猫の後ろ足が痙攣してる!原因と病気の可能性について解説
猫の後ろ足がピクピクと痙攣している。
これは一体どのような状態なのでしょうか。
足の痙攣は、様子を見ても大丈夫なのか
迷ってしまいがちです。
猫の後ろ足が痙攣している際には、
どのような原因が考えられるのでしょう。
なにか病気の可能性ははないのか、
飼い主さんとして心配ですよね。
この記事では、猫の後ろ足が痙攣している
際に考えられる原因についてまとめました。
この記事に書いてること♪
猫の後ろ足が痙攣している原因3つ
猫の後ろ足が痙攣している場合には、
どのような原因が考えられるのでしょう。
ここでは、猫の後ろ足が痙攣する
主な原因を紹介します。
1.足に何か付いているから
足の裏が濡れていたり
何かついていたりした場合に、
後ろ足をプルプルと振ることがあります。
これは不快感からくる行動
ですので、特に問題はありません。
しかし、何度も振っていたり、
足を地面につくのを嫌がったりしている
場合には、足の裏に怪我を負っている
可能性があります。
何度も気にしているようであれば、
足の裏をチェックしてみましょう。
2.ビタミンB1不足に陥っている
栄養バランスが悪くビタミンB1が
不足すると、「ビタミンB欠乏症」
になってしまいます。
ビタミンB欠乏症になると、
脳神経が侵され足の痙攣が
見られます。
ほかにもビタミンB欠乏症には、
食欲不振や吐き気といった症状が現れます。
治療には栄養バランスの整った食事を
摂ることや、ビタミン剤の投与
などがあります。
3.睡眠リズムによる痙攣
猫は1日のほとんどを眠って過ごします。
猫の睡眠のほとんどは、浅いレム睡眠です。
レム睡眠時は夢を見やすい状態です。
夢を見ていている際には、足や耳が
ピクピクと痙攣する場合があります。
また、寝起きの際には寝相の問題で
足がしびれた場合や、筋肉をほぐす、
血流を良くするといった目的で
足をぷるぷると振る場合があります。
いずれも生理現象ですので、
心配はいりません。
猫の後ろ足が痙攣しているときに考えられる病気の可能性
猫の足の後ろが痙攣している
際には、病気の可能性も考えられます。
症状として足の痙攣を伴う病気には、
どのようなものがあるのでしょう。
ここでは、足の痙攣を伴う
病気を紹介します。
1.てんかん発作
てんかんの原因は脳の傷や遺伝、
ウィルス、外傷など様々です。
後ろ足が痙攣する理由として
最も多いのは、このてんかん発作
だといわれています。
足の痙攣はてんかん発作
の中でも「部分発作」と
呼ばれています。
ほかにも「全般発作」と呼ばれる
ものがあり、意識はなく
体全体に痙攣がおこります。
愛猫にてんかんが疑われる場合は、
薬による治療が必要になるため
動物病院を受診しましょう。
2.肥大型心筋症
肥大型心筋症は心筋症の一種で、
何らかの原因で心筋が肥大
してしまう疾患です。
肥大すると心室壁が硬くなり
広がりにくくなるため、
拡張障害を起こします。
無症状の場合もありますが、
後ろ足の痙攣や麻痺といった
症状が見られます。
ほかにも、食欲低下や
元気がない、嘔吐などの症状が
現れる場合もあります。
3.糖尿病
猫にも糖尿病があり、
症状の一つとして足の痙攣が
挙げられます。
ほかにも足を引きずる、ふらつく、
歩けないなど歩行困難の症状が
多く見られることも特徴です。
糖尿病は一度発症すると
完治することはなく、一生付き合って
いかなければなりません。
糖尿病にならないためには、
日頃から体重管理などを
注意する必要があります。
猫の後ろ足が痙攣したときの対処法
猫の後ろ足が痙攣した際には、
飼い主さんが落ち着いて行動する
ことが重要です。
どのような痙攣なのか、
様子をよく観察することも
忘れてはいけません。
痙攣の際に猫がケガをしないよう、
毛布などで体をくるみ安静にさせます。
痙攣が治まらない場合や、
激しくなる場合には直ちに
動物病院を受診してください。
まとめ
猫の後ろ足の痙攣には、生理現象から
来るものや病気からくるものがあります。
生理現象であれば放って置いても
問題はありませんが、病気の場合は
早期治療が必要になる場合も
ありますので、異常が見られた際には
動物病院の受診をおすすめします。
飼い主さんは愛猫の様子をこまめに観察し、
足の痙攣などが見られた際には、
どのような痙攣であるのかよく
観察することが大切です。
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