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猫の抜け毛が多い時期は?効率のいい掃除の仕方はあるの?

日常  

いつもとっても可愛く癒してくれるネコちゃん。
この子のことなら何でも許せちゃう!
って方も多いと思います。

でも一方で、ここだけはストレス!
という瞬間がある方も少なくないのでは…?

よく聞くお悩みの一つは猫の「抜け毛」です。

お部屋の掃除に多くの時間がとられる、
お出かけ前で忙しいのに
服に付いた毛の処理に時間がかかる…

お部屋の毛を放置すれば、不衛生になり人も猫も
「アレルギー性などの皮膚トラブルの要因」
にもなってしまいます。


また、服についた毛は、他人に不潔な印象を
与えてしまいますし、
お仕事に悪影響を与える可能性もあります。

しっかり処理したいが時間が…
そんなお悩みを持つ方々のために、
今回はネコの抜け毛とその対策について
お話いたします。


猫の抜け毛が多い時期

猫の抜け毛が多い時期は、年に2回
「換毛期」と呼ばれる、気温の変化
に対応するために毛が生え変わる時期で、
概ね春と秋ごろです。

ただし、屋内のみで生活する猫は、
気温の変化が乏しいため、
年中抜け毛がでる
と言われています。

 

猫の抜け毛を効率よく掃除しよう

抜け毛自体は生理現象ですので、
ある程度付き合っていかないと
いけない問題です。

なので、第一の対策は、
「効率よく」お掃除する
ことになります。

まずは、効率よくお掃除する
ポイントをご紹介します。

1.掃除機の前にコロコロクリーナー

お掃除の基本は掃除機になると思いますが、
その前にポイントを3つ

  • コロコロクリーナーで先に毛をとる
  • カーペットなど繊維質のものは
    ゴム手袋やブラシを活用
  • それでも取れないものは、
    毛取りクリーナー

 

まず1つ目ちょっとした瞬間に数秒でも、
「コロコロ」で毛をとっておくことです。
たいして効率がいい方法とは感じない
かもしれませんが…

習慣化してくると面倒に感じないので
ストレスなく掃除ができます。

また、掃除機前に毛を減らすと、
ブラシに毛が絡まることによる
掃除機の能力が低下や、
掃除機からでる風で毛が舞い、
「掃除後にすぐに落ちている」
ということを防ぐことができます。

