猫の行動範囲は意外と狭い!室内飼いでも大丈夫?
日本の環境省が
猫の室内飼育を推奨しているのを
ご存知でしょうか?
- 交通事故
- 感染症
- ご近所トラブル
- 虐待などの事件
これらが起こる危険をなくして
猫の命と健康を守る飼い方なので、
猫は完全室内飼育をしていきたいですね。
ちょっと気になるのが室内の広さで
猫が満足しているのかな?という所ですが
ご安心を。
生まれたときから
室内で暮らしている猫ならば、
その家の中を縄張りとして生活しているので
特段ストレスを感じることはありません。
ただ、なにかの折りに脱走して
迷子になってしまったときが心配ですよね。
どれくらいの行動範囲なのか
知っておくことは、
万一のとき捜索する際に役立つはず。
そこで今回は外猫と迷子猫の行動範囲や、
また室内飼育のメリットなどを
解説していきたいと思います。
この記事に書いてること♪
外猫と迷子猫の行動範囲を紹介
「うちの猫ちゃんが脱走してしまった!」
そんなときに猫を見つけ出すヒントとなるのが
猫の行動範囲がどれくらいであるか、
ということ。
闇雲に探すのではなく
その範囲内を探すことで、
迅速に見つけ出すことができるでしょう。
では、猫の行動範囲は
どれくらいなのでしょうか?
普段から室外で生活している外猫と、
普段は室内で生活している迷子猫では
違いがあるようです。
- 外猫の行動範囲
- 迷子猫の行動範囲
に分けて、見ていきましょう。
1.外猫の行動範囲
外猫の行動範囲は、
- 去勢済みオス猫・・半径500m
- 未去勢オス猫・・・半径200~500m
が目安です。
メス猫の場合はこの10分の1を目安に。
オスとメス、またオスでも
去勢しているかしていないかで
随分数値が変わりますね。
2.迷子猫の行動範囲
一方、普段室内飼いの迷子猫の行動範囲は
半径70~100m程度とされ、
外猫に比べてぐっと狭くなるようです。
いつも家の中で暮らしている迷子猫にとって
外は全く知らない別世界なので、
広い行動範囲を持たないのは納得ですね。
おうちの猫ちゃんが脱走してしまったときは
この範囲を徹底的に探しましょう。
猫が脱走しても落ち着いて!猫は遠くに行けない生き物
なにかのアクシデントで
室内外の猫が脱走してしまったら
飼い主さんはパニックに陥りがちですが、
まずは落ち着いてください。
上の項目でもお伝えした通り、
迷子猫の行動範囲は狭いものです。
次からの項目を参考に、
できるだけ冷静な気持ちで捜索しましょう。
1.迷子猫は家の近くから離れられない
普段家の中で生活している迷子猫の場合、
建物敷地内など家の近くにいることが
多いです。
そしてどこかに隠れて未知の世界に怯えて
観察します。
ですので、
猫が逃げた方向がわかる場合は、
姿を消した先で隙間や狭い場所を
探してみるとよいでしょう。
猫の名前を呼んで探す際は、
大声だと猫が怯えて隠れてしまう可能性が
あるので、
普段の声の大きさ・トーンで呼んでください。
2.脱走しても2~3日は餌がなくても大丈夫
脱走中はもちろんご飯をあげられないので
愛猫の空腹が心配になりますよね。
室内猫の迷子猫は
実際の狩りに慣れていないので
自分で獲物を捕らえて食べるというのも
難しいかもしれません。
ですが2~3日ならば
食べるものがなくても命に支障はないので
神経質になりすぎないように。
そして行動範囲を捜索中は
ご飯や好きなおやつを持ち歩きましょう。
猫ちゃんを見つけた際に
こちらに呼び寄せるアイテムとして
使ってください。
猫を室内で飼っても大丈夫な理由3つ
ここまでは室内飼いの猫が
迷子になったときの行動範囲についてでした。
ここからは猫の室内飼いについて、
大丈夫な理由やメリットについて
お伝えしていきます。
ポイントは以下の3つです。
- 猫は縄張りの中で生きる生き物
- 感染症や寄生虫から身を守れる
- 適度な運動さえすれば満足
1.猫は縄張りの中で生きる生き物
室内飼いの猫にとって、
その広さが不満なのでは?と
思ったことがある飼い主さんは
多いですよね。
ですが、生まれたときから
室内で生活しているのならば、
その範囲を縄張りと認識して
行動しているので特段問題はありません。
猫にとって縄張りを構えるのは
食糧を確保するのに必要なため。
つまりご飯を与えられている猫ならば
縄張りは家の中で充分というわけです。
それよりも気にするならば
室内飼育でありがちな
運動不足の方が心配なので、
適度な運動をさせるよう心がけたいですね。
2.感染症や寄生虫から身を守れる
当然のことながら、
室内と違って屋外は清潔度が格段に落ちます。
そこで行動する野良猫や外猫には
感染症や寄生虫症など
病気のリスクがいっぱい。
そのため室内飼いの猫に比べて
外猫の寿命は短くなっています。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
- 外猫の平均寿命・・・13歳
- 室内猫の平均寿命・・15歳
と、2年も違います。
より厳しい環境で行動する
野良猫の平均寿命はもっと低く3~4歳。
いかに室内飼育が猫の健康を
守れるかがよくわかりますね。
3.適度な運動さえすれば満足
ただ、室内で行動する猫の場合に
心配なのが運動不足。
家の中は安全かつご飯も苦労せず
もらえる安楽な環境です。
そのため元々長い時間寝る猫ですが、
室内猫の場合
もっと動かなくなってしまいます。
いわゆる平和ボケといったら可哀想ですが
退屈を持て余し気味なのは確かでしょう。
そこで飼い主さんに必要とされるのが
体を動かして遊ばせる時間の確保。
運動不足やそこからの肥満は
人間と同じく猫にとっても万病の元です。
飼い主さんも汗を流して、
愛猫の健康保持のためたくさん
遊んであげてください。
こちらの猫ちゃんたちのように
元気ハツラツでいきましょう。
▼元気な猫たちの動画
まとめ
外猫の行動範囲は、
- 去勢済みオス猫・・半径500m
- 未去勢オス猫・・・半径200~500m
が目安です。
メス猫の場合はこの10分の1を目安に。
普段室内飼いの迷子猫の行動範囲は
半径70~100m程度とされ、
外猫に比べてぐっと狭くなります。
迷子猫は家の近くに潜んでいることが
多いので、逃げた方向の隙間や狭い場所を
探してみましょう。
2~3日ならば食べ物がなくても
耐えられるので神経質になりすぎないよう
注意を。
猫を呼ぶ際はいつもの声の大きさやトーンで
安心させるように行いましょう。
猫は室内飼いすることで
その範囲を縄張りにして生活し、
感染症や寄生虫症などから
身を守ることができます。
適度な運動にだけ気をつければ
全く問題ありません。
日本の環境省では
猫の室内飼育を推奨しています。
これから新たに猫をお迎えする際は
完全室内飼育でいきましょうね。
今週のおすすめ記事6選♪
この記事をSNSでシェア