猫の便秘にはヨーグルトが効果的？与え方についても

猫を飼っている飼い主さんで
便秘にお困りの方はいませんか？

実は猫は便秘になりやすい動物です。

便秘になった時に
毎回病院にも行けないし、
お家で出来る対策があったら良いですよね。

便秘の対策というと
人間ではヨーグルトや根菜類の
摂取などが頭に浮かぶ方も多いでしょう。

ヨーグルトならば
お家で常備されている方も多く、
手軽に与えやすいですね。

ヨーグルトはあげて良いのか、
代用できるものがあるのか、
お家でできる対策を調べてみました。

猫にヨーグルトが効果的って本当？

人間の便秘では
ヨーグルトがまず思い浮かぶ方は多いと思います。

ヨーグルトには
腸の運動をも調節してくれる
乳酸菌が豊富に含まれ、
便が硬くなり、腸の運動も滞ってしまう
便秘には適しています。

では猫の便秘にヨーグルトを
与えてもいいのでしょうか？

猫にヨーグルトを与えても
一般的には大丈夫とされています。

ただし、砂糖が入っているものや
甘味の強い味付けになっているヨーグルトは
糖やカロリーの摂り過ぎになってしまう
可能性があります。

猫用のヨーグルトというのは
市販されていないため
人間用のものを与える形になります。

便秘の際に
人間用のヨーグルトを与えることは
問題ありませんが、
量を守って、少量与えるようにしましょう。

猫の便秘の原因とは？

猫の便秘の原因は

• 水分不足
• 胃腸の不調
• ストレス

が主として考えられます。

猫は種類的にもあまり水を飲まない動物ですが、
その性質と、なりやすい病気の腎臓疾患により、
体内の水分を排出し過ぎてしまい、
水不足に陥って、
便秘の原因となってしまうことがあります。

また、グルーミングを行なう猫の習性から、
毛を飲みこんでしまい、
腸にため込んでしまうせいで、

憩室と呼ばれる
腸が大きな部屋の構造を作ってしまい、
より便秘に拍車をかけてしまうのです。

他にも、精神的にも繊細だったり、
こだわりの強い猫は

いつもとの少しの変化や負荷で
ストレスに感じて、
トイレに行かないせいで
より便が固まってしまい、
便秘になってしまう場合があります。

1. 水分不足

まず、猫の便秘の原因で
よくあるのが水分不足です。

猫は動物の中でも、
比較的水を飲まない動物です。

1日1キロ当たり
50ｍｌの水を飲めば充分と言われているので、
3キロの子であれば150ｍｌ、
4キロの子は200ｍｌくらいの水が
最適ということになるでしょうか。

しかし、猫はこだわりの強い動物でもあり、
水を飲む食器や、
温度など小さなことにもこだわる傾向があり、
少しでも条件や環境が違うと水を飲まなくなり、
水不足の原因となってしまうのです。

さらに、猫は高齢になると
腎不全という病気になりやすい傾向があり、

この病気になると、体のお水をおしっこで
どんどん出すようになってしまい、
水分不足に拍車をかけることになるので、
より便秘の原因となってしまうのです。

この対策として、猫用のフードで
パウチタイプのウェットフードがあるので、
こちらを使ってみたり、

お水をより飲めるように、
色々な場所に条件を変えて
お水を置いてみても良いかもしれません。

2. 胃腸の不調

猫の便秘の原因となりうるのが
こちらの胃腸の不調です。

水分不足になった猫の便は
なかなか肛門の方へと押し出されず、
運動も滞ってしまったり、

毛玉が詰まることにより
便の塊がさらに大きくなり、
うまく押し出せなくなって
停滞してしまうのです。

この原因はよく長毛種の猫にありがちですが、
小さいころから便秘の癖がついてしまうと、
胃腸運動も停滞しがちの傾向になってしまい、
習慣的に便秘になってしまうこともあります。

さらに、腸の中に、
憩室と呼ばれる部屋状の構造が出来てしまい、
そこに固くなった便が溜まり込んでしまい、
便秘を重症化させてしまう
原因となることもあります。

3. ストレス

ストレスも猫の便秘の大きな原因になります。

猫は精神的にも非常に繊細な動物で、
排便をするときに少しでも
気になることがあったり、
違和感を感じると、
排泄が出来なくなってしまいます。

排泄をすべきタイミングで
上手くできないでいると、
次第に便も溜まっていってしまい、
腸の運動も停滞していって、
便秘の原因となるのです。

ストレスの原因を
少しでも解消するために、
不安要素となっている原因を
取り除いてあげたり、

トイレは他の猫や人から見られずに済む
安心できる場所に置いてあげる等の
配慮が必要です。

猫にヨーグルトを与えるときの注意点

猫が便秘になった時、
お外に連れ出すのも
なかなか難しい子も多いので、

動物病院にすぐ連れて行くのは
できないときにヨーグルトは
対処方法として良いと思います。

牛乳と違って、
乳糖と呼ばれる成分に反応してしまい
下痢をすることも少ないですし、

特別なものと違って
どこのご家庭でも常備していたり、
入手しやすいというのは
非常にメリットとして大きいでしょう。

しかし、腸の敏感な猫などは
ヨーグルトでも刺激されて
逆に下痢を起こしてしまう可能性があるので、

もし与えて、
便秘が治るどころか
ゆるくなってしまった場合は
すぐに与えるのをやめましょう。

また、ヨーグルトは
本来人間の食べるものなので、
猫にとっては脂肪分や糖分が
高すぎる傾向があります。

無糖や低脂肪のものを選んだり、
与える量を少量にするなどして
調整すると良いでしょう。

猫の便秘に効果的なサプリメント

便秘になりやすい猫には、
予防も兼ねてサプリメントを
飲んでもらうのも良いでしょう。

サプリメントの成分としては、
やはり人間と同じで

便秘に限らず腸に問題のある場合は
整腸作用のある乳酸菌などが
含まれているものがおすすめです。

動物病院などで、
便秘や腸に問題のある犬や猫に、
人間用の整腸剤を与えることもありますが、
これをご自宅で行う場合には注意が必要です。

用量など人間のものと
猫のものでは異なるので、
与える量を調節する必要が出てきます。

整腸剤に限らず、
サプリメントに関しても同様です。

人間のものだと
猫に与えてはいけない成分が
入っている可能性や、

量も調節しないと
過剰摂取になってしまう
可能性があるので気を付けましょう。

どんなサプリを与えたらよいか
わからないという方には
こちらのサプリメントもおすすめです。

⇒おすすめのサプリメントについて公式サイトで確認してみる

乳酸菌や食物繊維など
便秘に必要な成分が多く含まれています。

サプリメントを上手に使って
便秘を予防したいですね。

まとめ

猫は腸の運動や、
なりやすい病気、精神的な要素から
便秘になりやすい動物ということが
わかりました。

しかし、なりやすいからといって
便秘になる習慣をつけさせてしまうと、

お腹の張りや食欲不振、
運動のしづらさなどから
猫の体に大きな負担を
かけてしまうことになります。

普段からサプリメントなど
効果のあるものを与えて、
予防出来たらいいですね。

また、サプリメントより
気軽に始めることができる
キャットフードもあります。

こちらにランキングで紹介しているので
ぜひ、チェックしてみてください。

⇒猫の便秘におすすめのフード5選！【口コミあり】

毎日与えているキャトフードを
変えて見るのも
便秘改善の1つの方法ですね。

便秘は命の危険に直結する
大きな問題ではありませんが、
そんな小さなことから気を付けて、
予防していけたら良いと思います。