猫がぐったりしているのは病気?考えられる5つの原因と応急処置の方法
猫がぐったりしている場合、
まず疑われるのが病気です。
ぐったりしてしまっているときは、
緊急性がある場合が多いので、
まず動物病院へ連れて行くことが
大切になります。
しかし、原因がどんな病気かが
わからないと不安ですよね。
猫がぐったりしてしまっている場合、
どんな病気が考えられるのか、
そして何をすべきか調べてみました。
この記事に書いてること♪
猫がぐったりしているときに考えられる5つの原因
猫がぐったりしてしまっている場合、
どんな原因が考えられるでしょうか。
猫の場合、言葉がしゃべれないため、
本当に体調が悪くてぐったりしているのか、
何かストレス等の精神的要素があって
じっとしているために
ぐったりしてしまっているのか、
見極める必要がでてきます。
もちろんいつもと様子が違って、
ぐったりまではしていなくても
動物病院に連れて行けるのであれば、
それが一番良い選択だと言えるでしょう。
しかし、なかなか動物病院に
連れて行けない場合などは
それらの原因のどれが当てはまるか、
考えてみて、受診の必要性を
検討してみても良いかもしれません。
1.脱水症状に陥っている
動物病院受診の必要性が高い、
緊急性のある原因の一つがこの脱水症状です。
- お水が飲めていない
- 下痢・嘔吐が続いている
- 腎臓病を患っている
などの条件が当てはまる場合、
脱水症状の可能性が高まります。
脱水症状がひどくなると、
体内の電解質の均衡が崩れて、
神経症状を引き起こす可能性も
出てきてしまいます。
皮膚をつまんで戻るスピードで
脱水症状の有無を調べることは出来ますが、
ご家庭だと難しいかもしれません。
疑わしい場合、
すぐに受診をしましょう。
2.体調不良である
猫が体調不良で
ぐったりしている可能性もあります。
体調不良と一口に言ってしまうと
わかりづらいですが、
おなかの痛みなどの違和感や気持ち悪さ、
倦怠感、発熱などがあげられます。
おうちで食欲、排泄などに
いつもと違う点はないかどうか
チェックしてみましょう。
受診の際に、いつもと違う点が
はっきりわかると、
体調不良の原因もつきとめやすくなります。
特に若齢・高齢の猫は免疫力が弱かったり、
体調に波が出やすいため、
この可能性が高まります。
出来るだけ早く気づいてあげられるよう、
様子をよく見てみてくださいね。
3.低体温症に陥っている
猫がぐったりしている場合、
低体温になっていることが原因の可能性もあります。
体力が落ちていて、
うまく体温を産生できなくなっている場合、
低体温になってしまうことがあります。
体温を上げることは
とてもエネルギーを使うため、
消耗してしまうこともあるので、
若齢や高齢で
低体温に陥っている可能性のある猫や、
何か病気の症状が出ているために
低体温に陥ってしまっている猫は、
すこしでも体温を温存できるよう、
ヒーターなどを使って体温を上げてあげましょう。
それでも触って低体温の状態が続いている場合、
ぐったりし続けている場合、
速やかに受診することをお勧めします。
4.ケガの痛みに耐えている
元気が無くうずくまっているなどの場合、
何かけがなどをしてしまい、
痛みに耐えている可能性もあります。
特に外に出る猫の場合、
帰ってきてから元気が無くなったケースだと、
外でけんかなどをして
けがをしていることがあります。
もし猫が
おとなしく触らせてくれるのであれば、
けががないか、体中を見てみましょう。
もし興奮してしまって
触らせてくれないなどの場合、
洗濯ネットなどの袋にまず入れて、
落ち着かせ、病院へ連れて行きましょう。
5.感染症などの病気にかかっている可能性
猫には感染症などの怖い病気があります。
- 猫白血病
- 猫エイズ
- 猫伝染性腹膜炎
これらは感染症のほんの一部ですが、
日常生活の中で感染する恐れがあり、
かつ死に至る可能性が非常に高い感染症です。
免疫力が低下してしまったり、
ウイルスの変化によって腹水がたまったり
全身状態が悪化する病気ですが、
他の猫から感染してしまったり、
もともとウイルスを持っている場合は、
そのウイルスが変化することで
