猫がワクチン後元気がないのは副作用!危険な症状について解説
愛猫の健康維持のため、
定期的なワクチン接種は欠かせませんよね。
さまざまな病気を予防し、
健やかな生活を送ることができるので、
愛猫にまだワクチン接種を受けさせていない
飼い主さんには接種を強くおすすめします。
ですが、ワクチン後の猫は
元気がなくなることがあるのを
留めておきましょう。
ワクチンの副作用やストレスといった
やむを得ない理由もありますが、
その他に、稀にですが
命が危機に及ぶケースがあります。
飼い主としてそれらのケースに
しっかり対応できるよう、
知識を蓄えておきたいですね。
そこで今回は、
猫がワクチン後に元気がないときに考えられる
理由について解説していきたいと思います。
この記事に書いてること♪
猫がワクチン後に元気がない原因とは?
猫がワクチン後に元気がない原因は
以下の2つです。
- ワクチン接種による副作用
- ワクチン接種によるストレス
次からの項目でそれぞれ詳しくお伝えします。
1.ワクチン接種による副作用
ワクチン接種したあとの猫が
元気がなくなる原因の1つが、
ワクチンの副作用です
ワクチンとは毒性を無くしたか、
あるいは弱めた病原体から作られ、
弱い病原体を注入することで体内に抗体を作り
以後感染症にかかりにくくするというもの。
そのためワクチン接種を受けると猫の体は
一時的に病気に罹患した状態になり、
「元気がない」症状などの副作用は
このために起こるのです。
ただし副作用が出るか出ないかは
猫の個体差があるので、
ワクチン後に必ずしもすべての猫が
元気がなくなるわけではありません。
生ワクチンは病気の予防効果が長く続きますが
反面副作用が大きい面もあるので、
効果が短く副作用が少ない
不活性ワクチンとどちらを接種させるかは
よく検討する必要があるでしょう。
2.ワクチン接種によるストレス
ワクチン接種によって
猫が大きなストレスを受け、
その結果として元気がなくなる場合もあります。
猫は自由気ままに見えて
デリケートで神経質な動物なので
- 病院への移動
- 診察やワクチン接種
- 自宅への移動
などによって猫にかかるストレスは
相当なものでしょう。
そういったストレスが
猫の体に影響を及ぼし、
元気がなくなってしまうのです。
通常の生活に戻り
ストレスがなくなっていくにつれて
改善していくので様子を見守りましょう。
こちらの猫ちゃんたちも、
まさに「借りてきた猫」状態。
とても緊張してストレスを感じているのが
わかりますね。
▼ワクチン接種を受ける子猫の動画
猫が元気がなくてご飯を食べないときは
こちらの記事を参考にどうぞ。
愛猫が気に入るフードを与えて
元気を取り戻してあげたいですね。
ワクチン接種後に気を付けたい症状!すぐに病院へ!
これまでお伝えしたワクチンの副作用や
ストレスによって起こる「元気のなさ」は
数日のうちに良くなっていくでしょう。
ただし、他にも
気を付けなければいけない症状が3つあります。
- 即時性アレルギー反応(アナフィラキシーショック)
- 遅延性アレルギー反応
- ワクチン後のしこり【反応性肉腫】
次からの項目でそれぞれ詳しくお伝えします。
1.即時性アレルギー反応(アナフィラキシーショック)
アレルギーとは、
アレルギーの原因物質・アレルゲンに対する
過剰な免疫反応によって、
全身的もしくは局所的に起こる障害のことを
いいます。
ワクチンには添加成分も含まれているため、
稀ではありますが猫がそれらに反応して
アレルギーを起こすこともあるのです。
アナフィラキシーショックとは、
アレルギーの原因物質(アレルゲン)に接触し
短時間(数分~數十分)の間に
全身に激しいアレルギー反応が起こること。
- 痙攣
- 血圧低下
- 呼吸困難
などが起こり、
場合によっては命を落とすこともあり得るので
迅速に適切な処置を行う必要があります。
ワクチン接種後、15~30分程度、
病院内や近辺で待機して猫に異変がないかを
確認してから帰宅することをおすすめします。
2.遅延性アレルギー反応
猫がワクチンに対してアレルギーを起こす場合
数時間~24時間以内に症状が出る
遅延性のものもあります。
- 顔の腫れ
- じんましん
- 嘔吐
- 下痢
などの症状があらわれたときは
病院へ連れていきましょう。
3.ワクチン後のしこり【反応性肉腫】
ワクチン後、猫ちゃんの体に
しこりを見つけたら病院へ連れていきましょう。
ワクチン接種後、
その部位が肉腫(ガン)化してしまう
反応性肉腫という病気があります。
これは非常に稀な病気ですが、
悪性度が高く、かなりの確率で再発し、
治療は非常に難しいとされています。
毎年同じ箇所に注射すると
リスクを高めてしまうので、
記録をとっておき、
毎回接種部位を変えるとよいでしょう。
猫がワクチン接種後2~3日経っても元気がない場合は病院へ
ワクチンの副作用や
ストレスによって起こる「元気のなさ」は
数日のうちに良くなっていくので
様子を見守ってあげてください。
ただし、2~3日経っても元気がない場合は
なんらかの病気や異常を抱えている可能性が
あるので病院へ連れていき、
適切な治療を受けさせましょう。
まとめ
猫がワクチン後に元気がない原因は
以下の2つ。
- ワクチン接種による副作用
- ワクチン接種によるストレス
また、以下のものにも気を付けてください。
- 即時性アレルギー反応(アナフィラキシーショック)
- 遅延性アレルギー反応
- ワクチン後のしこり【反応性肉腫】
猫がワクチン接種後2~3日経っても
元気がない場合はなんらかの病気や
異常を抱えている可能性があるので
病院へ連れていき、
適切な治療を受けさせましょう。
また猫が元気がないときはまず
自宅でセルフチェックしてみましょう。
⇒猫の元気がないのは原因不明が多い!病院へ行く前に試したいセルフチェック
元気がない原因をしぼりこんで、
適切なケアをしてあげたいですね。
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