猫アレルギーで下痢が止まらない！嘔吐も重なると危険なの？

猫アレルギーの症状としてよく耳にするのは
くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどですが、
実は下痢もその１つ。

猫アレルゲンが腸管の粘膜に付着することに
よって腹痛や軟便、下痢といった
アレルギー症状が引き起こされます。

ただし嘔吐が伴う場合は
猫アレルギーではない可能性があったり、

嘔吐のタイミングによっては
アナフィラキシーの可能性があったりも
するので注意が必要です。

そこで今回は猫アレルギーによる下痢について
詳しく解説していきたいと思います。

猫アレルギーを持っていて
下痢や嘔吐の症状が心配な方は
是非参考にしてください。

猫アレルギーの消化器官系の症状とは？

猫アレルギーとは、
アレルギーの原因物質・猫アレルゲンに対する
過剰な免疫反応によって、
全身的もしくは局所的に起こる障害のこと。

そのうち、
消化器官系の主な症状は

が挙げられ、
これらは猫アレルゲンが腸管の粘膜に
付着することによって起こります。

軟便に近い下痢、食欲不振が主な症状

水下痢ではなく、
便がゆるくなる程度の下痢と食欲不振が
主な症状です。

重い症状ではないかもしれませんが
消化器官に影響が及んでいる以上
しっかりと注意しておきたいのは
間違いありません。

おなかを温めて腸管の動きをゆるやかにして
痛みを取り除きましょう。

また下痢の数時間後、
皮膚にじんましんが出ることもあるので
注意してください。

嘔吐が出る場合はアレルギーではなく胃腸炎の可能性も

軟便に近い下痢・食欲不振に加えて
嘔吐の症状が出た場合、
原因は猫アレルギーではなく
胃腸炎である可能性があります。

脱水を避けるため少量ずつでも水分をとり
整腸剤を飲むなどしましょう。

症状が重いようであれば
病院で診察を受けてください。

猫アレルギーで30分以内に嘔吐した場合は要注意！

ただし、
猫アレルゲンに接触してから30分以内に
嘔吐した場合は要注意です。

胃腸炎ではなく、
アナフィラキシーを起こしている可能性が
あります。

 1.30分以内の嘔吐はアナフィラキシーの可能性

アナフィラキシーとは
アレルギーの原因物質・アレルゲンに接触した後

短時間で全身に複数のアレルギー症状が
出ることをいい、
30分以内にあらわれることがほとんどです。

嘔吐は消化器官のアナフィラキシー症状の１つ。

したがって、
猫アレルゲンに接触してから
30分以内に嘔吐した場合は
アナフィラキシーの可能性があります。

猫アレルギーのアナフィラキシーについて
詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

⇒猫アレルギーでアナフィラキシーが出たらすぐ病院へ！主な症状5つを解説！

命に関わる場合もあるので
正しい知識を知っておくことは
非常に大切です。

2.下痢や嘔吐以外の症状が出ていないか確認

下痢や嘔吐以外の症状が出ていないかを
調べましょう。

全身に複数のアレルギー症状が出ていれば
アナフィラキシーの可能性が高いです。

その場合はすぐに病院へ行き、
適切な治療を受けましょう。

 猫アレルギーで下痢の症状が出たときの治療法

整腸剤で症状を緩和するとともに、
抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬・
ステロイド薬などのアレルギー治療薬を
症状に合わせて投与し、症状を抑制します。

脱水を防ぐため、
水分補給を忘れないようにしましょう。

まとめ

下痢は猫アレルギーの症状の１つです。

猫アレルゲンが
腸管の粘膜に付着することによって

といった症状がみられます。

嘔吐がみられる場合は
猫アレルギーではなく胃腸炎の可能性も。

また猫アレルゲンに接触して
30分以内に嘔吐した場合は
アナフィラキシーを起こしているかも
しれません。

全身に複数のアレルギー症状が出ていれば
その可能性が高いので
病院へ行き適切な治療を受けましょう。

猫アレルギーの下痢の治療は
整腸剤や抗アレルギー薬などを投与して
行います。

このほか、猫アレルギーになる原因について
詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

⇒猫のアレルギーの原因とは！生まれつきの体質ってホント！？

予防法についても記載してあるので
是非参考にしてください。

また猫アレルギーの対処法については
こちらの記事がおすすめです。

⇒猫アレルギーの対策とは！実際に効果があった5つの改善&対処法を紹介

実際に効果があった対処法なので
是非トライしてみてくださいね。