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猫のブラッシングはやりすぎNG!頻度とやり方のコツ

健康  
可愛い愛猫にブラッシングをしてあげるのは当然!
毛が抜けるから毎日ブラッシングしてあげないと…
いくらブラッシングしても毛が抜けるけど、頻度はどれくらいが丁度いいの?
もしかしてブラッシングのやり方が間違ってる?

猫を飼っている人ならこんな事を思ったことが
ある人もいるかもしれませんね。

私も猫にブラッシングをしてあげるのが好きで
毎日のようにブラッシングをしています。

適度なブラッシングは愛猫との
コミュニケーションにもなり
特に長毛種には必須ですが、
実はやりすぎはNGです。

今回はブラッシングの頻度と
そのやり方についてお話したいと思います。


猫のブラッシングのやりすぎはハゲの原因に?

ブラッシングをしてもしても抜ける毛…

いつまでもブラッシングを
していたくなりますが、
実はやりすぎると
ハゲの原因になってしまいます!

愛猫がブラッシング中
じっとしていてくれるから
きっと気持ちが良いはず!

と思っても、実際には
長時間のブラッシングは
愛猫にとってストレスに
なってしまうこともあります。

毛が抜けるからといって、いつまでも
ブラッシングを続けてはいけません。

健康な毛まで抜けてしまい、
気づいたときには毛が薄くなってきて
ハゲてしまった!
なんてことにならないように
ブラッシングはほどほどにしましょう。

もし猫の耳がハゲている場合は
ストレスが原因かもしれません。

そんな時はこちらの記事を参考にして下さい。

⇒猫の耳のハゲはストレスが原因?おすすめの薬&対処法を紹介

猫のブラッシングの最適な頻度とは?

ブラッシングの最適な頻度は 毛の長さや季節によっても変わりますが、
目安は以下のようになります。

ブラッシングの最適な頻度

短毛種

  • 換毛期(春と秋):1日1回
  • 換毛期以外:週1回

長毛種

  • 換毛期(春と夏):1日2回
  • 換毛期以外:1日2回

短毛種の猫の場合、週1回では少ないと
思われるかもしれませんが、
通常はそれで十分です。

それ以上ブラッシングをしたい場合は、
粘着力を落としたコロコロで毛を
取ってあげる程度で十分です。


猫のブラッシングの方法

ここで正しいブラッシングの方法について
説明したいと思います。

短毛の猫ちゃんと長毛の猫ちゃんでは
使うブラシのタイプと、とかす順番も
少し違います。

短毛種のブラッシングのやり方

短毛種の場合、お勧めのブラシは
以下の3つです。

  • ラバーブラシ
  • ソフト獣毛ブラシ
  • コーム

まず、最初にラバーブラシ
体全体をブラッシングして、
すでに抜けた毛を取り除きます。

短毛種の場合、金属製など先が尖った
ブラシを使うと皮膚が傷ついてしまう
場合がありますのでやめましょう。

ラバーブラシならば柔らかいので
皮膚を傷つける心配もありませんし、
手袋タイプなどもあり、ブラッシングが
苦手な猫ちゃんを慣らしていくにも
おススメです。

また、マッサージ効果もあるので
ゴロゴロ喉を鳴らして気持ちよさそうに
してくれる猫ちゃんもいます。

ブラッシングの順番としては
以下のようになります

  1. あごの下
  2. 胸周り
  3. おでこや頬の顔周り
  4. 背中
  5. お尻
  6. 尻尾

ここで背中など長時間
やりすぎてしまうと
上述したようにハゲてしまうので
ほどほどにしましょう。

3分ぐらいを目安に、一通り
ブラッシングすれば大丈夫です。

次に獣毛ブラシを使って同じ順番に全体を
軽くブラッシングして、艶を出していきます。

獣毛ブラシは髪に艶が出ると
人間用でも人気がありますよね。

これはブラシの獣毛のついている油が
猫の毛にいきわたって艶を出してくれるからです。

最後にコームで毛並みを整えたら終了です。

長毛種のブラッシングのやり方

長毛の猫ちゃんの場合は、知らない間に
毛が絡まって毛玉ができてしまっている場合も
あるので、念入りなブラッシングが必要となります。

長毛の猫ちゃんにおススメのブラシは
以下の3つです。

  • ピンブラシ/スリッカーブラシ
  • ハード獣毛ブラシ
  • コーム

ピンブラシとスリッカーブラシは同じく
細い金属でできていて、もつれた毛を解く
ことができます。

スリッカーブラシはこれに加えて、毛玉もほどく
ことができます。

ブラッシングをする順番としては、まず
ピンブラシかスリッカーブラシで以下の
順番にブラッシングをして、もつれた毛を優しく
解いていきます。

  1. 背中
  2. お尻
  3. 尻尾

そして、コームに変えて
以下のデリケートな部分を
ブラッシングして
もつれた毛を取っていきます。

  1. お腹

もしフェルトのような
毛玉ができてしまっていたら、
無理にとかそうとせずに
ハサミで切ってしまいましょう。

最後に獣毛ブラシで全体をとかし、
艶を出したら終了です。


猫にブラッシングが必要な理由とは?

