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猫の咳にステロイドはやっぱり心配?治療に役立つ5つの知識

病気  

愛猫の咳が気になって動物病院で診察を
受けたら、ステロイドを処方された。

でも、ステロイドって副作用とか
大丈夫なのかな?

あなたが心配するのも無理はありません
だからといって、獣医さんにはちょっと
聞きづらいことってありますよね。

そこで今回は、猫の咳にステロイドを
処方されると、どんなリスクがあるのか?

また、猫の治療に役立つ5つの知識について
ご紹介したいと思います!

 


 

猫の咳でステロイドを処方された!使用しても本当に大丈夫?

 

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そもそも、猫の咳の治療になぜステロイドが
処方されるのでしょうか?

また、ステロイドを使用すると、
どんなリスクがあるのでしょうか?

ステロイドの効果と使用するリスクについて
一つずつ見ていきましょう!

ステロイドは猫の咳にどんな効果があるの?

ステロイドには、炎症を鎮める効果免疫を
抑制する効果があります。

とくに、アレルギー性の症状が出ている際に
処方されることが多いです

アレルギー物質によって
引き起こされた咳などの症状、
つまり炎症を抑える効果があるのです。

一方、免疫を抑制する効果というのは、
猫にとって免疫機能の低下を意味します。

免疫機能を一時的に低下させることで、
アレルギー症状を抑えることができます

 

豆知識✐

アレルギー症状は免疫機能が
引き起こしている!?

そもそもアレルギー症状とは、
どのようにして起こるのでしょうか?

例えば、花粉症ですが、体内の上限量を
遥かに越えた花粉を免疫機能が
異物と判断し、花粉に総攻撃を
しかけます

この動画で猫の花粉症が
どんな症状が出るのか
確認してみましょう!

 

 

ちょっと猫ちゃんがかわいそう…。

この猫ちゃんの体の中では正に今、
花粉を体外へ追い出そうとするため、
咳やくしゃみなどのアレルギー症状
引き起こされているのです!

つまり、正常な免疫機能が
アレルギー症状を引き起こしている
という訳なのです。

 


 

ステロイドの使用で心配されるリスクは?

ステロイドの効果が分かったところで、
次はあなたが最も心配するステロイドの
副作用について見ていきましょう。

まずは、こちらをご覧ください。

 

 

【短期間の使用で見られる副作用】

  • 食欲増進
  • 多飲多尿

【短期間の使用・投与量・個体差で
表れる副作用】

  • 胃腸障害
  • 感染症にかかりやすい

【長期間の使用・使用量や中止の
必要な副作用】

  • 肥満
  • 筋肉量の低下
  • 皮膚が薄くなる
  • 体の機能に異常が出る
    胃腸や腎臓、肝臓などの機能に
    異常がある場合は注意が必要!
  • 糖尿病の発症
    糖尿病を発症するケースがある

 

ステロイドの副作用と言っても、
使用期間や
使用量、猫の個体差によって
表れ方が
様々です

猫にステロイドを使用する際は
これらの副作用に気をつけて
猫を観察するようにしましょう!

 

また、注意したいのは急にステロイドの
使用を止めてしまうことです。

アジソン病」という命を落とす
危険のある
病気を引き起こす
恐れがあります。

ステロイドの使用を中止する際は
安易に自己判断せず、獣医さんに
相談するようにしましょう!

 

ちなみに、ステロイドでも内服薬より
吸入の方が副作用が少ないと言われて
います。

副作用が心配でおとなしい性格の猫なら、
吸入をおすすめします。

猫の治療に役立つ!知っておきたい5つの知識とは?

 

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では、猫が咳をしたときに知っておきたい
5つの知識をご紹介します!

猫の咳の治療の参考にしてみてくださいね。

  • 正常な咳を理解しておこう!
  • 咳の原因を理解しておこう!
  • 咳が出る症状がある病気
  • 咳の治療法
  • 飼い主にできる対策

正常な咳を理解しておこう!

猫の咳ってそもそも、なんで起こるの
でしょうか?

咳は気管や咽頭、肺などに侵入した異物を
体外へ吐き出すために起こる呼吸器系の
生理現象を言います。

つまり、体に侵入した異物から
体を守るための防衛反応なんです!

人間で言えば、水や食べ物が気管に
入ってしまって、自然と咳が出る
そう、ソレです!

猫の体も異物と判断したものが
気管などに入ると、自然と咳をして
異物を体外へ追い出す訳なのです

 

猫は咳をするとき、四つん這いになって
頭を下げ状態で体を前に突き出す
姿勢をしています。

咳を何度も繰り返したり、
変な体勢で咳をする場合は、
動物病院で診てもらいましょう

咳の原因を理解しておこう!

