猫の結膜炎が治らない！目薬で完治するの？

あなたの飼い猫ちゃんの目、
こんなふう↓になっていませんか？

目のふちが少し赤くなり、
瞳もうるんでいます。

このような症状がある場合、
結膜炎になっているかもしれません。

 

でも強く痒がることもなく、
見た目にも大したことなさそうなら、
できれば自然に治るのを
待ってあげたいですよね。

猫の結膜炎は、
自然に治るのを待っていても
大丈夫なのでしょうか？

今回は、

• 猫の結膜炎の治療方法
• 結膜炎の予防法

についてまとめました。

猫の結膜炎が治らない！治療方法は？

猫の結膜炎が自然に治らない場合、
動物病院ではどのような治療法が
とられるのでしょうか？

 

点眼薬がもっとも手軽なため、
点眼薬を処方されることが
１番多いようです。

長い毛が目に入って
炎症を起こしている場合は、
目の周囲の毛をカットするだけで
自然と結膜炎が治まることもあります。

また、目の洗浄や
抗生物質などによる感染症治療で、
目に入った細菌や異物を取り除くのも
効果的な治療法です。

点眼薬で完治する？治療期間はどれくらい？

先ほど、
’’点眼薬を処方されることが１番多い’’
とお話ししましたが、
点眼薬で本当に完治するのでしょうか？

猫に点眼薬をさすのは結構大変なので、
効果があるという確信が欲しいですよね。

いつまで点眼薬をささないといけないのか、
治療期間も気になります。

たいていの結膜炎は、
点眼薬の投与で完治します。

だいたいは、

• 炎症を抑える点眼薬
• 目に入った細菌をやっつける点眼薬

の２種類が処方されます。

 

この２つの点眼薬を

• １日２～３回
• ２～４週間

ほど続ければ、
ほとんどの結膜炎は完治します。

 

人間用の目薬を使ってもいい？

猫の結膜炎の治療に、
人間用の目薬を
使ってもいいのでしょうか？

 

基本的には
動物病院で処方された目薬を使うのが
安心で安全ですが、
人間用の目薬を使っても大丈夫です。

ただし、
薬局などで販売されている
処方箋なしで買える目薬は
使わないようにしましょう。

動物病院で処方される
猫用目薬のほとんどは、
実は人間用の眼科薬です。

そのため、
あなたや家族が
結膜炎で眼科に行って
処方された目薬であれば、
猫に使っても大丈夫です。

おそらく動物病院でも、
同じ目薬が処方されます。

 

しかし、
薬局などで処方箋なしに買える
市販の目薬には、
どんな成分が配合されているのか
素人にはわかりません。

中には、
猫によくない成分が
含まれている目薬もあります。

処方箋なしで買える目薬は、
猫には使わないようにしましょう。

 

放置したらどうなる？完治する可能性は？

猫の結膜炎を放置したら、
どうなるのでしょうか？

自然に完治する可能性は
ないのでしょうか？

炎症がまだ軽度で
かつ病気や感染症が原因でない場合は、
猫自身の回復力で
結膜炎が自然に完治する可能性があります。

そのため、

• 若く健康な猫
• 軽度の結膜炎
• 病気や感染症が原因ではない

場合には、しばらく様子見で
放置しておいても大丈夫です。

 

ただ、逆に

• 子猫や老猫
• 重度の結膜炎
• 病気や感染症が疑われる

場合に、放置しておくのは危険です。

角膜炎など別の炎症を引き起こし、
最悪の場合には失明などの
重篤な後遺症が残るおそれもあります。

 

極度の病院嫌いなど、
どうしても動物病院に
猫を連れていけない時には、
自宅で目の洗浄をしてあげるだけでも
回復を助けてあげることができます。

 

 

ホウ酸も精製水も
薬局で安く手に入れることができます。

この洗浄液は
涙やけや目ヤニを拭くときも使えるので、
作っておくと便利ですよ。

なる前に気を付けたい！結膜炎の予防はできる？

結膜炎は痒みや目ヤニがでるので、
猫にはとても不快な病気です。

ぜひなる前に気を付けて、
予防してあげたいですよね。

結膜炎を予防するには、
次のような方法が効果的です。

 

清潔を保ち
結膜炎の原因となる
病気やケガを防ぐことが、
1番の予防法です。

まとめ

いかがでしたか？

猫の結膜炎は、
点眼薬で完治します。

自然治癒する可能性もありますが、
基本的には動物病院に連れていって
目薬を処方してもらいましょう。

そうすればたいていは、
２週間ほどで完治しますよ。

 

結膜炎の予防は、
とにかく清潔にして
病気やケガを予防するのが１番です。

結膜炎は強い痒みがあったり
猫にはかなり不快な病気なので、
ぜひなる前に予防してあげましょう！