猫が毛づくろいを頻繁にするのはストレス?原因と対処法は
「あの子、また毛づくろいしてる…」
猫はたくさん毛づくろいをするものですが、
あまりにも頻繁に毛づくろいをしていたら、
何か異常があるのではと
心配になってしまいますよね。
猫はストレスを感じた場合
気持ちを落ち着かせるために
毛づくろいをしたりもするので
あまりにも頻繁に毛づくろいをしていたら
それは「助けて!」の合図かもしれません。
また、皮膚病などが原因で
過剰な毛づくろいをしている
場合もあります。
いづれの場合も悪化しないうちに
すぐに治療を始める必要があります。
今回は猫が頻繁に毛づくろいをしている場合の
原因と対処法などを紹介するので
ぜひ参考にしてみて下さい。
この記事に書いてること♪
猫が頻繁に毛づくろいをする原因とは?
猫が頻繁に毛づくろいをしている場合、
考えられる原因は大きくわけて次の2つです。
1.ストレスが溜まっている
2.皮膚の病気にかかっている
どちらの場合も早期発見によって
悪化を防ぐことができますので
もし気になったら早めに獣医さんに
相談してみましょう。
それではそれぞれ
見ていきましょう。
1.ストレスが溜まっている
家族構成の変化や環境の変化は
猫にとって大きなストレスになります。
赤ちゃんが生まれたり、
一番なついていた飼い主と離れる、
引っ越しなどは猫にとって特に大きな
ストレスとなります。
しかし、その子の性格にもよりますが
猫はほんの些細な事にも
ストレスを感じてしまうことが
あります。
部屋のちょっとした模様替えや
新しいぬいぐるみ一つでも
場合によってはストレスになって
しまう子もいます。
長期に渡ってストレスにさらされている場合
体の他の部分にも異常が現れてくることもあるので
できるだけ早くストレスの原因を
取り除いてあげることが大切です。
2.皮膚の病気にかかっている
頻繁に毛づくろいをしている場合
皮膚の病気にかかっている可能性もあります。
この場合、可能性が高い病気は以下の2つです。
- アレルギー性皮膚炎
- ノミやダニなどによる寄生虫に感染
皮膚をチェックしてみて
湿疹ができていたり
毛が抜けているような場合には
要注意です。
すぐに病院へ連れていきましょう。
皮膚病が疑われる場合は
こちらの記事もチェックしてみて下さい。
様々な皮膚の病気についての
原因と対処法をまとめてあります。
猫がこのような毛づくろいをしたら要注意!
猫が頻繁に毛づくろいをしていると思っても
どのタイミングで病院へ連れて行くのかの
判断は難しいところですよね。
注意が必要な場合は以下の3つです。
1.毛づくろいのし過ぎでハゲている
2.同じ場所を何度も毛づくろいしている
3.毛づくろいをしなくなった
先にあげた皮膚病なども含めて
いずれもすぐに対処したほうが
治療にかかる時間も短く済む場合も
多いので、異常に気づいたら
できるだけ早く病院へ連れていきましょう。
それでは順番にみていきたいと
思います。
1.毛づくろいのし過ぎでハゲている
毛づくろいのしすぎてハゲてしまった
場合に考えられる原因には以下のような
ものがあります。
- ノミやダニなどの寄生虫に感染
- ストレス(心因性脱毛症)
ノミやダニなどの寄生虫に感染
ノミやダニに感染している場合は
かなりの痒みを伴います。
そのため頻繁に掻いていたり
毛づくろいをしているような行動が
みられます。
掻き過ぎるとハゲてしまう
場合もあります。
寄生虫は毛をかき分ければ
すぐに発見できる場合が多いので
分かりやすいと思います。
ノミなどは早めに対処しないと
感染が広まり、完全に駆除するまでに
時間もかかってしまうので
すぐに対処が必要です。
ストレス(心因性脱毛症)
ストレスの場合は
先にも説明したように
気を落ち着かせるために
頻繁に毛づくろいをし、
結果ハゲてしまうことがあります。
ストレスの原因を取り除くことが
一番の解決策ですが、引っ越しや
家族が増えた場合など、どうにも
ならない場合もありますよね。
そんな時は、できるだけ静かに落ち着ける
場所を作ってあげることや、スキンシップの
