猫が元気がない!吐くのは危険な状態のサインなの!?
飼い主として愛猫の毎日の健康チェックは
欠かせませんよね。
- 元気がない
- 吐く
といった症状はいろいろな病気の兆候として
あらわれることがありますが、
その両方を伴う場合は異常や病気、
それも重篤なものを抱えている可能性が
高いので要注意です。
子猫や高齢猫の場合は
体力・免疫力ともに低いので
放置すると命の危険も充分あり得ます。
そこで今回は猫が元気がない、
そして吐くときに考えられる病気について
解説していきたいと思います。
愛猫の症状に当てはまるものがないか
チェックしながら読み、
該当するものがあればすぐに
猫を病院に連れていきましょう。
この記事に書いてること♪
猫が元気がなく吐く時は重篤な病気の可能性あり!
猫が元気がない、そして吐く場合は
重篤な病気にかかっている可能性があります。
考えられる4つの病気がこちらです。
- 胃炎
- 感染症
- 甲状腺機能亢進症
- ガン
次からの項目でそれぞれ詳しくお伝えします。
愛猫の症状と照らし合わせてお読み下さいね。
1.胃炎
猫が元気がない、そして吐く場合、
胃炎である可能性があります。
胃炎には急性と慢性があり、
急性胃炎は腐った食べ物や水・毒などを
食べたときに胃に急性の炎症が起こる状態を
いいます。
また胃の中の異物や感染症によるものも。
急性胃炎は症状が重く、
命を落とすこともあるので
ただちに病院へ連れていきましょう。
慢性胃炎は長期間胃に炎症が続くことをいい、
吐き続けて体力が奪われ、痩せてしまいます。
胃炎が進行すると胃の粘膜に傷ができ、
胃潰瘍になります。
嘔吐や下痢によって
体内から水分が失われるので、
皮下注射や点滴で補うとともに、
吐き気や下痢を止めるための
内科治療を行う必要があります。
胃酸の分泌を抑える
胃酸分泌抑制剤や胃酸の酸性度を弱めたり
酸を中和する制酸薬などを用いての治療が
必要になるので病院へ連れていきましょう。
2.感染症
猫が元気がない、そして吐く場合、
なんらかの感染症にかかっている可能性が
あります。
特に猫パルボウイルス感染症は
致死率の高い重い感染症のため大変危険です。
- 激しい吐き気
- 発熱
- 下痢
- 血便
などが症状です。
子猫や高齢猫など体力のない猫が感染すると、
数時間から数日で急速に衰弱して
死亡することがあるので、
疑わしいときはすぐに病院へ
連れていってください。
また何度も繰り返し吐いてしまうと
体内の水分やミネラルが失われて
脱水症状を起こしてしまうので
これにも注意が必要です。
こちらの猫ちゃんのように
元気に回復するとよいですね。
▼猫パルボウイルス感染症から生還した猫の動画
3.甲状腺機能亢進症
猫が元気がない、そして吐く場合、
甲状腺機能亢進症である可能性があります。
年をとった猫に多く見られる病気の1つで、
甲状腺ホルモンが必要以上に
分泌されるものです。
- 食欲が旺盛になる
- ご飯を食べない
- 落ち着きなく動き回る
- 元気がない
- 嘔吐
- 下痢
- 多飲多尿
- フケが増える
- 爪が伸びやすい
といった症状がみられます。
治療は、手術による甲状腺の切除が
もっともよく行われています。
また甲状腺ホルモンの
生産をさまたげる薬を投与することもあり、
これは生涯行う必要があります。
4.ガン
猫が元気がない、そして吐く場合、
消化器などのガン(悪性腫瘍)である
可能性があります。
猫の胃に腫瘍ができると、
初めのうちは時々吐くようになり、
症状が進むにつれて嘔吐の回数が
増えていきます。
吐いたものに血が混じることも。
胃の腫瘍は
リンパ腫と同時に発症することが多く、
最悪の場合は胃に穴が開いて
腹膜炎を併発して死亡することも。
腫瘍が良性のものであれば
外科的手術をすれば回復します。
リンパ腫であれば、外科的な切除を行い、
そのあとで放射線治療や化学療法を
組み合わせての治療を行います。
飼い主や家族が
どのくらい看護できるかによっても
治療法は変わってきます。
猫が元気がなく吐く原因が
ガンと思われる場合は
ただちに猫を病院へ連れていき、
獣医師と相談の上で治療方針を決めましょう。
また猫が元気がないときは
まず自宅でセルフチェックしてみましょう。
⇒猫の元気がないのは原因不明が多い!病院へ行く前に試したいセルフチェック
元気がない原因をしぼりこんで、
適切なケアをしてあげたいですね。
猫が元気がなく吐くときは早めに病院へ!
猫が元気がない、そして吐くときは
あきらかに異常や病気を抱えており、
ゲーゲーと何度も吐いたり、
下痢や発熱を伴っている場合、
事態は急を要します。
特に子猫や高齢猫は
体力・免疫力ともに低いので重症化しやすく、
そのまま命を落としてしまうことも
あり得ます。
ただちに病院へ連れていき、
適切な治療を受けさせてあげてください。
猫の吐いた液体を観察して獣医師に知らせると原因が判明しやすい
猫が元気がなく吐いたとき、
病院へ行く際には猫の吐いた液体を
よく観察しましょう。
色や混ざっているものなどによって
病気や異常の原因を予測することができます。
できればカメラやスマホで撮影したり、
現物を持参したりして、
獣医師に見てもらいましょう。
言葉を話せない愛猫に代わって
飼い主さんが正確な情報を伝えることで、
原因を正確に突き止め、
いち早く愛猫の健康を取り戻す治療を
行うことができるのです。
まとめ
猫が元気がない、そして吐く場合は
重篤な病気にかかっている可能性があり
考えられる4つの病気がこちら。
- 胃炎
- 感染症
- 甲状腺機能亢進症
- ガン
猫が元気がない、そして吐くときは
あきらかに異常や病気を抱えているので
すぐに病院へ連れていきましょう。
吐いた液体を観察することで
原因を絞り込むことができるので、
病院へ行く際にはカメラやスマホで撮影したり、
現物を持参したりして、
獣医師に見てもらってください。
猫が元気がなくてご飯を食べないときは
こちらの記事を参考にどうぞ。
愛猫が気に入るフードを与えて
元気を取り戻してあげたいですね。
今週のおすすめ記事6選♪
この記事をSNSでシェア