猫の熱が下がらない!効果的な5つの対処法を紹介
いつも元気な愛猫に、
何だか元気がない・・・
もしかして熱がある?
となったらとても心配になりますよね。
なかなか下がらない熱だと
さらに心配になりますね。
熱っぽいけど体温も上手く計れず、
対処法が分からなくて困って
しまった方もいるのではないでしょうか?
- 食欲がない
- 暗いところで丸まって動かない
- 震えている
- 息遣いが荒い
こんな症状がある場合は
猫が発熱をしている可能性があります。
熱はただの風邪から
いろいろな病気の際に現れる
大事な症状です。
熱がありいつもと様子が違ったら、
早めに気づいて処置をしてあげましょう。
今回は
猫の熱の代表的な原因と、
熱を下げるために効果的な5つの
対処法をご紹介します。
言葉を発せない猫ですが、
熱は体からの何かのサイン。
早めに病気に気がついて
対処してあげましょう。
この記事に書いてること♪
猫の熱が下がらない原因とは?
猫の平熱は38度~39度くらいですが、
それより高かったら
発熱していると考えましょう。
熱は肛門に体温計を入れて計りますが、
最近ではペット用の
耳体温計もありますので
簡単に計ることができます。
体温計で計れない場合は、
耳の皮膚や脇の下、
肉球を触ってみると
熱なのか分かりやすいですよ。
すぐに下がれば問題ありませんが、
熱がなかなか下がらなかったり
高熱でぐったりしていたら、
何かの病気を疑いましょう。
ここでは猫の熱の代表的な原因を
まとめてみました。
1.ウイルスや細菌による感染
発熱する原因として最も多いのが
ウイルスや細菌による感染症です。
ウイルスや細菌と言っても様々なのですが、
次に挙げる猫風邪がそれにあたります。
風邪だからといって軽視していると
重症化することもあり注意が必要です。
2.猫風邪
猫の風邪は単なる風邪と
侮ってはいけません。
猫風邪の原因となるウイルスは
主に3種類あります。
- ヘルペスウイルス・・・
発熱、くしゃみ、鼻水に加えて
角膜炎や結膜炎がみられ、
多量の目やにが出るの - カリシウイルス・・・
発熱、くしゃみ、鼻水に加えて
口内炎や舌の炎症がよくみられ、
痛みからよだれが多くなる - クラミジア・・・
上記2つの全ての症状に加えて
肺炎や関節炎などを引き起こす
感染源は飛まつ感染で、感染力が強く、
野良猫の多くは
このウィルスを持っています。
またこれらの猫風邪は
特に免疫力の低い子猫によく見らます。
その場合重症化しやすく、
肺炎などを引き起こし死亡することも
あるので注意しなくてはなりません。
愛猫に少しでも症状がある場合には、
動物病院を早めに受診しましょう。
また猫風邪は
ワクチンで防げるものですので、
定期的にワクチンを受けましょう。
3.猫伝染性腹膜炎(FIP)
コロナウイルスという
ウイルスが原因の病気です。
Feline Infectious Peritonitisの略で
FIPとも呼ばれます。
コロナウイルスを持っている猫は多く
持っていてもあまり症状は出ませんが、
ストレスなどが原因で
悪いウイルスに突然変異し
猫の血管に炎症を起こすことがあります。
それにより全身の臓器に疾患を起こす、
不治の病と言われるほど恐ろしい病気です。
症状は様々ですが主に
- 高熱
- 黄疸
- 腹水、胸水
- 慢性的な下痢や嘔吐
などが挙げられます。
ストレスの原因と言われる
多頭飼いを避け、
またウイルスの感染を防ぐため
室内飼いにするようにしましょう。
猫の熱を下げるために効果的な5つの対処法
熱が出てとても辛そうな猫・・・
そんな愛猫を目の前にしたら、
一刻も早く何か対処してあげたいですよね。
すぐに飼い主ができる対処法として
- こまめな水分補給
- トイレや寝床などの掃除(感染予防)
- アイスノンやクールマットで
猫の体を冷やす - 静かな部屋へ連れていき
そっとしておく - 早めに病院へ受診する
ということが大切です。
理由や方法をご紹介します。
1.こまめな水分補給
体調が悪く発熱している場合、
食欲不振だけでなく
お水も飲まなくなることが多いです。
水を飲まないと脱水だけでなく、
尿路結石症や腎不全にもなりかねません。
すぐに出来る対処法として
こまめな水分補給をしてあげましょう。
食事に水分を混ぜたり
ウェットタイプにすることで
少しでも水分を取ってもらいましょう。
少し嫌がるかもしれませんが、
スポイトで直接与えるのも良いですね。
2.トイレや寝床などの身の回りを掃除(感染防止)
熱の出る原因は
ウイルスや細菌感染がほとんどです。
飛まつ感染や接触感染を防ぐため、
対処法として
身の回りを清潔にしてあげましょう。
また不衛生な場所では他の病気に
感染する可能性もあります。
多頭飼いの場合の
トイレや寝床を分けるなどして
なるべく接触を減らしましょう。
3.アイスノンやクールマット等で猫の体を冷やす
微熱や風邪の場合は必要ありませんが、
40度以上の熱が下がらなかったり、
熱くて息遣いが荒い場合には
すぐにできる対処法として、
猫の体を冷やしてあげましょう。
氷などで急激に冷やすのは
逆効果なこともあるので、
アイスノンやクールマットをひいて、
ゆっくりと冷やすことが大切です。
4.静かな部屋へ連れていきそっとしておく
人間も熱があってだるいときは、
静かな部屋で寝ていたいですよね。
猫も同じです。
具合や症状を気にかけ、
すぐに対処をすることも必要ですが、
少しでも楽にしてあげらるように、
静かな部屋でそっとしておくことも大切です。
5.早めに病院へ連れていく
猫の熱が下がらない場合の対処法として
最も大切なのが病院へ連れて行くことです。
明らかに猫の元気がなく
高熱の場合には、
なるべく早めに病院へ
連れて行ってあげましょう。
獣医さんにしっかりと診てもらい、
適切な治療をしてもらうことが一番大切です。
長い時間食べなかったり
水分を飲まない状態は、
体調の悪化だけでなく
他の病気を併発してしまうかもしれません。
ただの風邪と思わず、
早めに病院へ行き
猫の症状を楽にしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は猫の熱が下がらない原因と
5つの対処法についてご紹介してきました。
猫の熱にはとても危険なサインがあることに、
驚かれた方もいるのではないでしょうか?
愛猫に急に熱が出たら
びっくりしてしまうのが普通ですよね。
しかし急な熱でも、
対処法を知っておくことで
適切な処置が施せると思います。
普段から愛猫とのスキンシップをして、
小さなサインを早めにキャッチ
してあげられると良いですね。
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