猫の白血病の末期にはどんな症状が出る?寿命はどれくらい?
猫も白血病になることがあること、
ご存知でしょうか。
猫は’’猫白血病ウイルス’’に
感染することがあり、
猫にとって白血病はわりと身近な病気です。
白血病を発病してからしばらくたった頃、
症状が変化してきたとしたら・・・
もしかして末期なの??
と心配でたまらなくなりますよね。
今回は、
- 猫の白血病の症状
- 発病からの寿命
- 末期段階でできる治療法
- 多頭飼いの場合の対処
についてまとめました。
猫の白血病!初期から末期の症状とは?
猫の白血病の症状を、
初期から末期までにわけて
みていきましょう。
・食欲がない
・元気がない
・軽度の貧血
・口内炎などの炎症が増える
2.中期
・中程度の貧血
・食欲がない
・元気がない
・感染症にかかりやすくなる
・下痢
・軽い呼吸困難
・口内炎などの炎症が増える
3.末期
・重度の貧血
・食欲がなく、水も飲まない
・寝たきりで動かない
・重度の呼吸困難
・感染症にとてもかかりやすくなる
・口内炎などの炎症が増える
白血病は血液中の白血球に異常が生じ、
免疫力が著しく低下する病気です。
免疫力が低いため
ちょっとした菌やウイルスにも
簡単に感染してしまいます。
口内炎などの炎症も起こりやすくなり、
あっという間に化膿するなど
重症化の危険も増します。
発症からの寿命はどれくらい?
白血病を発症すると、
寿命はあとどのくらいなのでしょうか?
猫白血病には、
- 急性白血病
- 慢性白血病
の2種類があります。
急性白血病の予後は不良で、
たいていの場合
余命は発病から1週間~1年ほどと
いわれています。
慢性白血病の予後は比較的良好で、
適切な治療を受ければ
発病後5年以上生存することも多いです。
末期段階で出来る治療法はある?
末期段階でも
まだ出来る治療法はあるのでしょうか?
残念ながら、
’’末期状態の白血病を治す’’方法は
まだ見つかっていません。
ただ、猫の苦痛を少しでも和らげ、
1日でも延命する方法はあります。
それは、’’輸血’’です。
白血病の末期では、
重度の貧血症状に苦しめられます。
そこで健康な血液を輸血することで、
貧血状態の改善と体力を回復を
させることができるのです。
多頭飼いの場合はどう対処するべき?
猫白血病を発病した猫の他にも
猫を飼っている場合、
どのような対処をするべきでしょうか?
多頭飼いの場合は、
猫白血病の発病がわかった段階で
すぐに次のような対処をとりましょう。
2.他の猫のウイルス検査
3.他の猫に予防接種をする
4.部屋の消毒
5.エサ皿や水のみ容器などの
猫用品の買い替え
猫の白血病の原因のほとんどは、
猫白血病ウイルスの感染が原因です。
猫白血病ウイルスは
感染猫の唾液・涙・尿・便・血液・乳汁
に含まれており、
ケンカやエサ皿の共有などで感染します。
そのため、多頭飼いの場合は
他の猫も感染している可能性が高いです。
すぐに白血病の猫を隔離して、
全ての猫のウイルス検査をしましょう。
↑ウイルス検査は、
少量の血液で簡単にできます。
ほぼ100%感染を防ぐことができる
予防接種ワクチンがあるので、
全ての猫に接種させましょう。
家庭用除菌液で家中を消毒することも
感染拡大には大切です。
エサ皿などの猫用品も
念のために買い替えましょう。
発病前にウイルス感染がわかれば、
インターフェロン治療などの
有効な治療をうけることができます。
インターフェロンによって免疫力を維持し、
ウイルスを抱えながらも
天寿を全うする猫もたくさんいます。
気を付けなくてならないことが多く
お世話も大変です。
でも、大変な分
かわいさだって倍増です!
多頭飼いならではの
かわいい動画をご紹介します。
後輩猫のことがかわいくてたまらない
先輩猫の姿に癒されますよ~。
まとめ
いかがでしたか??
猫が白血病を発病した場合、
予後はあまりよくありません。
慢性白血病であれば
治療が功を奏ることも多いですが、
急性白血病の場合は
短期間で死に至ることが多いです。
余命1年ほどと宣告される子も多く、
末期段階では輸血で延命措置をとるしか
できることがないのが現状です。
ただ、余命は猫の体力や年齢、
病気の進行具合によってかわります。
白血病発病後も
インターフェロンとステロイド剤、
漢方薬を組み合わせることで
小康状態を保ち、
元気に長生きしている猫ちゃんもいます。
諦めずに、獣医師と相談しながら
治療に取り組んでくださいね。
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