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猫が病院を怖がる理由とは?安心して診察させる方法を紹介

猫を飼っている飼い主さんから
こんな話をよく聞きます。

実はうちの猫は病院が大嫌いで・・・
病院へ行くと数日間下痢や嘔吐で
余計に具合が悪くなるから
病院へ行きづらくて・・・

病院は猫の病気の予防や治療のために
欠かせない存在です。

怖がるせいでなかなか行けずにいると、
病気の発見が遅れてしまったり、
するべき治療が出来なかったり
飼い主さんにも後悔が残るでしょう。

診察は受けなければいけないものですが、
出来ればストレスを少なく
受けさせてあげたいですよね。

そのためにも、
なぜ猫は病院を怖がる子が多いのか、
ご紹介したいと思います。


猫が病院を怖がる理由3つ

 

猫が病院を怖がる理由は主に

  • 病院の独特なにおいが苦手
  • 病院にいるスタッフや他の動物が苦手
  • キャリーバッグに入れられるのが苦手

の3つと言われています。

これらの原因は
猫のこだわりが強い性格や、
警戒心を強く持つ性格
基づいています

そのため、
この原因を上手く解消してあげる
病院を怖がる猫も、
必要以上にストレスを与えずに
済むことが出来るのです。

それではひとつずつ
原因について細かく
説明していきますね。

1.病院の独特なにおいが苦手

猫は他の動物に比べて、
色々な感覚が敏感な動物です。

特に自分のテリトリーの外に来た場合や、
他の動物の臭いがする時、
いつもと違う雰囲気の場合などは
警戒心も高まり、猫の嗅覚や聴覚などが
特に敏感になります

病院では消毒薬の臭いや、
アルコールの臭い、薬品の臭いなど
普段の生活ではあまり嗅がない臭いが
充満しているので、
猫にとっては苦手なことが多いです。

特に大人の猫などは、
毎年病院に来ると、
予防注射などでこの臭いと嫌な処置が
結びついている可能性が高く
嫌うことがあります。

2.病院にいるスタッフや他の動物が苦手

猫は前述の通り、警戒心が高い動物です。

飼い主さん以外、
または自分が普段接している動物以外の
個体には強い警戒心を抱きます

普段はそばに来るだけでも警戒するのに、
病院にいるスタッフの場合は
処置の際に保定と呼ばれる
抱きかかえられ方をするので

猫にとってはさらなる
警戒対象になってしまいます。

また、病院に来ると
他の動物の鳴き声や、臭いで
充満しているので、
猫にとっては警戒のアンテナが
休まることはありません

そのため、
安心できる場所ではない病院を
苦手と思う猫は多いのです。

3.キャリーバックに入れられるのが苦手

猫を病院に連れて行くのに
欠かせないアイテムがキャリーバッグです。

そしてキャリーバッグも
苦手な猫は多いです。

狭くて薄暗い場所を好む猫は多いですが、
キャリーバッグは別です。

特に、キャリーバッグに入れられて、
嫌な場所である病院へ
何度も連れて行かれている猫にとっては、
嫌な病院とキャリーバッグは直結してしまい、
入ることすら拒む子が多いのです。

猫がキャリーバッグを嫌うというよりも、
キャリーバッグに入れられて
何をされたかということが
大きく関係していると言えるでしょう。

実はこの原因自体がキャリーバッグ嫌いを
解消させることにもつながります。


猫に安心して診察させる方法とは?

猫がなぜ病院を嫌うのか、
わかったところで、
この原因を踏まえたうえで、
克服する方法を考えましょう。

どうしたら病院で安心して
診察を受けてくれるのでしょうか。

これには猫だけでなく飼い主さんの努力も
大きく関係するのです。

そして一日で解決することは
非常に難しいでしょう。

前述した通り、猫はこだわりが強く、
警戒心が強い動物です。

この性格を上手に利用して
病院で安心して診察を受けられるように
慣らしていきましょう。

1.キャリーバックに慣れさせる

まずはキャリーバッグを
嫌う猫が多いというお話を
させて頂きましたよね。

なぜキャリーバッグを嫌うかというと、
キャリーバッグで連れて行かれるところが
病院など嫌なことをされるときにしか
入れられるものでないからということが
大きく関わっています。

そのために、
キャリーバッグで猫に
普段から入ってもらい
慣れてもらえばよいのです。

ただし、ただ慣れてもらうだけでは
ありません。

良いイメージを持ってもらい、
慣れてもらいましょう

好きなご飯をキャリーバッグの中で
食べてもらうのも良いですし、
お外が好きな猫は、キャリーバッグに入れて
お散歩をするのも良いでしょう。

キャリーバッグが持つ
負のイメージを消したうえで
慣れてもらうことがポイントです。

2.普段通りの態度で接する

猫は警戒心が強いというお話をしましたね。

キャリーバッグに入れようとするときに
飼い主が恐る恐る触れようとしたり、
触る際に普段よりも力が入っているなども
猫は敏感に察します

普段と違う飼い主の雰囲気や言動について、
猫は敏感に警戒アンテナとして
張り巡らせているのです。

そのため、
つい病院へ行く前だからと言って、
いつもと違うことをしがちですが、

それが猫にとっては余計に警戒をさせて
病院へ行く前の緊張を
高めてしまうことになります。

病院へ行く前日・当日は
特にいつも通りを心掛けましょう。

3.定期健診などで病院に行く回数を増やし安心させる

犬と違って、予防が少ない猫にとって、
たまに行く病院は痛いことをされる
ただの嫌な場所になりがちです。

病院のにおいなど何度も経験して
慣れていると警戒心も和らぎます。

また、痛いことだけでなく
ただ定期検診や体重を測るだけなど、
病院へ行っても何もしない日を
作っても良いかもしれません。

猫が獣医師やスタッフに懐いて
好きになってくれたら、
安心して診察を受けてくれる
可能性が高く理想的です。

定期検診などで
獣医師に体を触ってもらえると、
腫瘍などの発見も望める可能性もあり、
おすすめです。

まとめ

飼い主さんにとっては悩みの種の
猫の病院嫌いですが、
その後大きな病気の発見の遅れや
治療の手遅れにつながることもあり、
出来ることなら解消した方が良い問題です。

どうしてもこれらの方法でも難しいときは
病院スタッフにその旨を伝えることも
大切です。

例えば

うちの猫は病院が苦手で・・・
暴れてしまうかもしれません

であったり、

先日の処置をしていただいた後に
帰ってから疲れてしまったみたいで
体調を崩してしまいました。
負担の少ない処置は選べますか?

のようにもちろん
角の立たない言い方にする必要はありますが、
ご自身の猫がどのような性格かを
伝えることで、病院スタッフも
対処を考えてくれる場合があります。

よりストレスの少ない状態で
診察を受けられるように、
飼い主さんしか知り得ない情報は
病院にも共有してもらった方が良いでしょう。

健康管理は必要不可欠ですが、
より精神的な負荷は少ない方が
猫にとっても安心ですね。

病院で猫が暴れることは
病院スタッフも想定内ですが、
お困りの飼い主さんにはこんな記事もあります。

⇒猫が病院で暴れる!大人しくさせるためのコツとは?

是非こちらも参考にしてみてくださいね。


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りな

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