猫の元気がないのは原因不明が多い!病院へ行く前に試したいセルフチェック
「愛猫の元気がない・・・」
共に暮らす飼い主さんはとても心配ですよね。
猫が元気がないのは、
原因不明なことが多いのです。
ですが、病気にかかっているときに
症状の1つとして元気がなくなることも
あるので注意が必要。
飼い主さんとしては、
病院へ連れていくかを悩むところですよね。
そこで今回は猫が元気がないとき、
病院へ行く前に試したいセルフチェック
についてお伝えしたいと思います。
愛猫の様子を観察し、
病院へ連れていくべきかの
判断材料にしてください。
また受診した際にその内容を
詳しく獣医師さんに伝えることで
診察・診断・治療がスムーズに進みますよ。
この記事に書いてること♪
猫の元気がないのは原因不明!病院へ行く前にセルフチェックを!
猫の元気がないのは
原因不明なことが多いですが、
以下のセルフチェックを行うことで
理由を絞り込むことができるでしょう。
- 下痢や嘔吐はしていないか
- 食欲不振に陥っていないか
- 急な環境の変化はなかったか
- おしっこの量は正常か
- 便の回数や形状は正常か
- 薬や予防接種の副作用の可能性はないか
- 暑すぎたり寒すぎたりしていないか
次からの項目でそれぞれ詳しくお伝えします。
愛猫に当てはまるものがないか
チェックしながら読んでみてくださいね。
1.下痢や嘔吐はしていないか
愛猫は下痢や嘔吐をしていませんか?
下痢の場合、
猫用の下痢止め薬を飲ませて
回復するようならば様子を見ても
よいでしょう。
ただし、下痢がなかなか治らない場合は
なんらかの病気の可能性があるので
病院へ連れていってください。
嘔吐の場合、
吐いたあとに元気そうに
しているようならばあまり心配はありません。
ただし、
何度も吐いたり食欲を示さないときは
何らかの異常を抱えているので
病院へ連れていきましょう。
また下痢と嘔吐、両方を伴っているときは
- 胃腸炎
- 寄生虫感染
- 食物アレルギー
- 猫パルボウイルス感染症
などを一例に、
たくさんの病気の可能性があります。
すぐに病院へ連れていき
適切な治療を受けさせましょう。
子猫や高齢猫は
体力・免疫力ともに低く重症化しやすく、
衰弱して死亡してしまうこともあるので
特に気をつけてください。
2.食欲不振に陥っていないか
愛猫は食欲不振に陥っていませんか?
猫はムラ食いする動物なので
病気ではなくても多少食べないこともあります。
例えば、
- フードの味に飽きた
- 新しいフードが気に入らない
- 皿が汚れている
など。
そんなときは
- フードに猫用ふりかけをかける
- 嗜好性の高いウエットフードを与える
- 皿を清潔に保つ
などしてみましょう。
ただし、
成猫の場合24時間以上、子猫の場合半日以上
食欲不振が続くようならば
なんらかの異常を抱えている可能性が
あるので病院へ連れていきましょう。
また下痢・嘔吐・発熱といった
他の症状がみられたときもすぐに病院へ。
猫が元気がなくてご飯を食べないときは
こちらの記事を参考にどうぞ。
愛猫が気に入るフードを与えて
元気を取り戻してあげたいですね。
猫の元気がないのを改善するために
フードの切り替えを検討する際は
こちらの記事が参考になりますよ。
⇒猫の元気がないのを改善するキャットフード!おすすめランキングTOP5
愛猫にぴったりな一品を選んであげましょう。
3.急な環境の変化はなかったか
最近愛猫の周りで
急な環境の変化はありませんでしたか?
猫は自由気ままに見えて
デリケートな動物なので
私たち人間にとっては些細な変化にも
大きなストレスを感じてしまいます。
元気がないのは環境の変化などに
ストレスを感じている可能性があります。
- 引っ越した
- 同居動物が増えた
- フードを切り替えた
- 遊ぶ時間が減った
など、思い当たるものはないでしょうか?
引っ越した
家具のレイアウトを前の住居に近づけたり、
猫のお気に入りのオモチャやベッドなどを
猫のそばに置いたりする
同居動物が増えた
最初は部屋を分けて暮らさせて、
ゆっくり対面させる
フードを切り替えた
従来のフードに新しいフードを
少しずつ混ぜて1週間~10日を目安に
ゆっくり切り替える
遊ぶ時間が前より減った
愛猫とのふれあいの時間を
確保するよう努め、たくさん遊ぶ
などして、できるだけストレス要因を
解消してあげましょう。
4.おしっこの量は正常か
おしっこは
猫の健康度をはかる重要なバロメーターです。
愛猫のおしっこの量は正常ですか?
また色もチェックしてみてください。
- 量が少ない(出にくい)
- キラキラ光る結晶が出る
- 量が多い
- 尿の色が赤い
- 尿の色が白濁している
- 尿の色が薄い
また猫の様子として、
- 頻繁にトイレに行く
- 尿の出る性器をしきりに舐める
- いつもと違う場所で排尿する
- 苦しそうな格好で排尿する
などがないかもチェックしてください。
これらのような症状がみられたら
猫は病気にかかっているおそれがあります。
考えられる病気としては
- 下部尿路症候群
- 尿毒症
- 膀胱炎
- 糖尿病
- 慢性腎不全
- 甲状腺機能亢進症
などがあります。
すぐに猫を病院へ連れていき、
適切な治療を受けさせましょう。
5.便の回数や形状は正常か
うんちは
猫の健康度をはかる重要なバロメーターです。
愛猫のうんちの回数や形状は正常ですか?
