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猫の分離不安症には多頭飼いが有効?注意点や慣れさせるコツを紹介

日常  

猫と飼い主さんの距離が近くなりすぎてしまい、
飼い主さんに対して執着してしまうことも
関係して起こる分離不安ですが、
できることであれば予防したいですよね。

猫に、
安心してもらえる環境を作ってあげたり、
生活環境や日頃の接し方に気をつけて
分離不安を予防することはとても大切です。

実は、対処法の一つとして
多頭飼いも効果があるという説が
あります。

とはいえ、多頭飼いとなると、
もう一頭飼うというのは
大きな覚悟が必要ですよね

そのためにもどんなことが効果があるのか、
どんなことに気をつけたら良いのか
調べてみました。


猫の分離不安症には多頭飼いが効果的

猫の分離不安は飼い主さんと猫の距離が
近くなることで起こる可能性が高い
ということは前述させていただきました。

猫と飼い主さんが
一対一で接する状態で生活すると、
より密な関係になり、
構ってあげる時間も多い分、

飼い主さんへの執着も強くなります。

もちろん、怖がりだったり、
警戒心が強いなど、
その猫の性格も大きく関係しますが、

あくまでも猫は動物なので、
一人で落ち着いて身体を休めたり、
自分を落ち着かせられる時間や環境が
きちんと持てること
理想的な生活となります。

多頭飼いの場合、
人間とは生活していても、
もう一頭猫がいることで、
人間の生活によりすぎず、

その2頭の中には
猫社会ができあがるので、
飼い主さんに執着しすぎずに
生活することが期待できます。

そのため、多頭飼いだと
分離不安になりにくいという説があるようです。

猫を多頭飼いするときに注意したい4つのポイント

猫が分離不安にならないように、
飼い主さんは接し方や生活環境も
気をつけた方が良いことは前述しましたね。

一つの選択肢として、
猫が2頭以上いる多頭飼いは

猫社会が出来やすいため、
飼い主さんに依存しすぎずに
生活できる可能性が高く、

分離不安になりにくいという説があります。

飼い主さんと猫との距離が
近くなりすぎないという点では
分離不安対策にはなり得ますが、

その子の性格など、
注意する点を見過ごしてしまうと、
大きな失敗につながる可能性も高いです。

注意する点は主に、

  • 食事やトイレの数は十分か
  • 先住猫は新しい猫を受け入れられる性格か
  • 新しい猫に寄生虫や感染症はないか
  • 先住猫と新しい猫の年齢差が離れていないか

が挙げられます。

では具体的にどのようなことを注意するのか
詳しく見ていきましょう。


1.食事やトイレの数は十分か

猫を多頭飼いする場合、
食事やトイレの数が猫の頭数に
見合っているかということも
大きなポイントになります。

猫はとても繊細な動物で、
他の猫の臭いがついたトイレを嫌がったり、
猫の中でも優先順位などがついて、
弱い猫は食事にありつけないなどのケースが
考えられます。

多頭飼いにより、
食事やトイレが充分にできないと、
健康に害を及ぼし、
場合によっては命に危険が及んでしまう
可能性もあります。

2.先住猫は新しい猫を受け入れられる性格か

猫を多頭飼いする際に、
よく言われることですが、
先住猫が新しい猫を
受け入れられる性格かどうか

ということも大切なポイントになってきます。

最初はどんな性格の猫でも、
警戒をしたり、
自分の縄張りに入ってきた新参者として
攻撃する可能性もあります。

しかし、それだけではなく、
恐怖心が強い性格であったり、
攻撃的だったりして多頭飼いには
向かない性格であることもあるのです。

攻撃をされて、新しい猫が
大けがを負ってしまったり、
先住猫が強いストレスを受けてしまうことにも
なりかねません。

3.新しい猫に寄生虫や感染症はないか

猫を多頭飼いしようとする場合、
病気が蔓延してしまう可能性も出てきます。

気をつけるべき病気の中でも、
子猫は抵抗力が低いために、
寄生虫や感染症は持っている可能性が高く、
先住猫にうつってしまう可能性があります。

多頭飼いを決めた場合、
先住猫も新しい猫に
病気をうつしてしまうことのないよう、
まずはお互いの健康診断を行い、
病気の有無を確認した方が良いでしょう。

4.先住猫と新しい猫の年齢差が離れていないか

猫を多頭飼いするにあたり、
2頭の猫の年齢差も大切です。

あまり離れすぎていて、
新しい猫が若すぎる場合、
先住猫が高齢だと遊びたくてちょっかいを出したり、
距離感がうまく保てず、
お互いのストレスになってしまうこともあり得ます。

