猫の皮膚病の治療法とは?検査内容や気になる費用についても解説
愛猫の体に
皮膚病の兆候や皮膚の異常を見つけたら、
何は無くとも動物病院へ連れていきましょう。
診察で病気や異常の原因をつきとめ、
適切な治療を施すことが
愛猫の健康を取り戻すのに一番の近道です。
ですが飼い主さんとしては、
具体的な検査内容や治療法、
そして費用の目安などを
事前に把握しておきたいところですよね。
そこで今回は
猫が皮膚病にかかった際の
治療法や費用などについて
解説していきたいと思います。
この記事に書いてること♪
猫の皮膚病の主な5つの治療法
猫の皮膚病の主な治療法は
以下の5つになります。
- 抗アレルギー薬の投与
- 抗真菌薬の投与
- ノミ・ダニの駆除
- 薬用シャンプーでの洗浄
- ストレスの原因追求
1.抗アレルギー薬の投与
猫の皮膚病の原因が
なんらかのアレルギーによるものの場合、
抗アレルギー薬の投与を治療として行います。
アレルギー性皮膚炎は
アレルギーの原因物質・アレルゲンに対する
過剰な免疫反応によって、
かゆみやブツブツ、脱毛など
皮膚炎の症状が出ます。
- 花粉
- キャットフードなどの食べ物
- ノミやダニ
- ハウスダスト
などがアレルゲンとなり得ますが、
原因を特定するのは難しいとされています。
アレルギー性皮膚炎の治療としては、
抗アレルギー薬を投与して
かゆみや炎症の緩和をする
対処療法が中心となります。
また同時にアレルゲンを
生活環境から除去することも大切です。
抗アレルギー薬投与の費用の目安は
1回分で1000~3000円程度。
アレルゲンを洗い流す目的で
薬浴を併用することもあります。
猫の皮膚病予防でフードの切り替えを
検討する際はこちらの記事が参考になりますよ。
⇒猫の皮膚病を予防するキャットフード!おすすめランキングTOP5
愛猫にぴったりな一品を選んであげましょう。
2.抗真菌薬の投与
猫の皮膚病の原因が
真菌に感染したことの場合は
抗真菌薬の投与を行います。
「猫カビ」や「皮膚糸状菌症」とも呼ばれる
皮膚病「真菌症」は、
カビの仲間である真菌が
皮膚に感染することで起こるもの。
顔の周りなどの毛が
円形に抜けるのが特徴です。
治療は抗真菌薬の内服。
治るまで1ヶ月から
半年程度かかることもあるので
根気強く向き合う必要があります。
抗真菌薬投与の費用の目安は
1回分で5000~10000円程度。
抗真菌薬入り軟膏の塗布や
抗真菌薬入りシャンプー(薬浴)を
組み合わせることもあります。
3.ノミ・ダニの駆除
猫の皮膚病の原因が
ノミ・ダニの寄生である場合は
駆虫剤を使用し駆除する治療を行います。
- ノミアレルギー性皮膚炎
- 疥癬
- 耳疥癬
などの皮膚病が挙げられ、
- 強いかゆみ
- フケ
- 脱毛
などの症状がみられます。
駆虫剤投与の費用の目安は
1回分で1000~3000円程度。
駆虫成分入りのシャンプー(薬浴)を
併用することもあります。
4.薬用シャンプーでの洗浄
薬用シャンプーでの洗浄(薬浴)は
- アレルギー性皮膚炎
- 真菌症
- ノミ・ダニによる皮膚病
など様々な皮膚病治療で、
病状に合わせた薬剤を使用して行われます。
かゆみに対しては止痒性シャンプー、
真菌に対しては抗真菌作用のあるシャンプー、
ノミ・ダニに対しては
外部寄生虫を駆除する成分が入った
シャンプーを使います。
薬用シャンプーでの洗浄の費用の目安は
1回分で3000~4000円程度。
こちらの動画を参考にごらんください。
このほか猫の皮膚病対策については
こちらの記事がおすすめです。
5つの対処法を実践し、
愛猫を皮膚病から守ってあげましょう。
5.ストレスの原因追求