時間をできるだけ多く取ってあげるなどの
対処が必要となります。
いずれの場合も、ハゲができるほど
頻繁に毛づくろいをしているのは異常な
行動ですので、すぐに病院へ連れていきましょう。
2.同じ場所を何度も毛づくろいしている
同じ場所を何度も毛づくろいをしている場合に
考えられる原因はストレスです。
ストレスの転移行動によって
毛づくろいをしている場合、
主に舐めやすいお腹付近ばかり
毛づくろいするので、そのあたりが
ハゲてしまう子が多くいます。
皮膚病でハゲる場合は毛根から
きれいに抜けてしまいますが、
毛づくろいのし過ぎでハゲてしまった
場合は、毛を短く剃った後のように
毛根がまだ残っている状態です。
もしお腹付近の毛が短く剃られたように
なくなっていたら、ストレスによる脱毛の
可能性が大きいです。
飼い主の前ではそれほど頻繁に毛づくろいを
していないようにみえても、猫は夜行性ですので
夜の間にずっと毛づくろいをしていて
「気づいたらハゲていた」
なんて場合もあります。
他の病気を引き起こす前に
獣医さんに相談してみましょう。
3.毛づくろいをしなくなった
いつも毛づくろいをしていたのに
最近はなんだか毛づくろいをしなくなった…
と気づいた場合、考えられる主な理由には
以下のようなものがあります。
- 老化
- 病気
- 肥満
老化
年を取ると自然に行動量が少なくなりますが
老化によって毛づくろいをする頻度も少なくなります。
うちにも14歳の愛猫がいますが、最近ではほとんど
自分で毛づくろいをする姿を見かけなくなりました。
でもブラッシングはまだ好きなので、こまめに
ブラッシングをしてあげるようにはしています。
長毛の猫ちゃんの場合は毛が絡まって
しまったりもするので、特にこまめに
ブラッシングしてあげることが大切です。
病気
何らかの病気になっている場合
グルーミングをする元気もなくなって
いる場合があります。
グルーミングをしなくなっただけでなく、
なんとなく元気がない、
食欲がないなどの他の症状が見られる
場合は、すぐに病院へ連れていきましょう。
肥満
肥満になると、体をあまり曲げられないため
グルーミングもあまりしなくなります。
うちにも肥満気味の愛猫がいるのですが
まだ自分で多少毛づくろいをするものの、
届く範囲は限られています(笑)
もしブラッシングが好きならば
皮膚の健康を保つためにも
こまめにブラッシングをしてあげましょう。
猫が毛づくろいをしない場合の
理由は他にもあります。
こちらの記事を参考にしてみて下さいね。
猫の毛づくろいの回数を抑える対処法とは?
猫が過剰に毛づくろいをしている場合
その回数を抑えるには、
頻繁に毛づくろいをしている
原因をつきとめ、対処してあげることのみです。
ノミなどの寄生虫が原因の場合は、
痒みから舐めているので、ノミを駆除できれば
自然に毛づくろいも過剰にはしなくなります。
しかし、ストレスが原因の場合は
少し難しく、その愛猫に合った対処の仕方を
見つける必要があります。
ストレスの原因が明らかな場合は
対処もしやすいですが、原因不明という
こともよくあります。
上述した、静かで落ち着かせる場所を
作ってあげることや、スキンシップを
できるだけ取るなどを基本としながら、
獣医さんと相談して解決策を見つけていく
ことが大切です。
まとめ
異常が猫が頻繁に毛づくろいをしている場合に
考えられる原因と、その対処法についてでした。
猫は毛づくろいをよくする動物ですが
頻繁にしすぎるとハゲてしまったり
する場合もあります。
原因は主にストレスや病気などが
あげられますが、いずれも
異常に気づいたら早めに対処する必要があります。
病気の場合は治療すれば収まりますが
ストレスの場合は可能ならば
その原因を取り除き、無理ならば
できるだけストレスが減るような
環境づくりをしてあげることが
大切になります。
いずれの場合も、頻繁に毛づくろいをしている場合は
どこかに異常がある場合なので、
早めに病院に連れていきましょう。
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