掃除機で取れないカーペットなど
に付いた毛も結構取ってくれますし、
掃除機前こまめにコロコロすることは
有効です。

2つ目 前述した「コロコロ」よりも、
強力なのが、「ゴム手袋」や「ブラシ」です。

こういったものでこすると、
表面に毛が出てきます。

出てきた毛をコロコロや掃除機で吸えば、
驚くほどカーペットが綺麗に!
(色が変わった!などの声も…)。

毎日は手間かもしれませんが、
しっかりお掃除する日は
試してもいいかと思います。

最後に それでも取り切れない毛には、
「毛取りクリーナー」

毛取りに特化した商品だけあって、
身近なもので対応するよりも便利で効果的。
お試しする価値はあると思います。

2.天井や壁の抜け毛掃除も忘れずに

お掃除をする上で大事なのは、
「盲点の把握」です。

盲点とは、「天井と壁」です。

猫の毛は軽くて舞いやすいですし、
猫自身も高い所がすきなので、
天井や壁といった高いところには、
想像以上に多くの毛が付着しています。

そういった毛は、床やカーペット、
すぐに収納したはずの服などに付着して
後々のお掃除を面倒にする要因に。

「クイックルワイパー」などの軽くて
高いところがお掃除しやすいもので、
こまめにお掃除しておくことが、
普段のお掃除をラクにするポイントになります。


猫の抜け毛対策

猫の抜け毛対策、
第2は「抜け毛を減らす」ことです。
抜けそうな毛を先に抜いてしまうということで
「ブラッシング」や「シャンプー」があります。

1.ブラッシング

こまめにブラッシングをしてあげることで、
抜け毛がへりますし、
毛並みを維持できる、
毛玉症や皮膚炎といった病気の予防にもなります。

ただ闇雲にブラッシングすればいい
というわけではなく
ポイントは2つ

  • その子にあったブラシ選び
  • ブラッシングでストレスを感じさせない

1つ目
毛の長さや毛質、性格によって
最適なブラシは変わってきます。

  • 短毛種:ラバーブラシや、
    柔らか目の獣毛ブラシが基本です。
  • 長毛種:スリッカーやコームで毛玉や
    もつれをほぐし、
    硬めの獣毛ブラシで仕上げます。

 

2つ目猫は過剰なスキンシップを嫌います
ですので、ブラッシングを継続するには、
「猫が嫌にならない」ことが最も重要です。

  • 短時間を小分けに、
    嫌そうにしたらすぐ辞める
    (嫌な思いをすると次からもっとやりにくい)
  • 気持ちよさそうにするブラシを
    選んであげる
  • 遊んだり撫でている流れの中でする…

などが重要で、その子にあった方法を
見つけてあげてください。

⇒猫のブラッシングはやりすぎNG!頻度とやり方のコツ

2.シャンプー

基本的に猫は濡れることを嫌うので、
シャンプーはできない子も多いですが、
できる子なら抜け毛対策には有効です。

また、皮膚炎などの予防にもなります。

ただし、ブラッシングと同様、
無理強いはNG!なので
できる子だけしてあげてください。

子猫のころから慣らしておくと
比較的シャンプーができる子に
育ちやすいです。

長毛種で、どうしても毛玉が気になる子は、
トリミング店や動物病院で「ライオンカット」
をご相談されてもいいかもしれません。

3.空気清浄機

猫の毛が厄介なのは、
「軽くて舞い上がる」こと。

空気清浄機は、猫の毛を吸ってフィルターに
引っかかってくれるので、
落ちる毛の減少には役立ちます。

置くだけで、ウイルスやハウスダストの減少に
役立ってくれ、是非活用したいアイテムです。

 

猫の抜け毛を放置するとどうなる?

抜け毛の放置は、「病気」にもつながります
猫に多い病気の一つに「皮膚炎」があります。

特に長毛種で、体に大きな毛玉がついたままだと
その部分が不衛生になり
細菌性皮膚炎」がおきやすいです。

お部屋に蓄積した毛は、アレルギー性皮膚炎の
原因の一つのハウスダストの増加
につながります。

 

他にも、こまめなブラッシングは毛球症
(飲み込んだ毛が、消化管の中でつまること)
の予防にもつながります。

まとめ

お掃除のポイントは…

・コロコロなどで普段からこまめに

・盲点となるポイント(壁・天井)もしっかり

・便利グッズも活用してラクして楽しく

短い時間を活用すること
でも時間をかけるべきポイントは
時間を惜しまないこと

そして多少お金をかけること
より効率的なお掃除が
できるのではないでしょうか。

 

そして抜け毛減少のために一番重要なことは
「猫を嫌な気持ちにさせない」
ことです。

猫は、一度嫌な思いをすると二度と
その行動をしないようになりますので、
果ては何もやってあげれない子に
なってしまいます。

ネット等でもいろいろな対策がありますが、
最も大切なのは、猫の気持ちを最優先に
ストレスを与えないこと
だと思います。


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辺銀 歩

関西の動物病院で獣医師として働いています。動物の病気等に関する専門的知識だけでなく雑学的な知識も併せてご紹介していければ...と思っています。
日々の仕事の中で、「知らなかった」ことから不幸を感じてしまう動物や飼い主さんの姿を数多く見てきた経験から、読んで頂いた方々が、動物に関する正確な知識を得ることで、後悔することない人生を送ることができることを目指しています。
「一つの答え」ではなく、動物と飼い主さんのライフスタイルに応じた「選択肢」をご提案していきたいです。

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