猫の皮膚病でフケが出る!病院に行くかを判断するセルフチェックも紹介
猫が皮膚病にかかると
さまざまな症状がみられますが、
その1つが「フケ」が出ること。
ですが、フケは新陳代謝によって
新しい皮膚に生まれ変わるために
古い皮膚が剥がれ落ちたものなので、
少量ならば全く気にすることはないのです。
ではフケが
どんな状態で出たとき皮膚病を疑い、
病院に連れていくべきなのか?
今回はその点について詳しく
解説していきたいと思います。
猫のフケが気になって
病院へ連れていくタイミングを
はかりかねている飼い主さんは
是非参考にしてくださいね。
この記事に書いてること♪
猫はフケが目立ちやすい!ある程度のフケは様子見でOK
人間の場合、フケが出ても目に見えるのは
髪の毛が生えている頭部だけなので
あまり目立ちません。
一方、全身が毛に覆われている猫の場合は
フケが目立ちやすく、
また白猫や薄い毛色の猫に比べ、
黒猫や濃い毛色の猫の方がフケを
見つけやすいです。
ですがある程度のフケは様子見で大丈夫です。
冒頭でもお伝えしましたが、
フケ自体は新陳代謝によって
古い皮膚が剥がれ落ちたものなので、
健康上問題はありません。
皮膚病が原因の猫のフケはどんな状態?セルフチェックしてみよう!
フケがある程度の量出ることは
猫の健康上全く問題ありません。
しかし、フケの量が増したり、
フケの様相が変化したりした場合は
皮膚病を患っている可能性がありますので
注意が必要です。
以下のようなフケが猫から出ていないか
セルフチェックしてみましょう。
- 大量のフケが発生している
- 猫の体の一部分だけにフケが発生する
- 脂っぽい湿ったフケが発生している
次からの項目にてそれぞれについて
詳しくお伝えしていきたいと思います。
愛猫のフケに当てはまるものが
見つかった場合は、
早めに病院へ連れていくことをおすすめします。
猫の皮膚病の4大原因について詳しく
知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
ストレスがもたらす皮膚への影響についても
是非ご覧くださいね。
1.大量のフケが発生している
大量のフケが発生している場合は
なんらかの皮膚病が疑われます。
例えば、
ネコツメダニが寄生することで起こる
「ツメダニ症」は、
寄生した部分から大量にフケが出て
特に背中のフケがかさぶた状に厚くなります。
また皮膚にヒゼンダニが寄生する「疥癬」や
マラセチアと呼ばれる真菌によって
起こされる皮膚炎「乾性脂漏症」なども
大量のフケが出ます。
猫の体からフケが大量に出ているのを
見つけたら病院へ連れていき
適切な治療を受けさせましょう。
2.猫の体の一部分だけにフケが発生する
猫の体の一部分だけに
フケが発生している場合、
皮膚病を患っている可能性があります。
上の項でも挙げた
「ツメダニ症」や「疥癬」、
「ノミアレルギー性皮膚炎」などにかかると、
かゆみから特定の患部を掻くことで
フケがかさぶたがみられることがあります。
猫の体から部分的にフケが出ているときも、
まずは病院で診察を受けさせましょう。
3.脂っぽい湿ったフケが発生している
フケは通常乾燥した状態です。
猫の体から脂っぽい湿ったフケが
発生している場合、
皮脂線から皮脂が過剰に分泌される
「油性脂漏症」などの皮膚病に
かかっている可能性が考えられます。
早めに猫を病院に連れていってください。
油性脂漏症は脂っぽい湿ったフケのほかに
- 被毛や皮膚がべたつく
- 脂っぽい体臭がする
- 赤く腫れる
といった症状も伴いますので、
愛猫の体をチェックしてみましょう。
猫の皮膚がフケと同時に赤み、発疹の症状が出たら皮膚病の可能性
猫が皮膚病にかかると、
フケが出る以外に別の症状も伴うことが
多いです。
フケが出ていることに加え、
赤みや発疹の症状が出た場合は
- 細菌性皮膚炎
- 皮膚糸状菌症
- 疥癬
- ツメダニ症
- ノミアレルギー性皮膚炎
などなんらかの皮膚病を患っている可能性が
大きいです。
早めに猫を病院へ連れていき、
適切な診察を受けさせましょう。
フケが多くなるのは乾燥と水分不足が原因かも!
ただし、フケがたくさん出ていても
皮膚病が原因でないこともあります。
それは乾燥と水分不足が原因の場合。
乾燥している冬はフケが
目立ちやすいかもしれません。
また年中エアコンにさらされている室内猫、
水分をあまり取らない猫の皮膚も
乾燥しがちです。
加湿器の設置や、
積極的に水分を摂らせる工夫が必要です。
またフケ対策用のシャンプーもよいでしょう。
こちらの動画のように、
優しく洗い流してあげてください。
このほか猫の皮膚病対策については
こちらの記事がおすすめです。
5つの対処法を実践し、
愛猫を皮膚病から守ってあげましょう。
まとめ
猫の体から出るフケは新陳代謝によって
古い皮膚が剥がれ落ちたものなので
ある程度の量は様子見で大丈夫です。
ただし、セルフチェックで
- 大量のフケが発生している
- 猫の体の一部分だけにフケが発生する
- 脂っぽい湿ったフケが発生している
などの症状が出ている場合、
またフケと同時に赤みや発疹の症状が
出た場合は、
なんらかの皮膚病を患っている
可能性が高いので、
早めに病院へ連れていきましょう。
フケがたくさん出る原因が
乾燥と水分不足の場合は、
加湿器の設置や、
積極的に水分を摂らせる工夫をしましょう。
またフケ対策用のシャンプーもおすすめです。
このほか猫から人へうつる皮膚病について
詳しく知りたい方はこちらの記事を
ご覧ください。
感染を予防する方法についても
是非参考にしてくださいね。
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