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猫との添い寝は危険なの?注意点や病気のリスクを紹介

日常  

飼い猫との沿い寝は毎日の習慣!

寒い時期になると
布団に猫が潜り込んできて
一緒に寝ている!

猫を飼った事のある方なら、
こういった方は多いのでは
ないでしょうか?

特に冬の寒い時期、
ぬくぬく布団に入ってきて丸まる猫。

普段マイペースでクールな猫が、
布団に入ってきて甘えてくると
とっても可愛いいですよね。

しかしそんな至福の時間ともいえる
猫との添い寝に危険が潜んでいる
ことをご存じでしょうか?

  • 添い寝はしてはいけないの?
  • 猫との至福の時間をやめたくない!

と思われた方、ご安心下さい。

今回は
猫との添い寝の危険性と
予防法や心配せず添い寝をするための
アドバイスを紹介
します。

大切な愛猫との添い寝をする際に、
ぜひ参考にしてみてくださいね。


猫との添い寝は危険なの?


それでは実際に、
なにがどのように危険なのか、
主なものをまとめてみました。

  • 外猫の場合感染症の危険がある
  • 布団にダニやノミが繁殖する
  • 子猫や高齢猫の場合飼い主の寝返りに
    反応できず圧死する可能性がある

こちらについて詳しく説明していきますね。

1.外猫の場合感染症の危険がある

完全室内飼いの猫なら問題ありませんが、

外にも行く猫の場合は、
人と動物の共通感染症(人畜共通感染症)
に注意が必要です。

国内では実際に猫や犬から感染した
人畜共通感染症で、人が死亡したケース
も出ています。

主なものに

  • トキソプラズマ症
  • アレルギー性皮膚炎
  • Q熱
  • 猫ひっかき病

などが挙げられます。

病気については後程
詳しく説明させていただきますね。

これらの感染症は
どれもしっかりと予防、処置が出来る
ものですので、
普通はそこまで恐れることはありません。

2.布団にダニやノミが繁殖する

こちらも完全室内飼いの猫で、
定期的に予防薬などしている猫であれば
ほぼ心配いりません。

しかしダニやノミは、
人が外から運んできてしまい猫につく
こともあります。

そのままの状態の猫と
お布団に一緒に寝たら…
考えると恐ろしいですね。

ダニやノミは
定期的に駆除薬や予防薬をして、
繁殖させないようにしましょう。

3.子猫や高齢猫の場合飼い主の寝返りに反応できず圧死する可能性がある

猫と寝ているときは
寝返りを打たないように
気をつけているから大丈夫!

と思っていませんか?

確かに猫と寝ると気を使っているのか、
肩が凝ったり
体が痛かったりしますよね~

しかし、もし熟睡して
一緒に寝ている猫に被さってしまったら、

大切な愛猫に
怪我をさせてしまうかもしれません。

元気な成猫なら
自分から逃げて行くかもしれませんが、

それがもし
か弱い子猫や反応の鈍い高齢猫だったら
圧死させてしまうことも起こり得ます。

万が一の事を考え、
子猫や高齢猫との添い寝は控えましょう。


愛猫との添い寝でかかる病気

それでは次に、
先ほど触れた感染症について
もう少し詳しく説明していきます。

添い寝をすると感染する
という訳ではありませんが、

猫と人との間で感染する病気を
理解しておくことがとても大事
なことだと思います。

1.トキソプラズマ症

トキソプラズマとは
多くの動物が持っている寄生虫で、
人にも感染する人畜共通感染症です。

猫から人への感染経路は、経口摂取。

この虫の卵が排泄物に混じり、
その糞便の掃除をした後に
手洗いが不十分で経口感染
するケースがあります。

感染しても大人であれば
ほとんど症状は出ませんが、
乳児や幼児などに感染すると重症化
するケースも。

また妊婦さんが感染すると、
胎児が先天性トキソプラズマ症を
発症する心配
があります。

外に出ない猫であれば
あまり心配することもありませんが、

外猫の場合はしっかり
病院などで検査、治療
をすることが大切です。

2.ノミやダニによるアレルギー性皮膚炎

ノミやダニは猫を飼っていれば
気をつけている方も多いと思います。

しかし身近に潜むノミやダニ、
知らないうちに猫に感染し、
密に接する飼い主にも感染
してしまうことも。

感染すると痒みや湿疹がでて脱毛
などの症状がみられます。

こまめに猫のグルーミングを行い、
定期的に予防薬を投与
することが大切です。

3.Q熱

国内でも毎年人の発症例が報告される
人畜共通感染症です。

人への感染経路は、
感染した猫の糞便などからの
飛まつ感染
です。

猫自体は感染しても
症状を示すことがありませんが、
人は重症化することがあります。

こちらもダニが病原体を媒介するので、
まずは猫にダニを付けない事が
予防になります。

4.猫ひっかき病

猫を飼っていれば一度は
引っ掻かれたり噛まれたりしたこと、
ありますよね。

そこから感染し
リンパ腺が腫れたり高熱が出るのが、
猫ひっかき病です。

免疫力の低い子供や高齢者は
重症化しやすいので注意が必要です。

対処法としては、
傷口の処置をきちんと行い悪化させない
ようにしましょう。

また予防として、

  • 猫の爪をこまめに切る
  • ノミが感染源になることもあるので
    ノミをつけないよう予防薬をする
  • そして菌の感染を防ぐため
    猫を外に出さない

ということが大切です。


猫と添い寝する時の注意点とは?

添い寝から起こり得る
感染症について書いてきました。

全てに共通することは、
完全室内猫なら感染症のリスクは低い
ということです。

しかし可能性がないわけではないので、

しっかりと愛猫の健康管理を行い
定期的な検査なども合わせて行なう
と安心ですね。

また、猫も人も
風邪などで免疫力が弱っているときは
添い寝はやめた方がいいでしょう。

子猫や高齢猫も同様といえます。

外猫の場合やはり感染症のリスクは高く
なりますので、

さらに健康管理に注意し、
猫の手入れを行なう必要があります。

定期的なノミダニ予防薬、
検査、健康管理は欠かさず行い
しょう。

まとめ

いかがでしたか?
猫との添い寝の危険性について、
注意点や病気のリスクを紹介
してきました。

感染症や圧死の危険性など
考えるとこわいものもありましたが、

猫との毎日の習慣を
急にやめることなんてできない
ですよね!

それは愛猫もきっと同じです。

しかし
どのような危険があるのかを
知っておくことは

添い寝をするうえで飼い主の義務
だと思います。

それを知っておくことで、
万が一何か起こったとき
適切な対処が出来ると思います。

飼い主が少し気をつけてあげることで、
猫にとっても人にとっても、
至福の時間がより良いものになれば
嬉しいですね。


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ライター紹介 ライター一覧

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ももこ

自己紹介をご覧いただきありがとうございます。

動物大好きで猫4匹と犬2匹と賑やかに暮らしています♪
専門学校にて動物のことを学び、卒業後は動物看護士として働いていました♪動物看護士、ペットトリマー、ドックトレーナー、愛玩動物飼養管理士、ホリスティックケアカウンセラーの資格を持っております。

また時間があるときには里親ボランティアなどに参加しております。いま一緒に暮らしているわんちゃんねこちゃんは皆引き取った子達です♪
学んできたことや経験を生かし、皆様に良い記事をお届けできればと思います(^-^)宜しくお願い致します。ももこ

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