猫はよく自分で毛づくろいをしているし、
そもそもブラッシングって本当に必要なの?

って思っている方もいるかもしれませんね。

確かに猫は綺麗好きで
毛づくろいにたっぷりと
時間をかける動物です。

しかし、自分で届かない場所もありますし
換毛期には大量の毛が抜けるので
ブラッシングは必要です。

その理由として主に挙げられるのは
以下の4つです。

ブラッシングが必要な理由

  • 毛球症の予防
  • 皮膚の病気の早期発見
  • 猫とのスキンシップ
  • 抜け毛やフケ対策

それでは詳しくみていきましょう。

毛球症の予防

ブラッシングをしないことが原因で
なる病気に毛球症があります。

ブラッシングをしないと、
猫が毛づくろいで
飲み込む毛の量が多くなり
ヘアボールができてしまいます。

通常ヘアボールは吐き出したり、
便と一緒に排出されますが
何らかの理由で消化器官に
とどまってしまい、食欲不振や
便秘、腹痛、吐こうとするが吐けない
などの症状を表すことがあります。

軽度の場合は毛球除去剤を
なめさせることで便と一緒に
排出させることが可能ですが
重度の場合は腸閉塞を起こす
可能性もあり
開腹手術が必要
になります。

猫草を食べさせたり、
食物繊維が多く含まれていて
ヘアボールを便と一緒に排出
しやすくするキャットフードなども
販売されていますが、それらはあくまでも
食べてしまった毛を排出しやすく
するためのものです。

毛球症予防に一番効果的なのは、
定期的にブラッシングを
してあげることです。

皮膚の病気の早期発見

定期的にブラッシングをすることは、
皮膚病やその他の病気の
早期発見にもつながります。

普段何気なく撫でている時には気づかなくても、
ブラッシングをしているとフケが出ていたり
ノミがついていることに気づきやすくなります。

また、いつもは嫌がらないのに
急にお腹を触られるのを
嫌がったりするかもしれません。

外に出る猫は喧嘩をして
傷があるかもしれません。

猫は体に異常があると毛並みが悪くなるので、
普段からブラッシングをしていれば、
少しの異常にも気づくことができます。

 

皮膚に異常がある場合の
症状について知りたい方は
こちらの記事を参考にして下さい。

⇒猫の病気の皮膚の症状!原因や対処方法【まとめ】

猫とのスキンシップ

ブラッシングをすることは、
猫との良いスキンシップにもなります。

飼い猫同士がグルーミングをしあうことを
アログルーミングと言いますが、
飼い主がブラッシングをしてあげる時
猫は同じ気持ちになり、リラックス
できます。

定期的にブラッシングをしてあげることで
コミュニケーションを取る機会が多くなるので、
愛猫とより深い信頼関係を築くことができます。

抜け毛やフケ対策

ブラッシングを定期的にすることで抜け毛や
フケを取り除くことができ、美しい毛並みを
保つことができます。

また、ブラッシングにはマッサージ効果があり
皮膚の血行がよくなるので、皮膚を健康に
保つことができます。

まとめ

以上が猫にブラッシングについてでした。

適度なブラッシングは
良いスキンシップになったり
ヘアボール予防や
病気の早期発見に繋がります。

しかしブラッシングをしすぎてしまうと
ハゲてしまうこともあるので
気を付けなければなりません。

換毛期でも短毛種では1日1回
長毛種では1日2回程度にとどめて
ふわふわで艶々な毛並みをキープして
あげてくださいね。


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ライター紹介 ライター一覧

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森乃 きりん

小さいころから動物に囲まれて育ち
動物なしでは生きられません!
大学は海外の野生動物学を専攻し、
動物看護士の資格を持っています。
動物関係の職場で6年間勤務し、
現在は2児、4匹の猫、2匹の犬、
ニワトリ、アヒル、金魚と共に
田舎暮らしをしています。
皆さんの役に立つ記事を書いていきたいと思いますので
どうぞよろしくお願いします。

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