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猫の流動食の与え方のコツ5つ!手作りレシピについても紹介

愛猫も歳をとると、
食欲が徐々に落ちていきます。

ご飯を食べることができないと、
免疫力の低い老猫は特に
弱ってしまいがちです。

何か食べられるものはないか、
あれこれ苦戦している
飼い主さんも多いのでは
ないでしょうか。

普通のキャットフードが
食べられない場合には、
流動食に替えてみるのも
おすすめです。

流動食は高栄養で
消化吸収も良いご飯です。

しかし、せっかくの流動食も
食欲のない猫はなかなか
食べてくれない子も多いでしょう。

何か与え方にコツはないものでしょうか。

この記事では、流動食の与え方のコツや
手作りのレシピをまとめました。


猫に流動食が必要なのはどんなときなのか

流動食が必要な猫は、主にご飯を
自力で食べることのできない老猫です。

ドライフードをふやかす、ウェットフードに
切り替えてみるなどしても食べない場合には、
流動食を与えてみることもおすすめです。

流動食は高カロリーや高栄養なものが
多いほか、柔らかいペースト状に
なっていますので丸呑みしても
消化不良になることは
ありません。

猫の流動食の与え方のコツ5つを紹介

いざ流動食を与えてみても、なかなか口を付けて
くれない子も多いでしょう。

そのような場合には、飼い主さんが食事を
手伝う強制給餌という方法もあります。

ここでは強制給餌を含めた
流動食の与える際のコツを紹介します。

1.猫の身体をしっかりと固定するために洗濯ネットを活用

強制給餌を行う際には、猫が暴れないよう
しっかりと固定します。

固定には市販の猫袋やバスタオルなども
使用できますが、一番おすすめなのは
家庭用の洗濯ネットです。

洗濯ネットであればファスナー式で、
簡単に猫を包んで固定することが可能です。

洗濯ネットでの固定法は、
動物病院でも使用することがあります。

2.猫の頭を授乳クッションなどで支える

洗濯ネットなどで体を固定したら、
授乳クッションなどで頭を固定します。

顔を斜め上に、優しく固定することで
愛猫も流動食を食べやすくなります。

3.お皿、スプーン、シリンジなどの道具を活用

流動食の食べさせ方としては、
愛猫の
状態に応じてお皿やスプーン、
シリンジなどを使用します。

自力で食べられる場合には、
猫が食べやすいよう浅いお皿を
使用するとおすすめです。

お皿を台に置くなどして、
位置を少し高くしてあげると
食べやすくすることができます。

自分では食べないものの、口元にご飯を
近づけてあげることで食べてくれる
子もいます。

そのような場合は、スプーンの使用が
おすすめです。

流動食をスプーンに少量乗せ、
口元に近づけてにおいをかがせます。

また、口元にちょんちょんと軽く
押し当て、ご飯だと教えてあげると
食べはじめる子もいます。

自力では全く食べることのできない
場合には、シリンジと呼ばれる針のない
注射器を使用します。

口の中にシリンジの先を入れ、
一滴ずつ流動食を流し込んでいきます。

猫の強制給餌法を初会している動画です。

シリンジを使用した強制給餌の仕方や
ポイントなどが詳しく紹介されています。

4.指で少しずつ与えるのも効果的

シリンジを嫌がる場合には、
指で流動食を与える方法もあります。

犬歯の奥に指を入れると、
簡単に口を開くことができます。

指に少量の流動食を乗せ、
素早く口の中に入れます。

流動食を嫌がり吐き出してしまう場合には、
上あごに擦り付けるようにすると、
吐き出しにくくなります。

指を使った強制給餌法のおすすめ動画です。

吐き出さないコツなども紹介されており、
参考になります。

5.嘔吐しないよう少しずつ与える

強制給餌を与える際には、
少量ずつゆっくりと与える
ことが大切です。

一気に口の中に入れてしまうと、
吐き出してしまったり気道に入って
しまったりする危険性があります。

また、自力で食べるわけではないので、
一気に食べることで流動食を受け付けず、
嘔吐してしまうこともあります。

特にシリンジは押しすぎると
流動食が一気に出てしまう
可能性があります。

事前に少し押し出し、
力加減を把握しておきましょう。

流動食が必要な猫は、
その日によって体調が異なる子も
多くいます。

そのため、少しずつ流動食を与え、
食事を受け付けられる状態か
様子を見ながら与えることも大切です。


猫の手作り流動食レシピを紹介!

猫用の流動食は市販でも多く
販売されています。

しかし、流動食ともなるとなかなか
味にこだわりがあったり、
食べられない材料があったり
するものです。

手作りであれば愛猫の好みや
体質に合った流動食を作ること
ができます。

ここでは、簡単に作ることの
できる流動食のレシピを
紹介します。

材料】

  • 鶏胸肉:3枚
  • 大根:半分
  • ニンジン:2本
  • しめじ:1パック
  • 残りご飯:3杯分
  • 水:1カップ

作り方

  1. 材料を適当な大きさにカットする
  2. 鍋に入れ、中火で煮込む
  3. 粗熱をとったら、バーミックスで
    細かくする

材料を刻んで煮込むだけなので、
簡単に流動食を作ることができます。

個体にもよりますが、
大体1週間分です。

タッパーなどに小分けにして
冷凍保存しておくと日持ちします。

材料にアレルギーなどがある
場合には、その材料をほかの
食材にかえるなど工夫を
してください。

まとめ

猫も歳をとると、徐々に食べる力や
食欲が落ちてしまいます。

そこで活躍するのが高栄養で
消化吸収率の高い流動食です。

強制給餌は嫌がる子も多いため、
愛猫のストレスや負担にならない
よう、ゆっくり様子を見ながら行い、
愛猫の体調や食べやすい方法を
色々試して見ることを
おすすめします。

猫が餌を食べない際には、
こちらの記事もおすすめです。

⇒猫が異常に痩せる時の原因!餌を食べない時の対処法とは?

餌を食べない原因や対処法、異常に
体重が痩せる際の原因などが
詳しく紹介されています。


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ライター紹介 ライター一覧

原京子

高校生の時からジャンガリアンとゴールデン計10匹と暮らしました。仕事も動物病院や動物園をはじめ、動物業界を中心に活動してきました。この経験を活かしみなさまによりよいハムスター生活の手助けができればと考えております。大好きなのはハムのクロワッサン(横になって眠っている姿)です!

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