猫の寄生虫!サナダムシやイソスポラの駆除の方法とは?
猫の寄生虫・・・無関係のように思えても
意外とすぐそばで身を潜めて、
寄生のタイミングを伺っているのです。
そんな寄生虫たちは人間にまで
感染する力を持っています!
猫ちゃんの寄生虫が発覚した場合は
しっかりと駆除をするのが
ペットへの再感染、人間への感染を
防ぐ一番の対処法と言えますね。
ここでは、猫ちゃんの寄生虫を
キレイさっぱり撲滅するために
駆除の方法や治療について
紹介ていきましょう。
この記事に書いてること♪
猫の寄生虫を撲滅したい!治療にかかる費用と駆除の方法は?
さっそく、猫ちゃんに寄生虫が
発覚したときの対処や治療法を
紹介していきます!
まず、
猫ちゃんに寄生虫がいることに気付いたら
念のため動物病院に行きましょう。
どのように気付いたかにもよりますが、
もし嘔吐物や便の中に
寄生虫らしからぬモノがいたら
写メを撮って見てもらうだけでも
寄生虫を判断出来ることもありますよ。
検査や治療費にかかる費用は
おそよ3000円~4000円前後です。
寄生虫の種類に合わせて、
注射や背中に垂らすスポット薬などで
対応してくれるそうです。
一度の投薬で寄生虫が全ていなくなるとは
限らないので、1週間ほど置いて
再度検査を受けましょう。
そして、必要に応じて再投薬を
してもらいましょう。
しかし、問題なのは寄生虫が飼育環境に
潜んでいるかもしれないということです。
一度感染している者がいるなら、
生活スペースに感染源が
散らばっている可能性もあります。
感染力をもつ虫卵にとって
条件の良い環境であれば、
しばらくはその感染力を
持ち続けることもあり、
長くて1年も生きていることが
あるんです・・・!
すると、ペットへの再感染の
原因にもなってしまいますよね。
ペットが感染を繰り返してしまえば、
当然家族への感染リスクも高まるでしょう。
寄生虫を完全に撲滅するには、
駆虫は1度のみでは確実ではありません。
国際的な感染症関連機関では、
3か月に1度の定期駆虫が
推奨されているそうです。
最低でも1年に1度でしょうか。
しっかりと寄生虫を撲滅するには、
このような定期駆虫がおすすめですよ。
義務ではありませんが、
子猫を連れて来たり、
猫ちゃんが外へ行くという生活習慣や環境、
家族に幼児がいるなどの場合は
必要に応じて駆虫をしていきましょう。
また、寄生虫が疑われるときに
検便で確認することもありますが
この検便での結果も、検出率は
確実ではないこともあるそうです。
まだ虫卵が排出されない期間では、
検便をしても検出されないことが
あるみたいですね。
つまり、寄生虫がいるかどうかよりも
定期的に駆虫薬を投与して
感染しないよう予防に努めることが
ベストなやり方なのでしょう。
市販でも薬は手に入る?値段や副作用を紹介!
市販でも虫下しや駆虫薬は置いています。
ホームセンターやペットショップには、
粉末状、シロップ、錠剤などの
駆虫薬が置かれていますよ。
費用は1000円~2000円前後です。
しかし、
寄生虫の種類や猫ちゃんの体重などによって
薬の種類や容量は異なるでしょう。
やはり市販のものは効果も
イマイチということが多いそうです。
薬の種類によって、有効成分は異なりますが、
副作用として、嘔吐、下痢、食欲不振
などが挙げられています。
まれなことかもしれませんが、
このような副作用が出たと言う
報告もあるそうなので、
正しい用法容量を守りながら
注意深く観察しておきましょうね。
また、現在ではサナダムシに対して
有効な市販薬は販売されていないそうです。
より確実に寄生虫を撲滅するためには、
専門的な知識を持っている
獣医のアドバイスを
貰った方が良さそうですね。
ひとまず寄生虫がいた場合、
駆虫薬で対応すれば
お腹の中はキレイになります。
ですが、一度の駆除では
まだ安心出来ないかもしれないので
注意しましょう。
寄生虫の種類によって対処法は違う!?種類別に紹介!
