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猫が吐くと茶色の液体がでた!色によっては注意が必要なの?

猫は健康でも吐くことが
比較的多くみられる動物です。

ですが一方で
病気の予兆として嘔吐することもあるため、
吐瀉物の色や形を細かに観察して
健康状態を見極めることが大切になってきます。

では、猫が吐いたものが茶色の場合は
どのようなことが予想されるのでしょうか?

今回は猫が嘔吐し、
その色が茶色だった場合に考えられる原因に
ついて解説してきたいと思います。

猫が吐いて不安な気持ちになっている方は
是非参考にしてください。


猫が茶色い液体を吐いた!まずは形状を確認!

愛猫が茶色い液体を吐いたら、
まずは吐瀉物の形状を確認してください。

それによって猫がどんな理由で吐いたのか、
そしてどんな健康状態なのかを
ある程度予測することができるでしょう。

吐瀉物の形状を3つに分けてご説明します。

  • 茶色のペースト状の液体を吐いた場合
  • 茶色の液体に毛玉が混じったものを吐いた場合
  • 茶色のサラサラした液体を吐いた場合

愛猫がどれに当てはまるか
チェックしながら読んでくださいね。

1.茶色のペースト状の液体を吐いた場合

猫が吐いたものが
茶色のペースト状の液体だった場合は、
胃の中で消化しきれなかったフードを
吐き戻している可能性があります。

  • 食べ過ぎ
  • 早食い
  • ストレスで消化機能が落ちている

などといった理由が
隠れているかもしれません。

フードを与え過ぎの場合は
適量をしっかり計って与えてください。

早食いは多頭飼いの場合に起こりやすいので、
フードを与える場所を分けたり、
一度に与える量を小分けにするなど
工夫が必要です。

また環境の変化など猫にとって
ストレスの要因がないか生活環境をチェックし
できるだけ解消してあげましょう。

2.茶色の液体に毛玉が混じったものを吐いた場合

猫の吐瀉物が
茶色の液体に毛玉が混じったものだった場合、
グルーミングの際に飲み込んだ
自分の毛を吐き戻していることが考えられます。

毛の量が増すと消化器官内にとどまり、
吐くことも排便することもできなくなる
「毛球症」になってしまうので、
飼い主さんのケアが必要です。

ブラッシングをこまめに行ってあげましょう。

長毛種の猫ちゃんは1日1回は必要です。

また猫は、ストレスを感じたり、
体に異常がある場合そこを気にしたりが原因で
グルーミングを過剰に行うことがあるので、
毛玉を吐いた際はそのチェックもお忘れなく。

3.茶色のサラサラした液体を吐いた場合

猫が吐き戻したものが
茶色のサラサラした液体だった場合、
それは胆汁である可能性があります。

胆汁とは肝臓で生成され、
十二指腸に分泌される黄褐色の消化液のこと。

猫が空腹状態だと胆汁が胃液と一緒に逆流し
吐いてしまうことがあります。

そしてそれは外気に触れて酸化することで
茶色くなるので、
「茶色の液体を吐いた」ように見えることも。

  • フードの量が少ない
  • ご飯の時間の間隔が空き過ぎている

などが原因と考えられるので、

給餌量や給餌時間について
ぜひ見直してあげましょう。


猫の吐いた茶色の液体に血が混じっていたら危険信号!

ここまでは
猫が茶色い液体を吐いた場合の理由、
そして対処についてお伝えしました。

どれも飼い主さんが目を配らせることで
改善が可能なものばかりなので
是非実践してみてください。

ただし、
茶色の液体に血がまじっていた場合は
要注意です。

以下の2つの病気を抱えている可能性が
あります。

  • 腸閉塞の悪化
  • 内臓腫瘍

血は酸化すると茶色に変色するので、
吐瀉物が一見して茶色くても
血なまぐさい匂いがすれば
血が混じっていることが考えられます。

匂いを嗅いで確認してください。

1.腸閉塞の悪化

腸閉塞は
腸の中に誤飲した異物などがつまったり、
腫瘍ができることによって
腸の働きが損なわれる病気です。

ひどくなるとつまったものが動かなくなり、
痛みを訴えたり、
嘔吐、食欲不振などの症状があらわれます。

猫は腹痛で苦しいので
触られるのを嫌がったり、
おなかをかばう姿勢をとるようになります。

症状が急激に悪化した場合などは
死に至ることもありますので、
早期に発見し、治療することが必要です。

たいていは緊急手術が必要な場合が多いです。

2.内臓腫瘍

胃などの内臓に腫瘍ができて
吐瀉物に血が混じることがあります。

症状としては、繰り返す嘔吐で
吐物の中に血液が混じることもある他、
食欲不振や激しい体重減少などがみられます。

胃の腫瘍は
リンパ腫と同時に発症することが多く、
最悪の場合は胃に穴が開いて
腹膜炎を併発して死亡することも。

腫瘍が良性のものであれば
外科的手術をすれば回復します。

リンパ腫であれば外科的な切除を行い、
そのあとで放射線治療や化学療法を
組み合わせての治療を行います。

このほか猫が吐く原因について詳しく
知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

猫が吐く原因とは!病気の可能性もあるってホント!?

愛猫の嘔吐の原因をぜひ突き止め、
適切な対処を施してあげましょう。


まとめ

猫が茶色の液体を吐いた場合、
その形状によって吐いた理由を
予測することができます。

  • 茶色のペースト状の液体を吐いた場合
  • 茶色の液体に毛玉が混じったものを吐いた場合
  • 茶色のサラサラした液体を吐いた場合

愛猫がどれに当てはまるかをチェックの上、
必要な対処を施してあげましょう。

茶色の液体に血が混じっている場合は危険です。

  • 腸閉塞の悪化
  • 内臓腫瘍

といった病気を
抱えている可能性がありますので
すぐに病院へ連れていってください。

このほか猫が吐いたときの対処法については
こちらの記事がおすすめです。

猫が吐く時の対策!実際に効果のあった5つの対処法を紹介

実際に効果があった対処法なので
是非トライしてみてくださいね。


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舟坂 ちよみ

猫2匹と暮らすライターです。

日々ニャンズから幸せをもらっているので、
そのお返しができるよう勉強したくて愛玩動物飼養管理士になりました。

我が家のニャンズと触れ合うことはもちろん、
猫マンガや猫映画を楽しむことも大好きです!

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