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猫の妊娠期間はどれくらい?出産までを徹底解説!

脱走したり外飼いだったりで、
おうちの猫が妊娠してしまった!

なんて事態が起きると、ちょっと焦りますよね。

覚悟を決めて産ませることにしても、
飼い主さんは何を猫にしてあげれば良いのか、
悩むと思います。

猫は子育てが上手な動物ですが、
それでも万一に備えて定期健診や勉強
しておいた方が安心です。

また、出産前から備えをしておくことで、
子猫のお世話や貰い手捜しをする
余裕ができます。

そこで、猫の妊娠についての
基礎知識を紹介していきます。

おうちの猫の一大イベントなので、
飼い主さんもサポートしましょう。


猫の妊娠期間はどれくらいなの?

猫の妊娠期間は、一般的には
64~67日と言われています。

大体犬と一緒ですね。

この短い期間に、ものすごいスピードで
子猫は育っていきます。

人間が10ヵ月前後なのに比べると、
短く感じますね。

交配の日がはっきり分かっていれば、
この日にちを目安に準備をすすめていくことが
できるのでなるべく交配日が
判明していたほうが良いです。

しかしブリーダーでもない限り、
交配日がはっきりしていることは稀です。

おうちの子が発情していたのはいつか、
それがいきなりピタッと収まらなかったかなど、
記憶を手繰り寄せて推測しましょう。

猫の妊娠の見分け方は?

猫は交尾排卵をする動物です。

そのため受精率がかなり高く、
妊娠する確率も高いです。

発情して凄い声で鳴いていたのに、
ある日ピタッと収まったなど
兆候を見逃さないようにしましょう。

猫はつわりが始まるまでは
妊娠しているかどうかがパッと見では
わかり辛いです。

そのため、発情関連の行動の変化を
追っていくのが手掛かりになります。


猫はいつから妊娠できるの?

いつから子供ができるのか、
気になりますよね。

猫の性成熟は、大体6ヵ月ごろが一般的です。

ですが最近は餌の栄養価が高くなっているので、
早熟な子もいるようです。

そのため5ヵ月だからといって油断していると
妊娠してしまった、なんてことにも
なりかねません。

基本的には、子供を作る気がないなら
去勢していない雄猫とは隔離しておきましょう。

猫の妊娠から生まれるまでの様子をご紹介!

猫が妊娠してから、子猫が生まれるまで
どんな変化を経ていくのかを紹介します。

おうちの猫に出産させることを決めた場合、
できる限り安全に出産してもらいたいもの。

そこで、一般的な妊娠期間中の様子を
知っておきましょう。

レントゲンやエコーなど定期健診を受けたり、
出産の予想外の事態に対応するために
動物病院とも連携しておきましょう。


1.妊娠20日頃の様子

妊娠してから20日頃は、つわりが始まる時期です。

そのため一時的に食欲が落ちることがあります。

ただし個体によっては全く変化がない子も
いるので、食欲では判断し辛いです。

そのほか、乳首の色がピンク色に
変化してきます。

2.妊娠30日頃の様子

妊娠30日頃は、乳房がふくらんできます。

お腹も目立ってくる時期なので、
妊娠に気づいていないおうちの場合は
このころになんとなく猫の様子が違うことに
気づくことが多いです。

痩せている子だとかなりお腹の張りが
分かりやすいですが、ぽっちゃりしている子だと
ハッキリしないこともあります。

3.妊娠40日頃の様子

妊娠40日頃には、徐々に食欲が増加してきます。

子猫がかなり育ってきているので、
大量のエネルギーを必要とするんです。

また、お腹が重くなってくるので
活動性が低下します。

太っている子でもお腹が目立ってくるころです。

4.妊娠50日頃の様子

妊娠50日頃には、子猫が育ち
動きが活発になってきます。

そのため母猫のお腹に触ると、
子猫が動いているのが感じられます。

5.妊娠60日頃の様子

妊娠60日頃だと、一般的には分娩直前です。

分娩の2、3日前からは母乳が出るようになり、
母猫の活動性と食欲が低下してきます。

出産場所を探すそぶりも
確認できるかもしれません。

体温が1度下がってから24時間以内
出産が起きるので、妊娠が判明しているなら
体温を毎日定期的に測ると
分娩のタイミングが予想できます。

6.妊娠70日頃の様子

妊娠70日だと、妊娠期間としてちょっと長め

初産の子は経産の子よりも妊娠期間が
長くなりがちです。

いつ生まれてもおかしくないので、
陣痛や破水が起きていないか注意しましょう。

猫の出産直前の症状は?

出産直前は、母猫の落ち着きがなくなります。

出産場所を捜したり陰部を執拗に
グルーミングしたり、攻撃的になったり・・・。

また、上記でも述べましたが、
体温が1度下がってから24時間以内に
分娩が始まるのが一般的です。

体温は数字ではっきりとした指標が分かるので
おすすめです。


猫の出産場所はどんなところがいいの?

猫の出産場所は、母猫が落ち着けるところ
基準です。

いつも安心して寝ているところや、
家族の寝室など静かで落ち着ける場所に
寝床を用意してみてください。

段ボールの中にバスタオルなど
柔らかいものを敷いた寝床が一般的です。

段ボールに穴を開けて、猫ハウスのようなものを
作ってあげるのもオススメ。

うるさい部屋だと猫は出産に集中できず
押し入れなどに移動してしまうことがあるので、
猫のいつもの様子を観察して
どこで寝ていることが多いかを
知っておきましょう。

猫が出産をする時間はどれくらいかかる?

陣痛が20分から1時間で、子猫は
15~30分間隔で娩出されます。

陣痛があるのに産まない、子猫の頭が
見えているけど一向に進んでこないなど
予想外のトラブルがあった場合には、
かかりつけの獣医師にすぐ相談しましょう。

順調にいけば合計1~2時間という短時間で
出産は完了します。

犬と違って母猫が上手に子猫のお世話を
することが多いので、飼い主さんは
不測の事態に備えて待機している
ということが多いです。

猫は1度の出産で何匹産むの?

猫が何匹子猫を出産するのかは気になるし、
里親を探すためにも知っておきたいですよね。

平均は3~5匹です。

ただし、8匹くらい産む強い子もいるので
出産前に病院で産仔数を確認しておくことを
おすすめします。

産仔数の確認は、出産の際にきちんと
全部生まれたかを判断するうえでも
重要な情報です。

まとめ

猫の出産のポイントは押さえられましたか?

ポイント
  • 妊娠期間は64~67日
  • 出産直前には行動に明らかな変化
  • 病院と連携しておく

病気ではなくとも、母猫にとっては
身体に負担のかかる出来事です。

万全の体勢で出産ができるように、
飼い主さんも猫のサポートを影ながら
してあげてください。

他のページでも猫の出産について
紹介しているので、チェックしてみてください↓

⇒猫の出産は回数や時期は決まってる?生まれる兆候を徹底調査!


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ライター紹介 ライター一覧

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比嘉 恵

動物が好きで、小動物病院で5年間勤務していました。
今興味があるのはホリスティックと皮膚科なので、どんどん勉強していきたいです。

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