猫が嘔吐を繰り返す!茶色の液体を吐く時の原因と対処法は?
突然、愛猫が嘔吐!
そんなとき、あなたならどうしますか?
すぐに病院へ連れて行くことも大切ですが、
ただ病院に連れていくだけでは猫がなぜ
嘔吐したのか原因を特定するのは難しい
場合があります。
まずは、飼い主であるあなたが猫の様子や
嘔吐物を観察することでどんな可能性が
あるのかを知ることが必要です。
そこで今回は、猫が嘔吐を繰り返した際の
原因や対処法についてご紹介したいと
思います。
この記事に書いてること♪
猫が繰り返し吐く!嘔吐の色で見る原因は?
猫の嘔吐には、様子を見て大丈夫な嘔吐と
注意が必要な嘔吐の2つがあります。
様子を見て大丈夫な嘔吐は1回だけ吐いて、
吐いた後もいつもと変わりなく元気な
場合です。
一方、注意が必要なのは1日に2回以上
繰り返し吐く場合です。内臓の病気が
原因である可能性もあります。
まずは嘔吐物がどんな色であるのかを
観察し、原因を探ってみましょう。
茶色の場合
猫が嘔吐したときに茶色の液体を吐いた
場合、消化器系の病気の可能性があります。
腫瘍や潰瘍などが原因で出血した血液が
嘔吐物に混じって吐き出されます。
消化器官での出血があると、血液は酸化して
茶色に変色しているのが特徴です。
茶色の液体を吐いた場合は、動物病院で
診察を受けましょう。
黄色や緑の場合
黄色の液体を嘔吐した場合、考えられる
原因は逆流した胆汁です。
猫は体調不良や空腹の際、胆汁が逆流する
ことがあります。
吐くのが1日1回だけで吐いた後も元気そう
なら心配ありません。2回以上繰り返し
吐く場合は、胆汁嘔吐症候群の可能性が
あります。
この病気の原因は未だ解明されていません。
分かっていることは、胃に運動障害が
起こるため食べたものが胃に溜まって
しまうことで、嘔吐を引き起こします。
2、3日続くと食道炎や胃炎を引き起こし
食べることも飲むこともできなくなるため、
大変危険です。
早急に動物病院で治療を受けましょう。
口臭が気になったら、こちらの
記事もおすすめです!
「”猫のあくびがくさい!口のニオイを消す方法とその理由とは?”へ移動する」
猫が吐いたものが緑色の液体だった場合、
パルボウイルスが原因の伝染病(別名:
猫汎白血球減少症)の可能性があります。
嘔吐以外に下痢や食欲不振、高熱などの
症状が現れます。
この病気は、白血球が減って抵抗力が
衰えてしまうため、子猫の場合、9割が
命を落とすとても怖い病気です。
他の猫に感染する可能性が高いので、
動物病院に連絡を入れてから指示に
従って診察を受けましょう。
白い泡の場合
吐いたものが白い泡だった場合、
考えられるのは胃液です。
健康な猫でも空腹状態が続くと、
胃酸過多の傾向になるため、白い泡を
吐くことがあります。
もしも、嘔吐が続く場合は、毛球症や
腎臓病、肝臓病などの病気の可能性も
考えられるので、一度動物病院で
診察を受けるようにしましょう。
毛球症ってどんな病気?
猫は毛づくろいをしたときに、
飲み込んだ毛が胃の中でボール状に
溜まってしまうことがあります。
ボール状になった毛玉が胃の粘膜を
刺激したり、胃の出口を塞いで、
胃腸の働きを低下させてしまうのが
毛球症という病気です。
特に、長毛種の猫がなりやすい
病気です。
透明の場合
猫が吐いたのが透明な液体の場合、胃液が
考えられます。胃液の色は無色透明です。
食事と食事の間が長くて空腹状態が続いたり
胸やけを起こすことで、一時的に胃液を
吐くことがあります。
吐いた後も元気そうなら心配ありませんが、
嘔吐が続くようなら病気の可能性もあるので
注意が必要です。
頻繁に繰り返す嘔吐の対処法!
ここまで、猫の嘔吐物の種類について
みてきました。
では、猫の嘔吐が病気が原因の可能性が
ある場合の対処法と病気ではない場合の
対処法について見ていきましょう。
嘔吐したときの様子を観察する
猫が嘔吐を繰り返していて病気の可能性が
考えられる場合、まずは猫がどんな様子
なのか、どんなものを吐いたのかを観察する
必要があります。
猫が嘔吐したときの様子を次のチェック
項目に沿って、観察してみましょう。
【嘔吐の状況をチェック】
- いつ吐きましたか?
- 吐いた回数は何回ですか?
- 吐いた後の様子は元気そう
ですか? - 嘔吐以外に症状はありますか?
【嘔吐物のチェック】
- 吐き出した液体の色は何色
ですか? - 液体以外に吐いたものは
ありますか? - 血液は混ざっていませんか?
病院に行く場合、嘔吐したときの猫の様子や
嘔吐したものがどんなものだったかを
観察しておくことで、嘔吐の原因を診断する
手助けとなります。
まずは、あなたが冷静になって観察する
ことが何より大切です。
病院でできるだけ詳しく説明できるように
しっかりと観察しておきましょう。
病気以外の嘔吐の対処法
猫の嘔吐が猫の習性によるものが原因で
ある場合もあります。
その原因には、ごはんの早食いや猫草、
毛玉があります。
では、一つずつ見ていきましょう。
ごはんの早食いによる嘔吐の対処法
多頭飼いでごはんを横取りされやすい環境で
あったり、猫がごはんに執着しやすい場合、
猫は早食いしたことで、食べたものを
吐き出してしまうことがあります。
この場合、猫に早食いをさせないための
工夫が必要です。
例えば、多頭飼いの場合は別々の場所で
ごはんを与えるようにしたり、ごはんに
執着しやすい猫には早食い防止用の食器を
活用するのも良いですよ!
早食い防止食器でごはんを食べる猫の動画を
ご紹介します。
でも、よく観ると手を使って食べては
いませんか…!
まぁ、早食い防止になっていれば、
これはこれでアリなのかな?(*^_^*)
猫草による嘔吐の対処法
猫は毛づくろいで抜け毛を飲み込んだり、
胸やけを起こしたときに猫草(猫が食べる
植物の総称)を食べて、葉の刺激で抜け毛や
余分なものを吐き出す習性があります。
吐いた後も元気なら特に心配ありませんが、
吐き出す猫もそれを見ているあなたも
辛いはずです。
抜け毛をよく吐くのなら、定期的に
ブラッシングをして猫の抜け毛が少なくなる
ようにしましょう。
では、簡単にブラッシングのおさらいを
しておきましょう!
You Tube で発見した動画をご紹介します。
胸やけを起こして食べたものを頻繁に
吐くことが多いのなら、ごはんを与える量を
減らして、与える回数を増やしてみると
1度に食べる量も減り、胸やけを起こす
心配がなくなります。
猫のごはんやおやつについては、こちらの
記事がおすすめです♪
「”猫の餌の量と回数はどれくらいが適正?大きさや年齢別に紹介”へ移動する」
「”猫のおやつの頻度はどれくらい?正しいタイミングと量とは?”へ移動する」
まとめ
いかがでしたか?
猫の嘔吐には病気の可能性がある嘔吐や
ごはんの与え方、お手入れの仕方を工夫する
ことで改善できる嘔吐があることが
分かりましたね。
愛猫のためにも、まずは飼い主さんが
冷静になって嘔吐の原因の可能性を探る
ところから始めてみましょう!
今週のおすすめ記事6選♪
この記事をSNSでシェア