猫のしゃっくりは病気?原因と止め方は?
しゃっくりって、一度出ると
中々止まらず困ること多いですよね。
止まらないなあと思っていると、
忘れたころに治っているしゃっくり。
ですが、全然止まらなかったり
呼吸が苦しくなるようなのは異常。
実は、猫にも異常なしゃっくりと
生理的なしゃっくりがあるんです。
そこで、猫のしゃっくりが続く場合に
考えられる病気と、その対処法について
紹介します。
呼吸を司る横隔膜が関わる症状なので、
異常を見分けられるようにしましょう。
この記事に書いてること♪
猫のしゃっくりは病気?
猫のしゃっくりは、生理的に起きる場合と
病気で起きる場合があります。
そもそもしゃっくりとは、横隔膜の痙攣により
起きるものです。
温度の変化や呼吸のリズムの乱れなどにより、
横隔膜が規則的な動きから外れてしまうんです。
冷たい水を一気飲みした時とかに
起きやすいのは、温度変化による
呼吸の乱れによるしゃっくりです。
心当たりありませんか?
猫も横隔膜で肺を膨らましている動物なので、
しゃっくりが起きることがあります。
でも、一時的ではなく
全然止まらなかったりすると病気の可能性が
出てきます。
猫のしゃっくりの原因4つ
猫のしゃっくりは、どんなことが原因で
起きやすいのでしょうか。
よくある原因を見ていきましょう。
1.キャットフードの早食いや食べすぎ
キャットフードの早食いや、食べ過ぎにより
しゃっくりが出ることがあります。
これは一気にがっつくことで呼吸のリズムが
狂ってしまい、一生懸命横隔膜を
動かそうとしてしゃっくりが出るんです。
息を吸いながら食べ物を食べることは
基本的にできないので、身体が
びっくりするんです。
これが原因でしゃっくりをする猫は、
小分けにして食べさせたり
溝のついた器でごはんをあげることを
おすすめします。
2.喉に何か詰まっている
キャットフードの一気食いでも起こり得ますが、
喉に何か詰まっていると
しゃっくりが出ることがあります。
しゃっくりに動きが似ていますが、
この場合はほぼ呼吸困難です。
吐こうとしても吐けないような動きや、
横隔膜あたりの不自然な動きが特徴です。
呼吸できなくて倒れるまではいかなくても、
喉にドライフードなどが詰まっていることが
あるんです。
この場合には早急に病院へ行きましょう。
本格的に詰まってしまう前に、
異物を取り除くことが必要です。
3.ストレス
ストレスでもしゃっくりが出ることがあります。
緊張しすぎて、呼吸のリズムが
乱れてしまうんです。
また、子猫の場合は強いストレスじゃなくても、
ちょっとした刺激でしゃっくりをすることが
あります。
ずっと緊張しているような場合には
リラックスできる環境を作ることが必要ですが、
たまにしゃっくりするくらいなら
問題はありません。
4.脳腫瘍
しゃっくりは横隔膜の痙攣というのは
覚えていますか?
横隔膜にも、神経が通っています。
この横隔膜を支配している
神経が異常をきたすと、しゃっくりが
止まらなくなることがあります。
これは脳腫瘍など、生命維持に必要な神経を
害する病気で起きることがあります。
呼吸に症状が出るということは
かなり病状が進行しているか、
腫瘍のできた位置が悪いということになります。
横隔膜がマヒにまで陥ってしまうと
呼吸ができなくなるので、悲しいですが
人工呼吸を続けない限り死が待っています。
猫のしゃっくりの止め方とは?
猫のしゃっくりを止めてあげたいな、
と思うこともありますよね。
自然に止まるのを待っても良いのですが、
手を貸すことでちょっと早く
呼吸状態が落ち着くかもしれません。
- 猫の横隔膜の付近に手のひらを付けて撫でる
- 温める
- 喉から胸の終わりにかけて撫でる
- はちみつなどを溶かした水を舐めさせる
しゃっくりで辛さを感じる猫は
あまりいませんが、続いていて
なんとなく辛そうに見えるなら
試してみてください。
絶対止まるとは言い難いですが、もしかしたら
猫の手助けができるかもしれません。
長引く猫のしゃっくりには要注意!
猫のしゃっくりが長く続いている場合や
全然止まらない場合、
病気が隠れていることがあります。
上記で述べた脳腫瘍や異物などもありますし、
呼吸器の機能が異常をきたしていることも
あります。
しゃっくりは長くとも1日くらいで止まるのが
一般的なので、2日も3日もしゃっくりが
止まらない場合には原因を突き止めて
きちんと治療しましょう。
脳腫瘍などの場合には治療が難しいことも
ありますが、なぜ呼吸が苦しくなっているのか
知ることで生活の管理の仕方も変わってきます。
もし強いストレスが原因で
しゃっくりをしているなら、猫にとって
安心できる居場所を作ってあげましょう。
猫は性格にもよりますがストレスを
感じやすい動物なので、放っておくと
膵炎など別の病気にもなりかねません。
まとめ
猫のしゃっくりについて、
ポイントは押さえられましたか?
- しゃっくりは横隔膜の痙攣
- 猫のしゃっくりは、正常なら長くても
1日しか続かない - 全然止まらない場合には
病気の可能性がある
たかがしゃっくりですが、呼吸を司る横隔膜が
関わっています。
そのため、あまりに苦しそうだったり
長く続きすぎの時には早めに病院に行きましょう
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