急に発症したりします。
この感染症の有無を検査できるのも、
やはり動物病院になります。
ぐったりしてしまっている場合、
動物病院での受診は大切です。
猫がぐったりしているときの応急処置の方法
猫がぐったりしてしまっていたら、
どうしたらよいかわからず
動揺してしまうことが多いでしょう。
猫が心配な気持ちももちろんわかります。
しかし、最初にどんな処置をしておくかが、
その後命の危険につながるかどうかの
線引きになることもあるのです。
どんなことをすれば良いか、
シミュレーションをしておくだけでも
少し安心できるのではないでしょうか。
1.外傷やケガがないかチェック
動物病院に連れて行く場合でも、
基礎情報があるか否かは
その後の検査をスムーズにできるかを変えます。
ぐったりさせる原因として、
特に外に出る猫の場合、
外傷やケガの有無は、
特定させるに当たりとても大切です。
外傷やケガがある場合、
交通事故などの可能性もあり、
その場合実は見えない部分でも
臓器の損傷なども考えられ、
早急に処置をしなければ
ならなくなる可能性が高まります。
猫の場合、体を隅々まで
チェックするのは難しいですが、
興奮している場合は洗濯ネットに入れて、
まずは落ち着かせるなど、
道具を上手に利用して、
お家でできる限りのチェックが出来たら
理想的でしょう。
2.食欲や飲水、排せつの回数は正常かチェック
猫は我慢強い動物なので、
ぎりぎりまで体調が悪くても我慢してしまい、
日常と全く変わらない生活を
おくれてしまう子もいます。
そんな中でも、
健康チェックとして有意義なのが、
食欲や飲水、排泄の回数や状態を
毎日観察していくことです。
一日のみ見た場合だと、
その子の元々の状態がわからず、
健康なのかどうかわからないことが多いですが、
毎日見ていくと、
いつもより少し食欲が低下していたり、
排泄の回数が違うという
初期の状態で気づくことが出来ます。
治療や対応も初期に行えた方が、
治療方法の選択肢が広がったり、
命の危険にまで及ばずに済むこともあります。
3.ストレスを発散させる
猫が過度にストレスを受けた場合でも、
元気が無くぐったりすることもあります。
すごく怖い経験をしてしまったり、
毎日新しい猫や相性の良くない猫が
身近にいるなどの状態も、
過度なストレスに該当することがあります。
そのストレス源をまずは見つけて、
その状況に応じて、
発散方法を考えてあげましょう。
運動やスキンシップだけが
ストレス発散ではありません。
繊細な猫たちにとって、
周りと適度な距離感をとれて、
一人になれる空間を作ることや、
ゆっくり他のことを気にせず
安らげる時間もストレス発散の一つです。
ぐったりしてしまう前に、
お家の猫の性格を考えて、
ストレスをためすぎない生活を
作ってあげるようにしましょう。
4.病院へ連れていく
最終的に一番有効な選択肢が
病院へ連れて行くことです。
内臓の異常などは、
血液検査やレントゲン、超音波検査でないと
わからないこともあります。
それが出来るのは病院のみです。
外に連れて行くのが難しい子は、
洗濯ネットなどに
入れて行く方法もあります。
可能であれば、
こういった緊急事態の時のために
病院に行くことを慣らせるよう、
ちょっとした体重測定など
嫌がらないことで通う習慣をつけましょう。
また、診察がスムーズにすすむよう、
獣医師に前述の考えられる原因や、
食欲などの変化、外傷の有無なども
伝えられると良いですね。
まとめ
このように、
万が一ぐったりした状態が続いてしまうと
命の危険につながってしまう可能性もあり、
最初に気づいた段階で、
いかに冷静に適切な行動をするかが
鍵となってきます。
そのときに、
適切な行動を取ることはもちろんですが、
そういった状況にならないためにも、
日頃からきちんと観察をして、
小さな異常に気づけると、
ぐったりさせてしまうリスクは
低くなるでしょう。
日々の小さな観察と、
いざというときのシミュレーションで、
愛猫を命の危険から
守ってあげられると言えるでしょう。
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