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猫の去勢後の変化とは?体調と性格の違いをまとめてみた

健康  

猫を飼っている方は、
動物病院で一度は去勢手術について
すすめられたことがあるのでは
ないでしょうか。

そして去勢手術を受けようか
悩んでいる飼い主さんも
多くいるのではないでしょうか。

去勢手術とは精巣を
手術によって取り去る手術です。

どんなメリットがあるかというと

去勢手術を受けるメリット
  • 望まれない妊娠が防げる
  • 性ホルモンが原因となる疾患を
    予防できる
  • 交尾をしたいのにできないという
    ストレスから解放される

というメリットがあります。

とはいっても、
もともとあった臓器を取り去る手術…

去勢後には、今までのお家の猫と
何が変わってしまうのか
変化が気になりますよね。

では去勢手術を行うと去勢後に
どんな変化があるのか、ご紹介したいと思います。


猫の去勢後の体調の変化

去勢手術を行うと
妊娠させる能力がなくなる
ということだけでなく、

精巣から分泌されるホルモンが
なくなることもあり、
去勢後にホルモン由来の行動が
なくなったり、
猫の体の中で体調の変化が起こります。

  • 太りやすくなる
  • 隅でじっとして動かなくなる
  • 尿路結石にかかりやすくなる

実際科学的根拠があるものや
あくまでも一説でしかないものまでありますが
理由と共にご紹介したいと思います。

1. 太りやすくなる

これは有名な説ですよね。

ホルモンバランスにより、食欲が増進し、
筋肉量が減るため、
太りやすくなる傾向はあります。

また、性欲がなくなることから、
その分食への執着も増え、
猫は食べたがる傾向が強くなるのです。

こういったことから
太る環境が出来上がりますが、
去勢手術をしても、
しっかりご飯量などを管理することで、
体重も維持することが可能です。

2. 隅でじっとして動かなくなる

猫のオスは、
ホルモンにより性的にも
縄張りを守ろうとし、外からの敵に対して
攻撃的になります。

そういった行動が減るため、
攻撃性が低くなる子は多いため、
去勢をした猫は大人しいと
言われるようです。

ただし、生まれ持っての
個体差的な攻撃性を持つ猫も多いので、
攻撃性が強いからと言って、

必ずしも去勢をして
100%大人しい性格になって
問題解決をするわけではありません

3. 尿路結石にかかりやすくなる

これも実際によく言われている説です。

尿路結石とは、
尿を排出する尿道に
石が出来てしまい、
詰まってしまったりする病気のことです。

去勢を尿管が発達する前に行なうと、
猫の尿管発達がうまく行われず、
尿管が細いままで
石が詰まりやすくなってしまうと
いうのです。

実際はそんなことはなく、
尿管の発達もきちんと行われます

そのため、海外では早期去勢手術も
推奨されているようです。

もともと猫は結石症になりやすく、
他の犬や猫のメスと比較して、
猫のオスは特に尿管が細く
詰まってしまいやすい傾向があるので、

去勢の有無にかかわらず
気を付けたい病気ですね。


猫の去勢後の性格の変化

猫の性格で凶暴性など
オス特有のホルモンによるものもあります。

本来縄張りを守ろうとする性格や
交配相手のメスを取り合うなどは
野生動物時代の本能的な部分で
性ホルモン由来により
成立している場合もあるのです。

そのため、去勢すると、
精巣から性ホルモンが
分泌されなくなるので
性格が変わることがあります。

活発さがなくなる

性ホルモン的な縄張りや、
発情しているメスへの執着が薄れるために、
そのことが原因での
活発さは低くなるでしょう。

また、人間と同じように
猫もオスは体を筋肉質にするよう
性ホルモンが働きかける傾向がありますが、
その目的を果たす性ホルモンが薄れるため、
筋肉量が低下します。

そのせいもあって
活発さがあまり見られなくなり
去勢後のオス猫は大人しいと
言われることがあるのです。

甘えん坊になる

一般的に去勢をする前の
猫のオスはオス特有の縄張り争い等の
攻撃性があり、荒々しいという印象を
受けがちです。

もちろん個体差はあり、
去勢前のオスでも穏やかな子もいます。

ただ本能的に交配をするために
メスを奪い合ったり、
縄張りを守ろうとする性格が
オスには備わっているため、

発情期のメスが近くにいたり、
自分のテリトリーに他の猫がいると、
そのことが原因で
ピリピリと神経質になることがあり、
去勢をするとそれがなくなるので、

去勢後は穏やかになる、
甘えん坊になると言われることが
あるようです。

攻撃性が低下することは、
もともとの持って生まれた性格もあるので
必ずしもそうなるとは言い切れません


猫は去勢後も発情するの?

基本的に精巣を除去すると
メス猫に対して発情をすることは
ありません。

しかし、性成熟して
ある程度たつオスは、去勢をして、
直後に発情期のメスが近くにいると
まれに名残で発情をすることがありますが、

その際は時間が経っていくうちに
発情も起こさなくなる可能性が高いです。

また発情と勘違いされがちなのが、
マウンティングと呼ばれる
腰を振るような行動や
マーキングと呼ばれるおしっこで
におい付けをする行動です。

これらの行動は
まずマウンティングに関しては
猫にとって性的な意味合いはないことも多く、
甘えや自分の方が優位という
精神的なものからくるため、
去勢後も続くことが多いです。

マーキングは自分の縄張りを示す行動で、
性ホルモンからくる行動ではありますが、
去勢の時期により、
もう習慣になってしまっていると
去勢後も行なわれる可能性があります。

マウンティングと言われても
ピンとこない方も多いかも
しれませんね。

この動画のような行動が
マウンティングと呼ばれます。

まとめ

病気の予防にもなり、
望まれない妊娠をも防げる去勢手術。

メリットを考えると
とても有意義なものでしょう。

去勢手術を受けるとなると、
やはり麻酔も要するものなので、
行なうにも飼い主さんの覚悟も
大きいものとなりますよね。

性格や体調の変化などが
どのようなものかあいまいなままでは
やはり踏み切ろうにも
踏み切れない部分があると思います。

今回一部を
紹介させていただきましたが、
やはり不安なことなどある方も
いるのではないでしょうか。

去勢手術を受ける前に、
そして受けるかどうか決める前に、

不安なことやはっきりさせておきたいことは、
かかりつけの動物病院の先生に相談をして
自分の中で気持ちが区切りがついてから
決断をした方が、手術後に後悔をすることもなく
良いと思います。


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