猫は皮膚病にかかっていなくても、
ストレスが原因で
体をしきりに舐めたり掻いたりして
脱毛するなどの症状を見せることがあります。
獣医師の問診に正しく答え、
- 飼い主に冷たくされた
- 他の猫にいじめられた
- 生活環境の変化
- 安眠できる場所がない
などといったストレス要因を見つけ出して
解消してあげることが治療になります。
猫の皮膚病の検査内容
ここからは、猫の皮膚病が疑われる場合に
どのような検査方法がとられるのかを
ご説明します。
- 問診
- ノミ・ダニ・真菌の確認
- 血液検査
- アレルギーの検査
次からの項目で詳しくお伝えします。
1.問診
愛猫が患っている皮膚病を治療するには、
まずその病気がどんなものであるかを
特定する必要があります。
そのためには
問診に正しく答えることが必要不可欠。
誤った情報を伝えてしまうと誤診につながり、
愛猫の健康を害してしまうことにも
なりかねません。
- 皮膚の症状
- 異常がみられる部位
- 症状がいつからか
- かゆがっているか
- 最近生活環境に変化があったか
- 食事の内容
- 過去に皮膚病になったか
- 過去にアレルギーを起こしたか
など、正確な情報を獣医師に伝えましょう。
2.ノミ・ダニ・真菌の確認
ノミ・ダニ・真菌などが
皮膚病の原因として考えられる場合、
皮膚の視診・触診後、皮膚の一部や毛を採取。
顕微鏡で
ノミ・ダニ・真菌の存在の有無を確認します。
費用は1000~3000円程度。
3.血液検査
内分泌(ホルモン)の異常による
皮膚病が疑われる場合、
猫の血液を採取して血液中のホルモン濃度を
測定するホルモン検査を行います。
これによって
副腎皮質機能亢進症などを発見することが
可能です。
費用は5000~8000円程度。
4.アレルギーの検査
アレルギー性の皮膚病が疑われる場合は
アレルギー検査を行います。
猫の血液を採取して
アレルゲンに対して作られる抗体を調べ、
アレルゲンを特定させます。
費用は2~3万円程度。
猫の皮膚病の検査と治療にかかるおおよその費用は?
猫の皮膚病の検査と治療にかかる
費用の目安は以下の通りです。
- 抗アレルギー薬投与 1000~3000円
- 抗真菌薬投与 5000~10000円
- 駆虫剤投与 1000~3000円
- 薬浴 3000~4000円
- 顕微鏡検査 1000~3000円
- 血液検査 5000~8000円
- アレルギー検査 2~3万円
これらに診察料はもちろん、
プラスαの治療代がかかることもあるので、
お財布には余裕を持たせて
来院した方がよいでしょう。
まとめ
猫の皮膚病の主な治療法5つは
- 抗アレルギー薬の投与
- 抗真菌薬の投与
- ノミ・ダニの駆除
- 薬用シャンプーでの洗浄
- ストレスの原因追求
です。
また検査内容は
- 問診
- ノミ・ダニ・真菌の確認
- 血液検査
- アレルギーの検査
などが挙げられます。
費用の目安は
- 抗アレルギー薬投与 1000~3000円
- 抗真菌薬投与 5000~10000円
- 駆虫剤投与 1000~3000円
- 薬浴 3000~4000円
- 顕微鏡検査 1000~3000円
- 血液検査 5000~8000円
- アレルギー検査 2~3万円
ただしこれらに診察料はもちろん、
プラスαの治療代がかかることもあるので、
お財布には余裕を持たせて来院しましょう。
また毎日のサプリメント摂取で
体内の環境を整えて免疫力をつけ、
皮膚病にかかりにくい体を作っていくのも
おすすめです。
どれも人気なので
口コミも是非参考にしてみてください。
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