猫のノミの駆除！効果的な3つの方法とは？

お家の中で飼っている猫も
お外を自由に歩いている猫も、
やはり悩ましいのは外部寄生虫で
中でもノミやダニの寄生です。

猫はおろそかになりがちな
予防や駆除ですが、
実は大切なことなのです。

効果的な方法はご存知ですか？

猫のノミの駆除はどうやってする？効果的な方法は？

ついてしまった場合は
駆除が必要です。

誤解されがちなのが、
ペットショップなどで市販されているお薬は
駆除もされると思われがちですが、
どちらかというと予防薬になり、

ノミの嫌いな成分で
寄り付かなくさせる効果が
期待されます。

駆除には物理的にノミを体から
引き離してあげることや、
動物病院の処方されるお薬を
使用することが効果的です。

効果的とされる方法について
調べてみました。

1． ノミ取りくしを使う

ノミ取りくしというものが
市販されているのですが
ご存知ですか？

とても目が細かく、
毛と毛の間に潜むノミをも
くしがからめとってくれるような作りに
なっているものなのです。

ノミだけでなく、
もしノミがついていると
黒いフケのようなノミのフンも
一緒にとれてきます。

ノミがいる可能性があって、
ノミを検出したい場合、

猫の体をノミ取りくしですいた後に、
取れたフケなどを濡らしたティッシュに落とし、
つぶしてみて、赤く染まった場合、

吸血したノミがついているという
証拠にもなります。

駆除のためだけでなく、
お家でのチェックにも使えるので
おすすめです。

2． お風呂でしっかり洗ってあげる

お風呂でしっかり洗ってあげることも
もちろん物理的に引き離す目的としては
効果的と言えるでしょう。

市販されている
ノミ取りシャンプーを使用すると
より効果的だと思います。

猫の体に大量にノミがついている場合、
洗うだけでは
完全な駆除は難しい可能性が高く、

その際は駆除のお薬を併用した方が
良いでしょう。

3． ノミの駆除の薬を使う

ペットショップなどの
市販のノミダニ予防薬と
動物病院で処方されるノミダニ予防薬と
混同しがちなのですが、

実はお薬の成分が異なり、
効果も異なります。

動物病院で処方されるものは、
予防薬という名目ではありますが、
実際には血中にお薬の成分が拡散し、

吸血をしている
もしくはしようとしたノミに
効果を発してくれる
実質的な駆除薬なのです。

もし確実に猫の体に
ノミの寄生がわかった時は、
動物病院で処方されるお薬を
使用するのがお勧めです。

猫のノミの駆除におすすめな薬は？

お薬とは一口に言っても
色々なタイプがあります。

お腹の虫下しも一緒にできる物や
たらすタイプ、錠剤タイプなど様々です。

どんなふうに駆除をしたいかにより、
おすすめな薬も変わってきます。

例えば、
一緒にお腹の虫下しをしたいのであれば、
レボリューションやブロードライン、
アドボケートなどのお薬がお勧めですし、

各成長段階でのノミダニの駆除を
確実にできるものが
フロントラインプラスになります。

また、即効性を求めるのであれば、
錠剤タイプのコンフォティスも
おすすめですし、

猫の子の性質によっても
適したお薬が変わってきます。

迷った時は
かかりつけの動物病院の獣医さんに
相談してみると良いと思います。

猫のノミの駆除剤のレボリューションってどうなの？

様々な猫のノミの駆除剤が
あるというお話をさせて頂きましたが、
その中の一つが
レボリューションというお薬です。

背中にたらす
スポットタイプのお薬で、
ノミだけでなく、

フィラリアや回虫と呼ばれる
お腹の虫も駆除できるので、
おすすめです。

猫でフィラリア！？
と思われるかもしれませんが、
近年猫のフィラリア感染例も
報告されているので、
猫とフィラリアが
全くの無関係とは言い切れません。

一つで何種類もの
駆除兼予防ができるので
とても便利です。

猫のノミの駆除剤！フロントラインの効果は？

フロントラインは
最もシンプルな
ノミ駆除剤と言えるでしょう。

ノミと最近話題のマダニを
駆除できるお薬として、
ファーストチョイスにしても
良いと思います。

しかし、もっと確実に
猫の体からノミを駆除したい
というのであれば、
フロントラインプラスがお勧めです。

なぜかというと、
フロントライン同様に、
ノミとマダニを駆除してくれるものなのですが

違いがあり、ノミの卵など
各成長段階でも成長阻害作用により
ノミやマダニを駆除してくれる
ということなのです。

体にいるノミだけでなく
卵があった場合も
落としたいということであれば、
プラスの方をチョイスされた方が
確実です。

猫のノミの駆除にかかる期間はどれくらい？

基本的に、
スポットタイプを使用した場合だと、

体中に拡散し、効果を発現するまで
２４時間から48時間ほどと
言われています。

くしやシャンプーを使用した方法だと、
目に見えて
確実に落とせているかは不明のため、
また潜んでいて
確実に駆除できていない場合も考えられ、

数週間の間に何度も
シャンプーなどを繰り返して
やっと完全な駆除へと
つながる可能性が高いです。

猫のノミの駆除は病院へ行った方がいいの？

前述の通り、
猫の体からの
物理的なノミの引きはがしでは、
完全な駆除とは言い難い部分もあり、

人間にうつる可能性も考えると
完全な駆除が必要となるでしょう。

そのためには、
動物病院へ行き、
駆除薬を処方してもらうことが
一番確実だと思います。

猫のノミって人間にうつる？

猫の体にいるノミは
ネコノミと言われ、
人間もさされることがあり、
うつります。

ペットからうつることもありますし、
人間が野良ネコなど
多くいる場所でもらってしまい、

お家で飼っている猫に
うつしてしまうこともあるのです。

猫のノミが人間にうつった場合の症状は？

ノミに噛まれると、
吸血するときに血が固まらないような
特殊の成分の唾液を
体内に注入されるのですが、
これが異物と判断され、
皮膚炎を起こします。

これは猫もノミに刺されたときに
起こる反応ではありますが、
人間の方が何倍も激しい反応として
出てくると言われています。

この皮膚炎は
ぷつぷつとした丘疹状の発疹が
見られます。

猫にノミがつかないようにするための対策方法とは？

一番はノミダニに効果的な駆除剤を
定期的に使用することが一番ですが、
実はこれだけでは不十分なのです。

動物病院に処方される駆除薬は
あくまでも駆除薬なので、
咬まれないと効果を発揮しません。

そのため、お勧めなのは、
予防と駆除を一緒に行なうことです。

ペットショップなどの
市販のノミ除け首輪などは
ノミの嫌いな成分を身に着けることで、
ノミを猫に寄らなくする
効果を持っています。

ノミを寄らなくする予防をしたうえで
万が一咬まれたときに、

長期間寄生されないよう
駆除をするという対策方法が
一番確実でしょう。

まとめ

猫の予防は
あまり考えていない飼い主さんも、
しっかり予防をしたいと
考えている飼い主さんも、

ノミの寄生は実は飼い主さんにも
被害の及ぶ可能性のある
怖い感染症ということが
わかりました。

適した駆除・予防方法で
猫・飼い主の両方の健康を
しっかりと守っていきたいですね。