猫に鈴はストレスで虐待になる?理由と猫の負担が少ない首輪を紹介
猫を初めてお迎えした飼い主さんがまず
用意するのが首輪じゃないでしょうか?
そして首輪といえばチリンチリンと鳴る
鈴付きのものをイメージしますよね。
ですが初めて首輪をつけさせる場合、
猫ちゃんは嫌がりがち。
首輪そのものにももちろん
抵抗があることもありますが、
問題なのは実は鈴の方ということも。
というのも鈴や鈴の音は
猫にとって大きなストレスになるから
なのです。
そこで今回は
鈴付きの首輪を猫につけることのデメリットと
猫に負担の少ない首輪の選び方について
お伝えしていきたいと思います。
この記事に書いてること♪
猫に鈴を付けるとストレスになる理由
そもそも鈴付きの首輪の役割は、
チリンチリンと鳴ることで
猫のいる位置を飼い主さんが
把握することにあります。
確猫は目の届かないところに
隠れることが多々あるので、
鈴が鳴ることで居場所がわかって
助かることも確かにありますよね。
ですが、
猫にとってのメリットは実は皆無で
むしろデメリットだらけなのです。
こちらの猫ちゃんも
鈴付きの首輪を嫌がっていますね。
▼鈴付きの首輪を嫌がる猫の動画
鈴や鈴の音は猫にとって
ストレスの元ということを
- 鈴の音がうるさく猫の聴覚を刺激する
- 鈴が身体に触れて気になる
これらの項目でお伝えしていきますね。
1.鈴の音がうるさく猫の聴覚を刺激する
猫の五感の中で最も優れているのが聴覚。
聴力はなんと人間の3倍もあると
されています。
実際、私たちが聞こえない音を感知して
何もない壁をじっと見ていたりしますよね
そんな猫にとって顔のすぐ下で
チリンチリンとなる鈴の音は
うるさくて仕方のないもの。
出歩くときだけでなく寝転んでいて
姿勢を変えるだけでも鳴ってしまうので
四六時中猫は鈴の音を聞きっぱなしです。
これはかなりのストレスに
なってしまいますよね。
2.鈴が身体に触れて気になる
また鈴の音だけでなく鈴本体も問題。
動くたびに鈴が常に体に触れるので
気になってしまい、
それがストレスになることもあります。
鈴のサイズが大きければその分
猫が受けるストレスも大きなものでしょう。
そして猫は人間と違って
首輪の用途を理解することができないので
かなりのストレスを感じているはずです。
室内飼いの猫に鈴付きの首輪はデメリットでしかない
このように、
室内飼いの猫に鈴付きの首輪をつけることは
デメリットしかありません。
ちょっとくらい居場所がわからなくても
家の中のどこかには必ずいるはずなので
鈴の音に頼らず探しましょう。
もちろん普段からの戸締りや脱走防止は
もちろんのことですよ。
猫の負担が少ない首輪の選び方4つ
ということで
鈴付きの首輪はおすすめできません。
代わりに、
猫の負担が少なくて済む首輪の選び方を
4つご紹介しますね。
- 硬い素材や太い首輪を避ける
- 装飾が少なく柔らかい素材のもの
- 首輪が引っかかった時にすぐに取れるもの
- 迷子札を付けるとベスト
次からの項目で1つずつ詳しくお伝えします。
1.硬い素材や太い首輪を避ける
もちろん鈴付きでないもの、
そしてサイズが合ったものあることが
もちろんですが、
硬い素材や太めの首輪は避けましょう。
猫が違和感を覚えてストレスを感じるのを
防止するため、
また皮膚が傷つくのを防止するためです。
2.装飾が少なく柔らかい素材のもの
硬い素材や太めの首輪を避けるのに加え、
装飾が少なく柔らかいものがおすすめです。
先ほども触れましたが、
硬かったり太かったりすると
首が動かしづらくて猫が違和感を覚え、
ストレスの元になります。
シンプルかつ猫に負担が少ない
柔らかな素材のものを選びましょう。
3.首輪がモノに引っかかった時にすぐに取れるもの
ここまでお伝えしてきた
- 硬い素材・太めを避ける
- シンプルで柔らかい素材
に加え、強い力がかかったときに
外れるタイプのものをおすすめします。
これはセーフティ首輪と呼ばれ、
物に引っかかっての首吊りや窒息を防止
してくれるものです。
猫が引っかかった首輪を
自力で外すのは難しいので、
なにかのアクシデントが起こったときを考え
セーフティ首輪を選びましょう。
4.迷子札を付けるとベスト
最後に、
首輪に迷子札をつけるとベストでしょう。
万が一外に脱走した際、
保護される確率がグンと上がります。
- 硬い素材・太めを避ける
- シンプルで柔らかい素材
- セーフティ首輪
に加え、
迷子札を取り付けることをおすすめします。
首輪が苦手な猫は余裕のあるヘアゴムから慣れさせる
ですが大抵の猫ちゃんは初めての首輪には
抵抗を示しがち。
そんなときは少しずつ練習し、
首輪に慣れさせてあげましょう。
いきなり本物の首輪をするのではなく
余裕のあるヘアゴムやシュシュなどを使うと
猫に負担が少なくて済みます。
ただし引っ掛け事故が起こると大変なので
飼い主さんがそばで見守れるとき限定で
お願いしますね。
「そんなに嫌がるなら首輪なんか
付けさせなくでもいいのでは?」
と思われるかもしれませんが、
首輪自体は室内猫にも必要です。
災害時など、どんなに気を遣っていても
猫が脱走してしまう瞬間があります。
詳しくはこちらの記事をごらんください。
万一のときでも、
保護されて自分の元へ帰ってこられるよう
愛猫には首輪付けさせましょう。
まとめ
万一の脱走時のため、
室内飼育している猫にも首輪は必要です。
ですが
- 鈴の音がうるさく猫の聴覚を刺激する
- 鈴が身体に触れて気になる
といったことがストレスとなるので
鈴付きタイプはおすすめしません。
猫に負担が少ない首輪は
- 硬い素材や太い首輪を避ける
- 装飾が少なく柔らかい素材のもの
- 首輪が引っかかった時にすぐに取れるもの
- 迷子札を付けるとベスト
これらを参考に選びましょう。
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