猫のうんちの回数は1日に1~3回。
ただし猫ちゃんによって
2日に1回だったり1日に3回だったりと
まちまちなので
愛猫の普段の回数と比較することが大切です。
極端に少ない、多い場合は
なんらかの異常がある可能性があるので
病院へ連れていきましょう。
また、
- 下痢便が続く
- 水様便
- 血便
- 色がどす黒い
- 虫が入っている
- 異物が入っている
などの場合は
なんらかの病気や寄生虫感染、
異物誤飲などが考えられます。
すぐに病院へ連れていき、
適切な治療を受けさせましょう。
6.薬や予防接種の副作用の可能性はないか
猫が元気がない原因は
薬や予防接種の副作用であるかもしれません。
最近なんらかの薬を投与したり、
予防接種を受けさせたりはしていませんか?
薬で思い当たるものがある場合は
処方した病院へ相談し、
必要な場合は受診することをおすすめします。
猫ちゃんの症状によっては
一旦薬の投与を中止したり、
別の薬に変更する措置などが
必要になるでしょう。
予防接種の副作用と思われる場合は、
ある程度は様子を見てもよいでしょう。
ただし、
- 接種後1日経っても元気がない
- 皮膚のむくみや腫れ、かゆみが出た
- 1日に何度も吐いて脱水症状になっている
といった症状のときは
すぐに病院へ連れていきましょう。
猫が元気がないときの
ワクチン接種の副作用について
詳しくはこちらをご覧ください。
⇒猫がワクチン後元気がないのは副作用!危険な症状について解説
危険な症状もあるので
是非参考にしてくださいね。
また猫が避妊手術後に元気がないときは
こちらの記事をどうぞ。
⇒猫が避妊手術後元気がないのは抗生物質のせい?自己判断で辞めてもいいの?
抗生物質の影響について知識を蓄え、
適切なケアを行いましょう。
7.部屋の温度が暑すぎたり寒すぎたりしていないか
猫が過ごしている部屋の温度が
暑すぎたり寒すぎたりしていませんか?
人間と似ていますが、
猫も暑さや寒さのせいで動きたくなくて、
元気がなくなったり寝てばかりになることが
あります。
夏の場合は27~29℃くらいを目安に
冬の場合は23~25℃くらいを目安に
エアコンなどの空調や窓の通気を
調整してあげてください。
また、猫が暑さや寒さを感じたときに
他の場所へ逃げられるよう
室内を行き来できるようにしてあげましょう。
また猫ちゃんがくつろぐ猫ベッドも
季節によって涼しい素材のもの、
暖かい素材のものと使い分けることを
おすすめします。
こちらの猫ちゃんは冬用ベッドで
超リラックス状態のようです。
▼冬用猫ベッドをふみふみする猫の動画
夏は食欲不振からの衰弱や熱中症などの
危険もあるので気をつけたいですね。
また冬は寒いと
猫がトイレを我慢してしまい、
結果泌尿器科系トラブルが起こりがち。
夏も冬も、
単に元気がないことだけではなく、
そこから派生する病気をも予防するつもりで
ケアを心がけていただきたいです。
冬に猫の元気がないときは
こちらの記事が参考になりますよ。
⇒猫が元気がないのは冬だから!部屋を温かくして様子を見れば大丈夫?
室温を適正温度にするなどの
ケアをしてあげましょう。
夏に猫の元気がないときは
こちらの記事をご覧ください。
⇒猫が元気がないのは夏の暑さのせい?脱水症状の見分け方についても解説
いろんな要因が考えられるので
愛猫にとって適切なケアをしてあげたいですね。
猫の元気がないときはいつからその症状がでているのかもチェック
愛猫に元気がない、
そんなときはその他の症状も含めて
いつからその症状が出ているのかも
チェックしましょう。
日頃から健康チェックを欠かさず、
気になることがあったときは
ノートに記録しておくとよいでしょう。
病院へ連れていった際に
それらの情報を正確に伝えることで、
診察・診断・治療がスムーズに進みますよ。
病気の早期発見は早期治療、
そして早期回復のための鍵となります。
猫が元気がないときに考えられる
病気についてはこちらの記事を参考にどうぞ。
愛猫に当てはまる症状がないか
チェックしてみましょう。
まとめ
猫の元気がないのは
原因不明なことが多いですが、
原因を絞り込むため、
病院に行く前にセルフチェックをしましょう。
- 下痢や嘔吐はしていないか
- 食欲不振に陥っていないか
- 急な環境の変化はなかったか
- おしっこの量は正常か
- 便の回数や形状は正常か
- 薬や予防接種の副作用の可能性はないか
- 暑すぎたり寒すぎたりしていないか
愛猫の様子を観察し、
病院へ連れていくべきかの判断材料に
しましょう。
また受診した際に
その内容やいつから元気がないなどの症状が
出ているのかを詳しく獣医師さんに
伝えることで、
診察・診断・治療が
スムーズに進みますよ。
また猫の元気がないときは
サプリメント摂取もおすすめですよ。
⇒猫の元気がないときに効果的なサプリメント!人気ランキングTOP5
どれも人気なので
口コミも是非参考にしてみてください。
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