猫の点滴に副作用はあるの?失敗した時のリスクとは!?
猫が腎臓病などになった場合、
点滴で生理食塩水などを体内に入れて
水分補給をさせることがあります。
この点滴は『皮下輸液』という処置で、
慣れれば病院に行かずに
自宅でもできるものです。
でも自宅で点滴をするなんて、
上手くできるか不安ですよね。
点滴なんてしたことないですし、
ましてやかわいい愛猫のことです。
副作用やリスク・デメリットはないのか、
とても心配です。
今回は
- 猫の点滴にリスクやデメリットはある?
- 考えられる副作用とは?
- 失敗したらどうなるの?
- 猫に点滴する時とその効果
についてまとめました。
上手な点滴のコツもご紹介します。
猫の点滴!リスクやデメリットはある?
猫の点滴には、
リスクやデメリットはないのでしょうか?
調べたところ、
’’皮下輸液には副作用と呼ぶほどの
リスクやデメリットはない’’
というのが、多くの獣医師の見解です。
むしろ、
病気で点滴が必要な状態なのに
それをしないことの方が、
大きなリスクにつながります。
ただ、体に針を刺すわけですから、
まったく小さなリスクすらない
というわけにはいきません。
考えられる副作用を知っておきましょう。
考えられる副作用とは?
猫の点滴による副作用として、
次のような症状が考えられます。
針を刺したときにチクっと痛みます。
痛点を刺してしまった場合は、
特に痛むようです。
筋肉痛程度の痛みが
2・3日残ることもあります。
●部分的なむくみ
輸液が体内でかたより、
体が部分的にむくむことがあります。
数時間で治るので心配ありません。
※↑うちにゃん@レオっち様より転載
失敗したらどうなるの?
猫の点滴に失敗したら、
どうなるのでしょうか?
こちらも副作用と同じで、
特に大きな問題は起こりません。
起こるとしても、
- 針を刺すのに失敗して
何度も痛い思いをさせてしまう - 途中で針が抜けて出血してしまう
の2つくらいですので、
あまり心配しなくても大丈夫です。
とはいっても、
できれば失敗はしたくないですよね。
上手に点滴できる手順と
ちょっとしたコツをご紹介します。
・輸液セット(ライン)
・輸液剤
・針
・消毒用脱脂綿
●手順
1.輸液セットのストッパーを下げる
2.輸液パックと輸液セットを繋ぐ
3.輸液セットに輸液を満たす
4.針と輸液セットを繋ぐ
5.猫の肩甲骨あたりを消毒する
6.猫に針を刺して輸液スタート
7.針を抜いて消毒し、終了
手順を動画で見てみましょう!
●ちょっとしたコツ
・保定袋に入れる
あばれる猫ちゃんにオススメです。
保定袋はインターネットで買えます。
・皮膚をつまんでから針を刺す
猫の皮膚をちゃんとつまんでおくと
肉に刺さらず、痛みが出にくいです。
猫に点滴するのはどんな時?その効果は?
猫に点滴をするのは、
どんな時なのでしょうか?
それは、’’腎臓病が悪化した時’’です。
もちろん他の病気や手術後なども
点滴をすることがあります。
しかし自宅で点滴が必要になるのは、
腎臓病が悪化して
強制的に水分補給が必要になった場合
がほとんどです。
この点滴には、
腎臓の負担を軽減して
少しでも腎臓の機能を温存する効果
があります。
まとめ
いかがでしたか??
猫の点滴は、
腎臓病が悪化して
水分補給が必要になった時に
よく行われます。
点滴をすることで、
腎臓の機能を温存するという効果が
期待できます。
猫の点滴に、
副作用やリスク・デメリットは
ほとんどありません。
失敗した場合には
出血や痛みがありえますが、
数時間~1日程度で治ります。
自宅での点滴は猫の苦痛を和らげ、
症状を改善する効果があります。
愛猫に針を刺すのは怖いですが、
副作用の心配はない処置なので、
ぜひ頑張ってやってあげてくださいね。
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