猫の耳が赤いのは体が熱いだけ？病気の可能性はないの！？

起きて普通にしている時は
冷たくて白～薄ピンク色の猫の耳。
ふいに触ってみたら
何だか熱い！赤っぽい！？

そんな経験はありませんか？
いつもと違うと心配になってしまいますね。
我が家の猫も時々耳が熱くて、
大丈夫？と心配になったことがあります。

猫の状態や病気のサインは
耳からも知ることが出来ます。
今回は猫の耳が赤い時や熱い時は
どのような原因が考えられるのかを
まとめましたのでご覧ください。

猫の耳が赤い！考えられる原因は？

猫の耳が赤い時は
どのような原因があるのでしょうか？

体が熱くなくて、
耳だけが赤く熱をもっている場合は、
暑い外気の影響で体に熱がこもっている、
眠くて火照っているなどが考えられます。

猫は暑くて体温が上昇すると
耳が赤くなります。
犬は舌を出して体温調節をしますが、
猫が普段舌をハアハアさせることは
ありませんよね。
猫は耳で体温を調節しているので、
暑い時は血管が膨張するため
それが透けて赤く見えるのです。

また、眠い時や興奮した時も体温が上昇し、
耳が熱くなり、赤く見えます。

これら一時的な体温の上昇による
耳の熱・赤みは猫の生理現象なので
さほど気にする必要はありません。
人間の子供も眠くなると
ボヤ～っと熱くなってくるのと同じですね。

では、耳が赤いだけでなく
体が熱い感じがしたら？
それは心配になりますね。

次は体が熱く熱がある感じがする場合の
原因について解説します。

体が熱い可能性が高い！？

耳の赤みだけでなく、体が熱い場合、
外気の影響や、眠くなり
火照って「熱い」時とは別に、
本当に発熱している可能性があります。

でも、発熱して耳が赤くなり
グッタリしているのか、
眠くて耳が赤くなり寝ているのか、
判断が難しいですね。

ただ眠い場合は、起きればまた冷たい耳に、
色も元に戻っていますので、
様子を見て、いつまでも赤くて熱い場合は
動物病院の受診をおすすめします。

病気の可能性は？あるとしたらどんな症状？

耳が赤く熱くなり、体も何だか熱い時、
どんな病気が考えられるでしょうか。

様々な病気の症状として
「発熱」がありますので、
熱が出たからこの病気、とは言えません。
病気の場合は早期発見早期治療が肝心です。
熱があるなと感じたら
早めに動物病院を受診しましょう。

また、暑い夏には
熱中症の可能性もあります。
暑い環境に長時間いて
このような症状が出た場合は
熱中症の可能性も考え、水分を与え、
涼しい場所に移動させましょう。

体が熱いわけではない、眠くもないのに
耳が赤い場合、
皮膚炎やアレルギー、外耳炎による炎症が
起きている可能性もあります。
痒がったり耳を気にする様子があれば、
早めに動物病院で治療しましょう。

猫の耳が赤い時の対処法とは！？

猫の耳が赤い時、熱い時の対処法として、
他に劇的な症状が見られない場合は
生理現象かどうかを見極めるために
様子を見てみましょう。
一度寝たり、落ち着いた時に
耳が冷たくなっていれば
問題がないことがほとんどです。

いつまでも耳が赤い時は、
炎症がないかを確認します。

体が熱そうな時は
動物病院に連れて行くのが確実ですが、
もう少し様子を見てみる場合は
自宅で検温すると、
熱があるかどうかがはっきりします。
猫の平熱は38度前後。
39度以上は熱があります
（夏場は外気による影響かもしれません）。
熱が出たかもしれない、
でも分からないと慌てないためにも
猫用の体温計を用意しておいてもいいですね。

また、熱が上がると脈拍も早くなります。
猫の後ろ足の付け根にある動脈に手を当て、
測ってみましょう。
1分間で約130～160回が正常な脈拍数です。
1分間の計測が難しい場合、
10秒×6、15秒×4でも計測出来ます。

呼吸も早くなるので、
ハァハァと浅く早い呼吸をしていないか
注意深く観察してあげてください。

まとめ

猫の耳が熱い時、初めはどうしたの！？と
心配しましたが、慣れてくると
「眠いのね～」と微笑ましく
思うようになりました。

ですが本当に熱があった場合は
早めの対処が必要ですね。
また、特に暑い夏は人間と同じように
熱中症に気を付けてあげようと思います。