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猫の糖尿病の初期症状とは?原因と予防についても

健康  

糖尿病という病気をご存知ですか?

人間ではメジャーな病気ですが、
猫でももちろんなる可能性のある病気です。

動物病院で太り過ぎを指摘されて、
気にされている飼い主さんも
多いのではないでしょうか。

もちろん少しぽっちゃりさんの猫ちゃんは、
よりなってしまう可能性があり、
気を付けたい病気です。

しかし、太り気味でなくても
なってしまう可能性があることを
ご存知でしょうか?

お家で飼っている猫が、
万が一糖尿病になってしまい、
なり始めたばかりの初期段階で
きちんと気づけるよう、
初期症状についてお話したいと思います


猫の糖尿病の初期症状とは?

特にお外に出ることが苦手で、
犬と比べると
予防で動物病院へ行く機会の少ない猫は、

初期症状についてなかなか気づかれにくく
末期になって
初めておかしいなと気付くケースが
多かったりします。

病院に連れて行く機会がなかなかないため、
その分お家でいかに
初期症状に早く気づけるかが、
糖尿病に関しても、
早期発見から治療に踏み込めるかの
ポイントになってきます。

初期症状は

  • 多飲多尿
  • 急激な体重減少
  • 元気がない

が主な初期症状になります。
一つずつご説明していきたいと思います。

1. 水を大量に飲んでトイレに頻繁に行く

多飲多尿というのも
猫の糖尿病の初期症状の一つです。

よく水を飲みおしっこを
大量に出すようになります。

水は大体1キロ当たり
50mlくらいが正常なので、
例えば3キロくらいの子であれば
1日に飲む水の量が
150mlくらいであれば問題はありません。

これより多いからすぐに問題だと
いうわけではありませんが、

1キロ当たり70~100mlくらいを
一日に飲むようになると、
ちょっと多いかなという印象を受けます。

水を多く飲むため
おしっこもたくさん出るようになります。

2. 急な体重減少

猫の糖尿病とは、
健康な子では生きていく代謝のために、
食事から糖を吸収したら、
インスリンというホルモンで
糖を代謝してエネルギーに変えますが、

それがインスリンの産生が少なくなったり、
反応が低くなって
代謝を上手くできなくなる病気です。

また、糖をエネルギーに使えない代わりに
脂肪を使って
エネルギーへと変換していくため、
より体重は減少していきます。

3. 元気がない

初期症状では、
わかりづらいかもしれませんが
徐々に元気がない程度も
ひどくなっていきます。

糖尿病は猫が生きていくための
エネルギー源の糖を
インスリンというホルモンが
エネルギーに変えられなくなる病気です。

エネルギーを作り出せなくなると、
何が起こるかというと、
糖の代わりに脂肪を代謝して
エネルギーへと変えていくのです。

脂肪を代謝すると
ケトンと呼ばれる毒素が
体に蓄積されていきます。

また、アシドーシスと呼ばれる
体が酸性に傾くことにより、
消化器症状を起こしたり
呼吸器症状を起こすこともあり
全身状態が悪くなるので、
元気もなくなっていきます。


猫の糖尿病の原因とは?

では猫の糖尿病とは
何が原因で起こるのでしょうか。

  • 早食いや大食い
  • 肥満
  • 高齢
  • 遺伝

これらの原因で糖尿病は起こります。

早食いや大食い、肥満というのは、
生活習慣により起こるため、
日頃から気を付けることで、
予防することは可能です。

次の年齢や遺伝というのは
避けられないことですが、
定期的な健康診断を行い
早期発見を心掛けることで、

致命的なダメージを受けないように
予防することは可能でしょう。

1. 早食いや大食い

早食いや大食いにより、
大量にインスリンが放出されることにより、
細胞のインスリンの反応性が低下します。

そのため、猫によっては
食に貪欲で、
早食いや大食いの習慣がある子もいますが、
将来的に糖尿病へとつながる可能性もあり、
その習慣は直してあげた方が良いでしょう。

早食い防止の食器を使用したり、
ご飯を少量頻回に分ける
というのも対策として
有効だと思います。

2. 肥満

 

肥満の猫は、
細胞あたりのインスリン量も減るため、
インスリンの反応性は低下し、
糖尿病になりやすくなります。

肥満の猫の糖尿病は
ハッピー糖尿病という
別名も付いているほどで、
よく見かけるケースでもあります。

動物病院で体重管理に関して
注意されたことのある猫は
気を付けた方が良いでしょう。

後述しますが、
若いうちは糖尿病にならなくても、
高齢になるにつれてリスクも高まるため、
きちんと太り過ぎな傾向がある場合は
肥満を解消できるよう、
生活習慣を見直しましょうね。

3. 年齢

猫の糖尿病は、
若い子でなってしまう場合も
もちろんありますが、それは稀であり、

ほとんどが10歳くらいの
高齢になってから
なってしまうケースが多いのです。

お家で猫を飼っている方は、
年齢が高齢に近づいた場合、
初期症状が無いかどうかや体重の変化など
気を付けて観察したり、
定期的に健康診断を受けておくと
安心でしょう。

4遺伝

肥満であったり、
生活習慣に問題が無くても
遺伝で体質的に糖尿病になってしまう
こともあります。

人間は生活習慣からの糖尿病が多いのですが、
遺伝的な素因も多いのが
猫の糖尿病の特徴です。

そうなると予防が出来ないと思いがちですが、
そのためにも日頃から
良質なフードを食べること、
定期的な健康診断を
きちんと受けることはとても大切です。


猫の糖尿病を予防できるキャットフード

糖尿病を予防するにあたり、
良質なキャットフードを与えてあげることは
とても大切です。

猫にとって良質なキャットフードとは
どんなものなのかというと
以下のことが挙げられます。

キャットフードに求められる条件
  • 良質な素材
  • たんぱく質と穀物の配合
  • 年齢や生活環境に応じたカロリー

そんな条件を満たすのが
こちらのモグニャンのフードです。

もちろん他にも良質と言えるフードはありますが、
こちらは素材や
猫の肉食という本来の性質に基づいた配合で
フードを作っており
安心して猫に与えることが出来ますね。

⇒モグニャンの公式サイトでどんなフードか見てみる

フード選びに困っている飼い主さんは、
是非参考にしてみてくださいね。

まとめ

末期になってしまうと
死にもつながる可能性のある
猫の糖尿病ですが、

日頃から糖尿病になりにくい
生活習慣を作ることや、
定期的な健康診断を受けること、
そしてそれが難しくても、
初期症状にきちんと気づくことで、

早期治療が可能になり、
死に至ることが無く、
管理をすることが出来ます。

愛するお家の猫のためにも、
体重管理や早食い・大食いの防止などは
飼い主さんの責任でもあります。

糖尿病になって
後悔することのないよう、
普段から気を付けて
生活していきたいですね。


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りな

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