では、次に咳の原因について理解を
深めておきましょう!

猫の咳は異物を体外へ追い出す
防衛反応だとお話しました。

では、猫の体内で異物と
判断されるものには、
どんなものがあるのでしょうか?

実は、アレルギーの原因となるものに
多いんですよ!

  • ほこり
  • タバコの煙
  • トイレの砂
  • 芳香剤
  • 強い洗剤
  • 排気ガス
  • 植物
  • 花粉

猫が咳をしたときは、これらが
原因でないか猫の行動を注意深く
観察してみましょう!

猫が咳をする病気

猫が咳をする病気には、
どんなものがあるのでしょうか?

咳の種類別に表にまとめたので、
ご覧ください。

 

ケホッケホッ 毛球症の可能性
咳をしてお腹に溜まった
毛玉を吐くしぐさをする
ゼーゼー
(苦しそうな音が
混じる)
・感染症の可能性
・心臓病の可能性
・肺の病気の可能性
ケーケー
(乾いた咳)
・咽頭炎の可能性
・気管支炎の可能性
・心臓病などの可能性
ヒーヒー
(弱々しい咳)
・肺炎の可能性
ゼエゼエ
(湿った咳)
・重度の肺炎の可能性
・肺水腫の可能性
・膿胸の可能性
・ガンの可能性
グーグー
(大きな音を

出しながら
息を繰り返し

吸い込む)
・逆くしゃみの可能性
※症状は自然と治まるので
治療は必要ないとされる

 

一般的に、乾いた咳よりも湿った咳の方が
深刻な病気であるケースが多い
言われています。

そのため、猫の咳がどんな種類の咳なのか
見極めることが猫の治療で大切なことです。

動物病院に行く際は、猫の咳を動画で
撮っておくことをおすすめします!

毛球症について詳しく知るには、
こちらの記事がおすすめです!

⇒”猫の咳は毛玉を吐けないことが原因!?病気の可能性は?

咳の治療法

では、猫の咳の治療法について
見ていきましょう。

猫の咳が何らかの病気が原因であれば、
その病気の治療を行うことが先決です

ただ問題は、アレルゲン(アレルギー症状を
起こす原因)が原因で咳を起こす場合です。

その原因となるものから猫を避ける必要が
あるからです。

 

 

アレルゲンが原因の治療法

  • アレルゲンを調べて、その物質から
    猫を遠ざける

    血液検査でアレルゲンを
    調べられるものもあります
  • ホコリや芳香剤など猫の気管支に
    刺激を与えるものを置かない
  • 室外飼いをやめて、室内で飼う
  • ワクチン接種を受けておく
    呼吸器疾患から喘息を起こし
    症状が悪化することがある

 

実は、猫のアレルゲンを見極めることは
意外と難しいことなんです

完全室内飼いの猫なら、自宅の中のものに
ある程度原因を絞ることができます。

でも、外に自由に出入りできる猫の場合、
毎日猫が外に出る度に後ろから着いて
行って、アレルゲンを探すことは
不可能ですからね…^^;

 


 

飼い主にできる対策

 

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では、最後にあなたが愛猫のためにできる
対策について見ていきましょう!

  • 慌てず落ち着きましょう!
    *あなたの不安が猫に伝わって
    不安にさせてしまいます
  • 猫の咳を観察しましょう!
  • 部屋の温度や湿度に注意しましょう!
    *気温が高い、空気が乾燥している、
    湿度が高すぎる環境は猫の症状を
    悪化させてしまいます
  • 猫が興奮しないように落ち着かせましょう!
    *おとなしく出来ない猫はケージなどで
    安静にさせることも大切です
  • 感染症の予防でワクチン接種を
    行っておきましょう!

まとめ

いかがでしたか?
ステロイドを使用するリスクや
猫の咳の治療に役立つ5つの知識を
ご紹介しました。

適切な使用量や期間であれば、
猫の咳の治療に効果が期待できることが
お分かりいただけたのでは
ないでしょうか?

ステロイドは危険なもの」と
思っていたあなたもきっと…

ぜひ、5つの知識を参考に愛猫の治療に
臨んでください!

早く元気になることを祈っております☆

 


 

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ライター紹介 ライター一覧

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中村 あゆみ

子供の頃から猫や犬が大好きでした。小学生のときに、友達と捨て子猫にミルクをあげて触った際にあろうことか”猫アレルギー”と発覚!!それでも、猫がいたら触らずにはいられません(*^^)v

1匹でも多くの猫が幸せに暮らせるよう、猫のオーナーさんがさらに幸せな”にゃんこライフ”を送れるよう、お役に立てる記事を執筆していきたいと思います♪

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