それでは、寄生虫の種類によって
治療法は異なるのでしょうか。
種類別に見ていきますので、
参考にして下さいね。
トキソプラズマに感染したときの対処法
トキソプラズマは身近に存在する原虫で、
猫の糞便に含まれる虫卵が
感染源となるものです。
妊婦が初感染することは、
危険視されているので
妊娠中は特に注意が必要な原虫です。
人に感染する寄生虫について
知りたい人はご覧下さい。
”猫の寄生虫は人間に感染する?薬で治療はできるか調べてみた”へ移動する
一方、健康な身体であれば
猫や人も重症化することは
あまりないそうですよ。
猫の場合は、免疫力が低下しているなど
体調によっては体温の上昇や
呼吸困難を伴う間質性肺炎などを
引き起こすこともあるようです。
症状を示さないまま過ごすことが
ほとんどですが、
場合によっては治療が必要になります。
その時は、クリンダマイシン塩酸塩や
ドキシサイクリンなどの経口投与によって
治療をしていくそうです。
サナダムシに感染したときの対処法
ノミを中間宿主とする
サナダムシ(瓜実条虫)は、
そのノミを食べてしまうことで
経口感染が成立してしまいます。
少量の感染では症状を見せませんが、
大量のサナダムシに感染すると、
下痢、嘔吐、腹痛、食欲不振などの
症状を見せることがあります。
また、サナダムシの片節が排便されたときに
お尻を痒がる仕草を見せるそうです。
サナダムシは市販薬はありませんので、
病院で診断してもらい、
治療を行って下さい。
サナダムシの駆除には、
プラジクアンテルという薬剤が有効的です。
しかし、中間宿主となるノミも
同時に駆除する必要があるので
ノミの駆除薬も併用する必要があるでしょう。
併用可能な薬を用意してもらえるので、
安心して投与しましょう。
きっちりと感染を防ぐためには、
定期駆虫をおすすめします。
イソスポラに感染したときの対処法
コクシジウムという原虫が
もらたらす寄生虫症の1つで、
汚染された食物や感染力をもつ虫卵を
口にすることで経口感染を起こします。
症状としては、
下痢、血便、嘔吐、食欲不振、脱水症状
などが挙げられています。
特に、免疫力が低く体力の弱い
子猫は注意が必要ですよ。
治療では、
メトロニダゾールやアンプロリウムなど、
コクシジウムに適した薬剤を投与すれば、
数週間で回復するでしょう。
マンソン裂頭条虫に感染したときの対処法
ヘビやカエルを中間宿主として、
それらを補食した場合は
感染のリスクが高くなるでしょう。
この寄生虫はヘビなどに辿り着く前にも
ケシミジンコを中間宿主とするので、
終宿主である猫に行き着くまでに
二種類の中間宿主を必要とします。
やっとの思いで終宿主である動物に
行き着けたら、症状を加えない程度に
少しだけの栄養を貰い、
気付かれないように寄生し
人生を全うすると言われています。
そのため、嘔吐や下痢などの症状も
ほとんど示すことはありません。
しかし、それも体調次第なのでしょう。
心当たりがある場合は、
検便で確認することは可能です。
駆虫薬としては、プラジクアンテルを
サナダムシに使用する6倍の量を
投与する必要があるのだそうです。
もし、カエルなどの補食癖がある場合は
何度でも感染する可能性があるでしょう。
完全に撲滅したい場合は、
捕食癖を防ぐ工夫も必要かもしれないね。
いかがでしたか?
様々な寄生虫がいるようですが、
飼い主さんで寄生虫を判断して
治療をするのは難しい場合もあります。
猫ちゃんの様子に異変があったら、
病院へ行って受診することが
寄生虫撲滅への近道ではないでしょうか。
まとめ
気付かぬうちに、愛猫が
寄生虫の餌食になっているかも・・・!
そのように思い直した人も
いるのではないでしょうか。
もし一度感染した場合、最適なのは
定期的に駆虫をすることです。
そして、
もちろん排泄物をすぐに片付けたり、
手洗いを徹底するなど
清潔への配慮も感染を防ぐポイントです!
また、市販薬よりは
動物病院で処方される薬の方が
断然効果があると思います。
寄生虫が発覚した場合は、
病院での治療をおすすめしますよ^^
是非、猫ちゃんの健康診断も
受けてみましょう!
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