せっかく多頭飼いをしているのに、
別々の空間で過ごさせることになるかもしれません。

ただし、その猫の性格によっては
年齢差があっても適応できる猫もいます。

お家の猫の性格をよく考えて、
検討してみるのが良いでしょう。

先住猫を多頭飼いに慣れさせるコツ

猫を多頭飼いする際に、
仲良く生活してもらうことは、
飼い主さんもストレスフリーに生活するために
とても大切です。

そのためのコツは以下のようなことが
大切といわれています。

  • 最低2週間はケージ越しまたは別室で飼う
  • 猫の爪を切っておく
  • 互いの臭いに慣れさせる
  • それぞれの猫が1匹で安心できる場所を作っておく

これらのコツを上手に利用して、
多頭飼いになれてもらうことが
出来るかもしれません。

実際に猫にどんな風にしたら良いのか、
ご紹介させていただきます。


1.最低2週間はケージ越しまたは別室で飼う

どんなに相性の良い猫同士でも、
いきなり同じ空間で対面させたら、
けんかになってしまう可能性が高いでしょう。

また、第一印象も大切です。

今後の相性も悪くなってしまう可能性も
考えられます。

また、新しい猫、先住猫それぞれの健康状態も
問題となる可能性があります。

それぞれ、今までとは違う環境になるため、
多少の精神的ストレスもかかり、
免疫力の低下なども起こることが考えられるため、

お互いに病気をうつし合ったり、
それぞれが体調を崩してしまうことも
あり得るでしょう。

そのため、徐々に一緒にいる時間を作れるよう、
まずは直接的な接触は避け、
ケージ越しだったり別室で
匂いや気配のみでお互いの存在に
なれてもらいましょう。

2.猫の爪を切っておく

接触させた場合、
必ずしも猫同士が友好的に接触できるとは
限りません。

けんかではなくじゃれ合う程度でも、
猫の鋭い爪はお互いを傷つける凶器にもなるのです。

少しでもけがの要素になるものは
減らした方が良いので
お互いの爪はきちんと定期的に切っておきましょう。

3.互いの臭いに慣れさせる

いきなり直接接触させると、
お互いに警戒してけんかになる可能性もあります。

最初の印象が良くないものだと、
その後も猫同士が仲良くなれないこともあるのです。

そのため、まずはケージ越しや別室にいてもらい、
飼い主さんについた臭いなどで
お互いに嗅ぎ合って慣れてもらうと
自然と認識し合うことが出来るでしょう。

先住猫は、優先させてあげた方が良いので、
新しい猫が入ったキャリーバッグの匂いなどを
まずは嗅がせてあげるのも良いと思います。

4.それぞれの猫が1匹で安心できる場所を作っておく

それぞれが安心できるスペースを
確保してあげることも大切です。

猫同士といえど、
距離を置きたい時ももちろんあります。

自分の縄張りとして、
落ち着きたいときに一匹になれる空間がないと、
けんかを繰り返したり、
仲良くいられない可能性もあります。

多頭飼いをしていると、
絶対に一度は直面するのがお互いのけんかでしょう。

飼い主さんがしてあげられることは
少ないかもしれませんが、こんな記事もあります。

⇒多頭飼いの猫の喧嘩!仲直りさせる最良の方法とは?

よりお家の猫たちが仲良くいられるよう、
参考にしてみてくださいね。

まとめ

このように、
気をつけるべきことはいろいろありますが、
ポイントさえ押さえられれば
クリアできることは多いでしょう。

健康面、精神面など先住猫を優先させてあげつつ、
上手に相互の関係がうまくいくよう
手助けしてあげるのが
飼い主さんの役割かもしれません。

分離不安のために多頭飼いをするというよりも、
多頭飼いをしたことで、
ちょっと分離不安への効果があるかもしれない・・・位の
期待で始めた方が、
多頭飼い生活はうまくいくかもしれないですね。

ちなみに分離不安には多頭飼いが
どんな効果をもたらすのか
以下の記事に載っています。

⇒猫の分離不安の症状とは?予防や対処法についても紹介

頭の片隅に置いておいても良いかもしれませんね。


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