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猫のげっぷが臭いのは病気?原因と効果的な3つの対処法を紹介

健康  

おうちの猫がげっぷをしている。

たまにだと、急いでごはんを食べたのかな、
くらいに思います。

ですが、なんだかいつもよりも臭いげっぷ
しているとさすがに病気じゃないかと
心配になってきますよね。

しかも何回もしていると、
炭酸飲料を飲んだわけでもないのに
なんで?と不思議になります。

そこで、猫が臭いげっぷをするときに
考えられる原因について紹介します。

ただの食べ方の問題のときもあれば、
なんらかの病気である可能性もあります。

おうちの猫に何か当てはまらないか、
チェックしていきましょう。


猫のげっぷが臭い原因

猫や犬のげっぷは、そもそもが人間よりは
少し強いにおいがします。

げっぷは消化管内のガス
口から出てくるものなんですが、
肉食動物の犬猫はタンパク質を
分解したガスが主体なので臭いんです。

でも、それを考慮してもなんだか
異常なにおいであるときはどうなんでしょう。

1.キャットフードが合わずに消化不良になっている

ごはんが合わないことがあります。

猫にもその子の体質によって
ごはんの合う合わないがあるので、
お腹に合わないごはんを食べると
消化不良を起こしてしまうことがあります。

お腹の環境も崩れているため、そんなときには
ガスが多くなってしまって
げっぷが出てくることがあるんです。

同時に下痢したりすることも多い為、
ごはんを変更したタイミングで
げっぷし始めたときにはごはんの相性を
疑ってみましょう。

2.口内炎または歯周病にかかっている

胃腸の動きは普通でも、口の中の環境が
崩れていることがあります。

そんなときに起きやすいのは
口内炎や歯周病です。

痛くて咀嚼がうまくできないので
消化不良を起こしてげっぷが多くなることも
ありますが、口内の細菌バランスも
乱れているので吐息自体が臭いです。

加齢により口内炎を起こす子もいますが、
なんらかの基礎疾患があることも。

その基盤になっている病気の治療をしながら
口内炎の治療をすることが必要なので、
きちんと検査をしていきましょう。

風邪のウイルスや腎不全が原因であったり、
歯の根元が炎症の原因だったりします。

歯の根元が原因のときには全抜歯が
必要になることもあります。

猫の口内炎についても紹介しているので、
チェックしてみてください↓

⇒猫の口内炎の治療法は?市販薬を使ってもいいの?

市販でも薬が売っていますが、
効き目ってどうなんでしょうか?

3.胃拡張・胃捻転にかかっている

なんらかの原因で胃にものが溜まり続け、
胃がガスで広がっているのが胃拡張。

胃袋が回ってしまい出口や入口から
ガスが抜けなくなったのが胃捻転です。

胃捻転になると、同時に
胃拡張も併発することがほとんどです。

猫ではあまり見られませんが、
胸の深い大型犬などで多くみられる
救急疾患です。

特に胃捻転の場合にはげっぷというよりも
吐こうとしても吐けないような仕草を
することが多く、お腹が短時間で膨れてきます。

明らかに異常と分かる状態になるので、
この病気のときには救急を受け入れている
動物病院に駆け込んだ方が良いです。

一晩様子を見ようとは
絶対に思わないでください。


げっぷが臭いときに試したい効果的な3つの対処法

猫が元気で緊急性がなさそうな場合は、
とりあえずおうちでできることを
やってみましょう。

ごはんの変更など、あきらかに
思い当たることがあるなら有効かもしれません。

1.キャットフードを切り替える

相性が悪いかもしれないので、もしごはんを
変更してからげっぷが臭くなったなら
ごはんを戻してみましょう。

世間ではとても評判の良いごはんでも、
おうちの猫には合っていないのかもしれません。

今はやりのグレインフリーフードなども、
げっぷや嘔吐などが出るなら
無理にこだわらず変更しましょう。

適度に炭水化物が入っていたほうが
消化がうまくいく子もいますよ。

2.猫の口に異常がないかチェックし、病院へ連れていく

猫の口の中をのぞいてみましょう。

食べ方をチェックするのも大切です。

歯ぎしりしてたりごはんを
食べこぼしたりする場合には、もしかすると
歯周炎や口内炎があるのかもしれません。

げっぷのにおいかと思っていたら
口臭だったということもあり得るので、
猫の口が臭いと感じたら口の中を
まずのぞいてみてください。

その時点で炎症がありそうなら
病院に連れていくことをおすすめします。

あまり放っておくと食欲が廃絶することも
あり得るし、もしかすると腎不全かも
しれないですから。

口内炎の痛みは、民間療法よりも
痛み止めがてきめんに効きます。

3.げっぷの臭い以外に猫に異常がないか観察する

げっぷの臭い以外にも何か変化がないか
観察しましょう。

下痢をしていたり嘔吐の回数が
増えたりしていませんか?

何か部屋からなくなったものはないですか?

消化管の動きが悪くなっている原因が
隠れているかもしれないので、
「ん?」と思ったことを思い返してみましょう。

消化管の動きが悪い原因
腫瘍だったなんてこともあるので、
あんまり不安だったら悶々としているよりは
病院でエコー検査をしてもらいましょう。


げっぷの回数にも気を配って!

げっぷのにおい以外にも、
回数も気にしてみましょう。

猫は元気だけど頻回ということは、
一応食べ物は通っているけど
ガスが多く発生しているということです。

便秘だったり、腸に腫瘍があったり
するかもしれません。

元気なくてげっぷが急に多くなっているなら、
早めに病院へ行きましょう。

消化管は食べ物を吸収するのに
重要な器官なので、症状が軽いうちに
対処した方が良いです。

そもそも猫はガツガツ食べる子が少ないので、
犬に比べると食べたときに
空気を一緒に飲むということも少ないです。

それでもガスがたまるときは、
消化管の動きに問題があることがあるんです。

まとめ

猫のげっぷが臭いときに考えたいことは
分かりましたか?

ポイント
  • キャットフードと相性が悪いのかも
  • げっぷではなく口臭が臭い可能性がある
  • においは普通でも回数が多すぎても異常

げっぷをすることが少ない動物が
異常に臭いげっぷをしたり頻回にげっぷを
するときは、病気が隠れていることがあります。

小さなヒントを見逃さず、
おうちの子の健康を守りましょう。


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ライター紹介 ライター一覧

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比嘉 恵

動物が好きで、小動物病院で5年間勤務していました。
今興味があるのはホリスティックと皮膚科なので、どんどん勉強していきたいです。

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