷つけてしまうことによって起こります。
- まばたきが多くなる
- 目を頻繁に擦る
- 涙が多くなる
- 目をまぶしそうに細める
などの症状が出ます。
治療は主に抗生剤などの
点眼剤による治療になりますが
症状が悪化した場合には
手術が必要になる場合もあります。
結膜炎
結膜炎は人間でもかかりやすい病気ですが
まぶたの裏にある結膜という膜が
炎症を起こす病気です。
異物の混入や、感染症、アレルギーなどが
原因によって起こります。
痒みや痛みを伴うため
- まばたきが多くなる
- 目を擦る
- 目が腫れる
- 充血する
などの症状が現れます。
治療は症状に合わせて
抗ウイルス剤や抗炎症剤の点眼剤や
インターフェロンによる治療が行われます。
結膜炎についてはこちらの記事で
もっと詳しく説明しています。
2.片目だけまばたきをする
片目だけまばたきをする場合
その目に異物が入っていたり
傷ができている場合があります。
放置しておくと結膜炎や角膜炎を
おこす場合があるので
早めに病院で診てもらう必要があります。
まとめ
以上が猫のまばたきについてでした。
ゆっくりとまばたきをする場合は
飼い主への愛情表現です。
しかし、もしまばたきの回数が多い場合は
病気の可能性もあるので、病院で早めに
診てもらう必要があります。
こちらの記事では猫がしっぽを振る時の
気持ちについて詳しく説明しています。
愛猫の気持ちをもっと理解するために
ぜひ参考にしてみて下さいね。
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