猫の発情期の期間!鳴き声に効果的な5つの対策法を紹介
野良猫の発情期に気づいたことのある人、
多いのではないでしょうか。
もちろん不妊手術をしていないと
おうちの猫にも発情期はくるので、
マーキングや鳴き声で困ってしまったという
飼い主さんも多いですよね。
確実なのは不妊手術をしっかりしておくこと
なんですが、諸事情でまだできていない
おうちもあります。
そこで、猫の発情期の期間中にできる
とりあえずの対処法を紹介します。
子供を作らないなら最善の対処法は
不妊手術なので、ひとまずの緊急処置として
考えてくださいね。
この記事に書いてること♪
猫の発情期の期間はいつ?どれくらい続くの?
発情して主に騒いでいるのは、雌猫。
雄猫は、雌が発情しているのにつられて
騒いでいるだけということをまず覚えましょう。
結構勘違いしている人多いですよ~。
猫の発情期は、季節により決まっているのでは
なく日照時間で決まります。
屋外にいる猫だと、大体1~9月くらいに
発情することが多いです。
最近は屋内飼育の猫が多いので、
秋に発情する子も多い様子。
年に2、3回ほど、2週間ほどの期間があります。
明らかな発情のサインを出すのは3日くらいで、
それがよく聞く雌猫が吠えている時期です。
猫は犬とは違い生理の出血が少ないので、
ほとんどの飼い主さんは猫がしなを作ったり
吠えたりしないと気づきません。
また、まったく発情のサインを出さない猫も
いるので行動に関しても個体差が大きいです。
猫の発情期はいつからは始まるの?
猫の性成熟は、一般的に
生後6~8ヵ月と言われています。
ただ最近は質の良いごはんも多く
栄養状態が良いので、早熟な子も
ちらほらいるようですよ。
不妊手術をしていない雌猫を飼っている場合には
いつから始まるかとずっと見張っているよりは、
基本的に未去勢の雄猫とは接触させないことを
おすすめします。
まだ子猫の顔をした雌猫のお腹が
ポンポンなんて状況も、よくあります。
猫の発情期の対処法
猫の発情期は、子供を作らない場合
人にとっても猫にとってもストレスです。
最善の対策は、適切な時期の不妊手術。
雌猫も雄猫も、性ホルモンや生殖器関連の病気を
予防することもできます。
雄猫の場合にはマーキングの予防にもなるので、
8ヵ月くらいになったら去勢を考えましょう。
ただ、手術となるとしっかり準備をして
臨みたいもの。
健康な子の手術ならなおさらです。
そこで予期せず来てしまった発情期に、
とりあえずできる対処法として
唱えられているものを検証していきます。
1.またたびを与える
またたびは、猫にとって
即効性の抗うつ薬のようなものです。
その作用の科学的な機序はまだ
ハッキリとしておらず、どうやらフェロモンを
嗅いだ時のような恍惚感を味わっていると
考えられています。
その子によって作用はまちまちで、
興奮したりうっとりしたりします。
恍惚感を味わえることから、
発情期で最も激しいサインを出している時
(うるさい時期)に一時的に使用するのは
良さそうです。
ただし、あまり大量にあげたりするのは
おすすめしません。
漢方薬の一種なので、落ち着かせるどころか
興奮状態が続いてしまったりする
可能性がありますし、脳にどんな影響が出るか
未知数です。
少量あげてみて、おうちの子の様子を
観察してください。
2.シャワーをかける
シャワーをかけるという方法もあるようです。
猫は身体が濡れるのを嫌がるので、
シャワーをかけた後にグルーミングをしている
時だけは静かになるという仕組み。
確かに効き目はありそうですが、
かなり一時的です。
3日間シャワーを度々かけていたら猫が
別の病気になりそうなくらい
ストレスが溜まると思うので、
個人的にはおすすめしません。
風邪もひきそうですしね。
この説は野良猫が外でニャーニャー鳴いている
時に水で追い払う人が多かったため
出てきたのかもしれませんが、
猫にとってはストレスが溜まります。
3.綿棒で疑似交尾をする
猫は交尾刺激で排卵する動物です。
精子が確実にある状態で排卵することで、
効率良く子供を作れるんです。
この方法はその生態を利用して
綿棒で膣を刺激することで排卵させ、
疑似妊娠状態にして発情期の終了を
知らせるやり方です。
これは、できれば獣医師にやってもらった方が
良いです。
素人がやると膣壁を傷つけてしまう恐れが
あるし、傷による感染症も心配です。
また、猫はけっこう強い刺激がないと
排卵しないので、そんな強さで膣を刺激するのは
危険です。
4.ホルモン注射で抑制させる
黄体ホルモンを注射することで
疑似妊娠状態にして、発情を抑制します。
これは先天的な病気や体調不良などで、
不妊手術ができない子が選択することが
多いです。
大体3ヵ月~1年効果が持続すると
言われています。
同じような原理で黄体ホルモンのインプラントを
身体に入れ、発情を抑制する方法もあります。
ただし疑似妊娠状態になるため
子宮蓄膿症や乳腺腫瘍など、性ホルモン関連の
病気になる可能性が高まるとも言われているので
やむ負えない時の手段として
覚えておきましょう。
5.ペットホテルに預ける
発情期の最高潮だけ、ペットホテルに
預けるという方法もあります。
確実と言えば確実。
ただ、ペットホテル側で発情している子は
お断りされることがあります。
万一室内のみでも逃げ出してしまったとき、
他の預かりの子と子供までできたら
大変だからです。
また、人間にとっては少しほっとしますが、
猫にとってはストレスフル。
発情期でただでさえ情緒不安定なのに、
全く知らない環境に連れていかれて
不安でいっぱいになります。
綿棒で疑似交尾をするやり方を動画でご紹介!
あんまりおすすめはしませんが、
綿棒の疑似交尾の動画をご紹介します。
雌猫の発情期の様子も見られるので、
おうちの子がそれっぽい行動をとっていたら
「発情期なんだなあ・・・」と優しい目で
成長を喜んであげてください。
おしりをあげて、普段は嫌がるのに
しっぽや陰部を触っても
全然抵抗しないのが特徴。
まとめ
猫の発情期について、基本は覚えられましたか?
- 猫の発情期の最高潮は3日くらい
- 雌猫の発情につられて雄猫が騒ぐ
- 一時的に鳴きやむ方法はいくつかある
- 最善は不妊手術
不妊手術をかわいそうという理由で拒む
飼い主さんもいますが、発情期の度に
ホルモンバランスの崩れで情緒不安定になる
猫のことを想うとどうですか?
子供を作らないなら双方のストレスを
溜めないためにも、個人的には
不妊手術をおすすめします。
もちろん子供を作りたかったり病気などで、
不妊手術をしないという選択肢は否定しません。
でも、お願いだから「可哀想だから」だけで
決めないでくださいね。
1度真剣に考えてみてください。
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