猫の血尿が治らない!メスとオスの場合の対処法を紹介!
飼っているオス猫が
血尿をしたら・・・
とっても心配ですよね。
人間が血尿をしたなら、
すぐに病院に行くべきですが、
猫にとって動物病院は
すごくストレスのかかる場所です。
病院に行かずに治せるなら、
そうしてあげたいですよね。
そのためには、
まず血尿の原因を知る必要があります。
今回は、
- 猫の血尿の対処法
- 自然治癒の可能性
- 血尿が治らないときの原因
をまとめました。
この記事に書いてること♪
猫の血尿!対処法はオスとメスでは違う?
’’猫の血尿’’
とひとくくりに言っても、
オスとメスでは
かかりやすい血尿の原因疾患が異なります。
そのため、対処法も違います。
オスメス別に、
治療法と予防法をみていきましょう。
オス猫の場合
オス猫の場合、
かかりやすい血尿の原因疾患は
’’尿路結石(下部尿路症候群)’’です。
尿路結石とは、尿に含まれる
マグネシウムなどのミネラル成分が
結晶化する病気です。
結晶は尿路を刺激したり
傷つけたりするため、
痛みや不快感を与え、
ときには血尿を引き起こします。
猫は濃いおしっこを出す生き物なので、
もともと尿路結石になりやすいです。
特にオス猫の尿道は細く長いため、
メス猫に比べると
尿路結石による血尿のリスクが高いのです。
・尿道カテーテルで結石を洗い出す
・処方食を食べる
・投薬治療
●予防法
・水分をたっぷりとらせる
・ウェットフードを与える
・トイレを常に清潔にし、
まめに排尿させる
メス猫の場合
メス猫の場合、
かかりやすい血尿の原因疾患は
’’膀胱炎’’です。
膀胱炎とは、
細菌感染やストレスが原因で
膀胱が炎症を起こす病気です。
残尿感や下腹部の不快感から
陰部をしきりに気にするようになります。
炎症がひどくなると
血尿を引き起こします。
特にメス猫の尿道は短いため、
細菌が侵入しやすく、
オスよりも膀胱炎になりやすいです。
・抗生物質の投与
・処方食を食べる
●予防法
・水分をたっぷりとらせる
・ウェットフードを与える
・トイレを常に清潔にし、
まめに排尿させる
病院に行く必要はある?自然治癒する可能性は?
尿路結石や膀胱炎が原因で
血尿が出ている場合、
病院に行く必要はあるのでしょうか?
自然治癒する可能性はないのでしょうか?
答えは、
『自然治癒の可能性は
ないわけではないが、
ぜひ病院に行きましょう。』
です。
細菌性の膀胱炎や
ストレスによる血尿の場合は、
猫の免疫力と安静によって
自然治癒する可能性もあります。
しかし、血尿の陰には
膀胱がんや腎臓病などの怖い病気が
隠れているおそれもあります。
動物病院での検査が必要です。
また、抗生物質の投与などの
適切な治療を行えば、
より早く回復させてあげることができます。
元気はあるけど血尿が治らない場合の原因は?
元気はあるけど血尿が治らない場合、
どのような原因が
考えられるのでしょうか?
-部屋やトイレが不潔
-食事内容が不適切
●寄生虫がいる
●持病がある
-猫白血病
-糖尿病 など
●エサの質が悪い
●血尿がでやすい体質
軽い細菌感染や炎症を
繰り返している場合、
元気はあるのに血尿が続く
という症状が起こります。
細菌に感染しやすい体質や
持病が原因の場合もありますが、
部屋やトイレの掃除が十分でないことや
エサが適切でないことが
原因の場合もあります。
とにかく清潔第一で
飼うようにしてあげましょう。
尿路結石を繰り返す猫のエサについて
獣医師が解説している動画を
ご紹介します。
(所要時間:3分59秒)
膀胱に寄生虫がいる場合も
血尿が繰り返しでます。
抗生物質は寄生虫には効果がないので、
駆虫剤を処方してもらいましょう。
また、猫白血病・糖尿病といった
免疫力を下げる持病がある場合や、
エサの質が悪かったり
もともと血尿がでやすい体質の猫は、
頻繁に血尿を繰り返します。
清潔な室内で質の良いエサを与えることで
ある程度血尿を予防することができます。
まとめ
いかがでしたか?
猫の血尿の原因疾患は
オスとメスで違うことが多いです。
オスでもメスでも、
血尿がが治らない時の対処法は
- 部屋やトイレを清潔にする
- 質の良いエサを与える
- たっぷり水分をとらせる
の3つです。
血尿は自然治癒する可能性もありますが、
1度は動物病院で検査をうけて
原因をしっかりと探る必要があります。
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