猫が吐く白い泡の正体とは?ぐったりしていたら危険な状態なの?
フードの早食いや食べ過ぎ、
グルーミングした毛の吐き戻しなど
猫は比較的よく吐く動物ですよね。
これらは、
与えるフードの量や時間帯を調整したり
ブラッシングをこまめにするなどの
配慮は必要ですが、
大抵が健康上心配のないものだと思います。
ですが
「白い泡を吐く」
「ぐったりしている」
こんな場合は迅速な対応が必要です。
猫がなんらかの
異常や病気を抱えている可能性が高いので
病院へ連れていってください。
またこれ以外にも
猫が白い泡を吐くことはあり、
健康状態に心配ないものもあれば
危険なものもあるので、それらを
把握しておくことをおすすめしたいです。
そこで今回は猫が吐く白い泡について
詳しく解説していきたいと思います。
この記事に書いてること♪
猫が吐く白い泡の正体とは!白い泡以外にもあるの?
そもそも猫が吐く泡とは一体なんなのか?
泡には白い泡と黄色い泡の
2パターンがありますが、
その正体はこちらです。
- 白っぽい泡は胃液
- 黄色っぽい泡は胆汁
次の項目で詳しくお伝えします。
1.白っぽい泡は胃液
猫が吐く白い泡、
その正体は「胃液」が泡状になったもの。
胃になにもない空っぽの状態で吐くと
泡状になるのです。
猫は空腹の時間が長くなると胃液が逆流して
白色の泡を吐くことがあります。
愛猫に与えているフードの量は適正ですか?
規定量や猫の体格や食欲と相談して、
少ない場合は量を増やしてあげてください。
またフードを与える時間の間隔の空き過ぎも
原因かもしれなので調整しましょう。
この動画の猫ちゃんのように
適正量をモリモリ食べさせてあげてくださいね。
2.黄色っぽい泡は胆汁
猫は白い泡だけでなく
黄色っぽい泡を吐くこともありますが、
その正体は胃液に胆汁が混じったものです。
胆汁とは消化酵素を含んでいる
黄褐色~緑色の液体で、
肝臓で作られてから胆のうという袋に
貯留しています。
そこから十二指腸に流れ込み、
食物中の主に脂肪分を乳化して
消化を助けています。
胆汁を吐くことは「胆汁嘔吐症候群」といい
空腹の時間が長いと胃液や胆汁を
嘔吐してしまうことがあります。
胃の運動の低下によって
胆汁が逆流して胃を刺激することで
嘔吐をすることが原因と考えられています。
フードを与える量と時間間隔を調整して
猫の空腹時間を短くしてやることで
防ぎましょう。
猫が泡を吐いた時に病院へ行った方がいい5つのケース
これまでお伝えした
「猫の空腹時間が長い」という理由で
白い泡を猫が吐く場合は、
自宅で簡単に対処することで
今後の予防ができるでしょう。
しかし、それ以外にも
猫が白い泡を吐くことはあり、
病院へ連れていった方がよいものもあるので
注意が必要です。
それは以下の5つ場合。
- 吐いた後ぐったりしている
- 便や尿がいつもと違う
- 猫が吐く泡に血が混じっている
- フードを与えても何度も吐く
- 毎日吐き続ける
1.吐いた後ぐったりしている
猫が「白い泡を吐く」「ぐったりしている」
こんなときはあきらかに
健康状態を害しているのですぐに病院へ
連れていきましょう。
腎不全、腫瘍、肝疾患、膵炎などなど、
色々な病気が当てはまるほか、
異物誤飲や有害物質の摂取による
中毒症状なども考えられます。
命に関わる事態にもなりかねないので、
迅速な行動が必要です。
2.便や尿がいつもと違う
猫が白い泡を吐く場合、
便や尿の様子をチェックしてみてください。
下痢をしている、あるいは便秘の場合は、
消化器のトラブルがある可能性があります。
また頻尿や尿が出ていない場合は、
膀胱炎や尿路閉塞の可能性も考えられます。
病院へ連れていって
適切な治療を受けさせましょう。
3.猫が吐く泡に血が混じっている
猫が吐く泡に血が混じっている場合は
ピンク色になります。
- 歯周病や口内炎など口の中の出血
- 食道炎・胃炎・胃腸炎
- 猫回虫や猫鈎虫など寄生虫症
などの可能性があるので
病院へ連れていって治療を
受けさせてあげてください。
4.フードを与えても何度も吐く
フードを与えても何度も吐く場合は
- 異物誤飲
- 尿路閉塞
- 腎臓病
- 胃腸炎
などの可能性があります。
何度も繰り返し吐いてしまうと
体内の水分やミネラルが失われて脱水症状を
起こしてしまいますし、
強い酸性の強い胃液が食道に炎症を
引き起こすこともあります。
病院へ連れていき
適切な治療を受けさせましょう。
5.毎日吐き続ける
一日に吐く回数が少なかったとしても、
毎日続けて吐いている場合は、
慢性腎不全などの病気や寄生虫症、
精神的ストレスなどの可能性があります。
まずは病院へ連れていき
診察を受けさせてください。
このほか猫が吐く原因について詳しく
知りたい方はこちらの記事をご覧ください
愛猫の嘔吐の原因をぜひ突き止め、
適切な対処を施してあげましょう。
まとめ
猫が吐く白い泡の正体は胃液、
黄色い泡は胃液に胆汁が混ざったものです。
これらは猫の空腹時間が長いことが
原因で吐き出されるので、
フードの量・与える時間間隔の調整が
必要です。
また、猫が泡を吐いて、
- 吐いた後ぐったりしている
- 便や尿がいつもと違う
- 猫が吐く泡に血が混じっている
- フードを与えても何度も吐く
- 毎日吐き続ける
これらの状態が見られたら、
医師による診察と適正な治療が必要なので
病院へ連れていきましょう。
このほか猫が吐いたときの対処法については
こちらの記事がおすすめです。
実際に効果があった対処法なので
是非トライしてみてくださいね。
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