猫同士でなめるのはなぜ?舐めないのは敵対してるって本当?
多頭飼いのお宅でよく見られるのが、
猫同士で互いをなめる行動。
自分にとってかけがえのない子達が
寄り添う姿はとても微笑ましく、
つい写真に収めたくなりますよね。
ですがよく見ると
なめ合いをする子達もいれば
そういう行為をしない子もいるようです。
猫が互いをなめ合うのには
どんな意味があるのでしょうか?
そしてなめ合わないのは
どんな場合なのでしょうか?
この記事に書いてること♪
猫同士でなめるのはなぜ?
猫が体をなめる行為のことを
グルーミングと言います。
いわゆる毛づくろいのことで、
猫にとっては大切な行為。
猫は1日のうち16~18時間を
睡眠に費やしますが、
残りの起きている時間のうち
3分の1から半分はこのグルーミングを
していると言われます。
グルーミングには
- 体の匂いを消して清潔に保つ
- 毛並みを整える
- ストレスを消してリラックスする
- 体温調整する
など様々な目的があり、
いかに猫にとって重要なものかが
よくわかりますね。
自分で自身をなめる場合は
セルフグルーミング
互いになめ合う場合は
「アログルーミング」と言いますが
アログルーミングにはこんな意味が
隠されています。
- お互いを愛し合っている
- 家族だと思っている
- 信頼している
それでは詳しく見ていきましょう。
1.お互いを愛し合っている
本来は群れを作らず
単独で行動することを好む猫にとって、
自分の体を相手になめさせる
=自分の体を相手にまかせる
というアログルーミングは
愛情表現の1つです。
互いをなめることで
「あなたが好き」「仲良くしよう」
「友達だよ」という親愛の情を
伝え合っているのです。
2.家族だと思っている
母猫と子猫が互いをなめる姿は
よく目にしますね。
これは家族としての絆ゆえのものです。
また、
メス猫は子供を産み育てることから
他の猫をグルーミングしてあげることに
抵抗がなく性別の差も気にしません。
そのためアログルーミングは
メス猫とメス猫、
メス猫とオス猫といった組み合わせが
よく見られるでしょう。
3.信頼している
相手を家族と思ったり
愛情を伝える相手として
グルーミングするのは、当然ですが
相手の猫を信頼しているからです。
警戒心の強い猫にとって
自分の体をなめさせる
=相手を信用しているからこそ許す行為
なのです。
猫同士でなめないのは敵対しているの?
よくなめ合う猫達もいれば
全くなめ合わない猫達もいます。
先に触れたようにメス猫とメス猫、
メス猫とオス猫という組み合わせは
よくありますが、
オス猫同士はあまりなめません。
敵対しているからという理由が
考えられますが、
そういうわけでもない場合もあります。
オス同士は仲が良くてもなめない
猫はなわばり意識を強く持っていて、
オス猫は特に強いです。
そのため、
他のオス猫は自分にとってなわばりを
荒らしかねない相手、というわけ。
敵対関係ではなくとも
一線を画している関係ということで、
互いをなめることはあまりないようです。
ですが生まれたときから
信頼関係ができあがっている
兄弟猫などの場合はなめ合うことも
あります。
他の猫をなめてあげる場所とは?
猫同士が互いをなめるのは
信頼や愛情によるものだということが
ここまででわかりました。
では具体的に相手のどのような場所を
なめるのかというと
それは頭や首の後ろ、耳や顎など
自分ではなめられない場所です。
グルーミングをする方は
そのような場所を選んでなめ、
される方はよりしっかり
なめてもらえるよう
頭や体の位置を調整しています。
単になめているわけではなく、
その部位や方法にも信頼や愛情が
見てとれますよね。
まとめ
猫が互いをなめるアログルーミングは
信頼や愛情の証です。
多頭飼いのお宅で
猫達がなめ合っている場合は
とても喜ばしいこと。
ですがオス猫同士は敵対していなくとも
なめ合うことはあまりないので
気にすることはありません。
猫が自分や他の猫ではなく
床や壁をなめているときは
注意が必要です。
病気やストレスを抱えている場合も
あるので、ぜひこちらの記事を
参考にしてみてください。
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